戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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シンフォギア第1話後半から第2話にかけて書きます!
お気に入りしてくださっている皆様閲覧してくださっている皆様。ありがとうございます!それでは行きます!



1章 回り出す歯車

side響

響 「はっはっCD、特典はっはっCD、特典、、、、、、、、、、え?」

 

響は今日発売の風鳴翼の新曲のCDを買いに来ていた。しかし目の前に広がった光景は炭化した何か、崩れ去る街。

 

響 「ノイズ?」

 

そうそれは自然災害とされているノイズの仕業だった。2年前に自分を襲ったものがノイズ。ツヴァイウィングが戦い、そして仮面ライダーが現れた最初の現場。あの時から響の人生は変わった。自分を救ってくれた人達のようになりたいと。そんなこと思い出していた。そんな時

 

? 「いやぁぁ!!」

 

響は声の方へと駆け出した。

 

 

side翼

ノイズが現れたと連絡が入り翼は特殊災害機動二課の司令室へ急いだ。司令室に入り

 

翼 「状況を教えてください」

 

オペレーター「現在位置の特定を最優先にしています」

 

翼 「くっ」

翼は一刻も早く戦場(いくさば)へ向かいたかった。しかしまだ位置の特定が出来ていなかった。すると

 

奏 「焦ったって見つけだす速さは変わんないぞ?」

 

翼 「奏、、、、、」

 

2年前の戦いで人生が変わったのは響だけではなかった。天羽奏もビルドに救われ人生が変わった。体からLiNKERの成分が抜け今までよりも精力的に歌の活動が出来るようになっていた。あの時ビルドがいなければ、そう思うとこの場の全ての人間が今のようにいられなかったと誰もが思っていた。

 

奏 「だから大人しくしてな?」

 

翼 「でも、、、、、」

 

奏 「あたしが戦えなくなってから翼に負担をかけちまってる。だけど待つことも戦いだぞ?」

 

翼 「、、、、、、、、、、うん、わかった」

 

 

 

side響

響は裏路地を駆けていた。先程の悲鳴を上げていた少女の手を握り走っていたがノイズに回り込まれてしまった。あの日あの人に助けられた人のようにはなれないのか?そんなことを思っていた

 

少女「私、死んじゃうの?」

 

響が答えを言おうとするとノイズかが押し寄せてきた。響は

 

響 「(私に出来る事、出来る事が必ずあるはず!)生きることを諦めないで!!」

 

あの人達のように、強く、この子を守り抜く為に、そう自分に言い聞かせると頭の中に流れる歌があった。それを響は歌った。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

歌を歌うと響の胸が光出す。

 

 

side翼

 

オペレーター「反応絞り込めました!!位置特定!!」

 

オペレーター「ノイズと異なる反応確認!!」

 

了子 「この反応って、、、、、、、、、、!!」

 

弦十郎「ガングニールだと!?」

 

そう、その反応は奏が失った力聖遺物ガングニールの反応を示していた。

 

翼 「っ!?」

 

奏 「まじかよ、、、、、」

 

弦十郎「新たな適合者だと?」

 

 

 

 

side響

 

響は困惑していた。歌を歌うと何かの機械のようなものに身を包まれていた。だが1つ明確なことがあった。この子を守らなければならないと。

少女を抱えながらビルから飛び降りた。その跳躍に戸惑いながらもノイズを躱していく。が巨大ノイズの攻撃をよけ着地するとそれを待っていかたと小型のノイズが響と少女を貫こうとする。だが、

 

ラビット!!

タンク!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

 

? 「変身」

 

鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!

 

ノイズの攻撃は響達を貫くことは無かった。響とノイズ間に入り込んだものがあった。

 

? 「おいあんた、その子を連れてさっさと逃げろ」

 

そこに居たのは2年前にじぶんを助けてくれた人の1人仮面ライダーが立っていた。

 

 

 

sideシン

 

シンがいたのはたまたまだった。高校2年生になったシンはふてくされていた。それもそうだ、2年生になって1週間ほどたった頃理事長命令でリディアン音楽院へと転入することになった。女子校でしかもシンは音楽に大した興味もない。だがリディアンに特待生として転入が決まってしまった。それを不服に思ったシンは理事長に直談判しに行くも理事長は不在。

その後シンは学校を抜けだし街をふらついていた。だがノイズが現れ人々を炭へと変えていく。ノイズを追いかけていくと、少女が子供を庇いながら逃げ回っていた。しかし後ろからノイズが少女達を攻撃しようとする。シンはその間に入りフルボトルをドライバーセットしスナップライドビルダーを作り出す。スナップライドビルダーはかなりの硬さを誇り、ノイズの攻撃程度ではビクともしない。そして

 

ラビット!!

タンク!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

 

シン「変身」

 

鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!

 

シンは仮面ライダービルドへと変身した。

 

シン「おいあんた、その子を連れてさっさと逃げろ」

 

そういいシンはノイズへ攻撃を開始する。しかし数が多い、するとシンは腰のボトルホルダーから2つのボトルを取り出しセットしていたラビットとタンクのボトルを抜き

 

ゴリラ!!

掃除機!!

Are you ready?

シン「ビルドアップ」

 

再びスナップライドビルダーが出現しビルドを挟む。スナップライドビルダーが開くとビルドの形態が変化ていた。右手はゴリラのような大きな腕になっており左腕は掃除機のようなものが着いていた。

右手で敵をなぎらはいながら掃除機で敵を引き寄せる。戦いを進めていくと横をバイクが通り過ぎた。

バイクに乗っていたのは風鳴翼だった。バイクから飛び降り

 

翼 「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

聖詠を歌い天羽々斬を纏う。大型ノイズを切り裂きシンに近づく。

 

翼 「2年ぶりだな、ビルド」

 

シン「そうだっけ?まぁ俺はどうでもいいけど」

 

翼 「この2年間貴様を追い続けていた、礼を言うのと貴様の身柄の確保をする為にな」

 

シン「今それやることかよ?とりあえずノイズ倒してからだ、ろっと!!ふうっ、つかあの奏者あんたの仲間じゃないのかよ?」

 

翼 「違う、だがあいつも確保する」

 

戦闘が終了するまで3分とかからなかった。

 

 

side響

 

戦闘が終了した。少女は母親が見つかり一件落着となった。が、響の方は一件落着していなかった。

 

翼 「あなたの身柄を拘束させていただきます。」

 

響 「えぇえ!?」

 

緒川「申し訳ありません」

 

響はいつの間にか手錠をかけられいた。そしてシンにも拘束をしようとする。

 

翼 「貴様も拘束させてもらう」

 

シン「俺が大人しく行くと思ってるのか?」

 

翼 「力ずくでも連れていく」

 

シン「俺に勝てるとでも?」

 

緒川「ご同行願えませんでしょうか?」

 

シン「行くメリットは?」

 

緒川「ありませんがあなたがこのまま彼女をほっておくとも思えません」

 

シン「、、、、はぁ、わかっただけど拘束はなしだ、それが条件だ」

緒川「承知しました」

 

そう緒川が承諾するとシンはボトルを抜き変身を解く、そこには自分とそんなに違わない黒髪の赤き瞳を持つ少年が立っていた。

そして響を乗せた車が走り出す。ちなみにシンは自分のバイクで車を追いかけた。

 

 

 

 

sideシン 響

はっきりいってシンが翼達について行くメリットはない。がこの少女をよく見ると2年前の傷を負った少女だと気づく。シンはほっておく気分になれず翼達について行く。するとついた場所は私立リディアン音楽院だった。校舎に入り、エレベーターに乗ると地下に向かった。

 

響 「あのえっと、あはは、、、、、、、」

 

翼 「愛想は無用よ、この先は微笑みなどは不要だから」

 

が、

弦十郎「ようこそ!人類最後の砦、特殊災害機動二課へ!!」

 

どんどんぱふぱふ〜

 

シンはなんだこりゃと思った。しかも ようこそ!立花響くん!!と書いた垂れ幕まで用意されていた。

 

了子「はーい笑って笑って!お近づきの印にツーショット♪」

 

響 「い、嫌です!きっと悲しい思い出になってしまいます!!手錠もされたままだし、、、、、それになんで初対面の私の名前を知ってるんです?」

 

弦十郎「改めてまして俺は風鳴弦十郎、ここの責任者だ、それと君の名前の事はな、俺達は大戦当初に設立された特務機関が元でな、調べ物ならお手の物さ」

 

と言いながらも近くにいた了子が響のバックを持っており

 

響 「私のバック!何が調べものならお手の物ですか!私のバックの中勝手に見て!!」

 

翼 「はぁ、緒川さんお願いします」

 

翼がそう言うと緒川が手錠を外す。

 

了子「そして私がここの研究者の櫻井了子よ♪」

 

響 「よろしくお願いします」

 

弦十郎「君をここに呼んだのは他でもない。協力を要請したいことがあるからだ」

 

響 「協力って、、、、あっ!あれはいったいなんだったんですか?」

すると了子が

 

了子「その質問に答えるためには2つばかりお願いがあるの、1つ目は今日のことは誰にも内緒♪そしてもう1つは、、、、、、とりあえず脱いで♪」

 

響 「なんでぇぇぇ!!」

 

ちなみに了子が脱げと言ったのは検査するという意味だった。

 

 

sideシン

響が検査に行っている間に弦十郎がシンへ声をかける

 

弦十郎「初めましてだな!仮面ライダービルド!!いや野上真くんと言った方がいいかな?」

 

シン「好きにすればいい」

 

すると弦十郎は笑顔で

 

弦十郎「そうか!!ならシンくん!」

シン「なんだよ?」

 

弦十郎「まず礼を言いたい!!2年前奏を救ってくれてありがとう」

 

シンはその行動に驚愕した。弦十郎だけでなくここにいる人全員がシンに頭を下げた。それだけここにいる人達にとって奏の存在は大きかったのだろう。

 

シン「別にお礼言われるようなことしてないし、俺が助けたいと思ったから助けただけだし」

 

しかし弦十郎は

 

弦十郎「それでも礼を言わせてくれ」

 

シン「はぁ、わかりました」

 

弦十郎「それでは君にも頼みたい事がある!!」

 

シン「協力はしないですよ、こっちにメリットがない」

弦十郎「しかしなぁ」

 

シン「俺は1人で戦える」

 

弦十郎「だが限界はあるだろう?」

 

シン「足手まといだ」

 

弦十郎「問題ない!我々は戦いに関わらないようにしているし、戦う力を持っているのは今のところ翼だけだ」

 

シン「そいつになんかあったらどうするんだよ」

 

弦十郎「君が守ってくれるんだろ?」

 

シンはこの男食えないやつだ、と直感した。

 

シン「はぁ、、、、、、考えておきます」

 

弦十郎「そうか!!その言葉が聞けて良かった!!さぁ君の歓迎会も兼ねているんだ!!遠慮せずにどんどん食べてくれ!!」

 

 

シン「いや帰らせて下さいよ」

 

? 「そいつははえーんじゃねぇの?」

 

弦十郎「ん?おおきたか!奏!!翼!!」

 

奏 「旦那〜楽しそうなことしてんなら早く呼べよな〜」

 

弦十郎「すまんな!そう思って翼を迎えに行かせたんだ!」

 

奏「そういうことかー!ん?もしかしてお前が、、、、、、、」

 

弦十郎「そう!君を救ってくれたのは彼だ!紹介しよう!彼女は」

シン「天羽奏だろ?」

 

弦十郎「しってたか」

 

シン「テレビでよく見る」

 

奏 「こいつ昔の翼みたいなやつだなぁ!」

翼 「えっ!?」

 

奏 「昔のお前はこんなだったよ」

 

翼が膝をつく。自分がこんなだったのか、と小声で嘆いている。

 

奏 「改めてあたしが天羽奏だ!!いやぁお前に助けられてから体絶好調だ!!」

 

シン「あっそ、で?そんな戦う力がないやつが俺になんの用?」

 

そのトゲのある言い方に翼は何かを言おうとするが奏に止められ

 

奏 「なに、お礼を言っとこうと思ってな!あんたのおかげで翼と歌ってられる!ありがとな!」

 

シンはこんな言い方しかできない自分が嫌になったがこいつは気にせず礼を言う。

 

奏 「確かにガングニールが使えなくなって戦えないけどそれ以上に大切なものがある、そんくらいあたしでもわかるさ、それにガングニールはあいつを選んだみたいだしな」

 

 

 

 

side響

一通りの検査を終え響は寮へ戻る。すると同室の小日向未来が迎えた。ノイズが出たと聞いて不安だったのだろう。しかし響は今日のことは他言無用と言われていたのと体力が限界なのが合わさって疲れていた。風呂に入り着替え布団に入る。未来とふとんは一緒だ。が未来には心配かけないようにと何も無かったといい寝に入る。布団の中で響は考える。何のために力を託されたのかと。

 

 

 

 

side翼

正直いって響がガングニールを持っていることにいらだちを覚えた。が立花響が2年前の少女だと知り納得もいった。シャワーに入りながら考える。あの子をどうするのか、何のために戦わせるのか。彼女が何のために戦うのか。答えによっては翼は彼女を斬らねばならなくなる。そしてビルド、野上真の事だ。彼の素性は明らかにはなっていない。が、彼はネビュラガスを摂取した人間だ。ネビュラガスを摂取したものは奏がなった怪物、スマッシュになるとこの2年で調べがついた。が希にネビュラガスを摂取しても人でいられる者もいる、それが野上だ。どのようにどうしてなぜ摂取したのか、それ以外のことも聞きたい。だが今はそのときではないのだろう、今するべきことを成す。

 

 

 

sideシン

家に戻ると11時を回っていた。湊はもう就寝していた。がキラは起きていた。

 

シン「ただいまです」

 

キラ「おかえり」

 

シン「シンフォギア奏者と手を組むことになりそうです」

 

キラ「そうか」

 

シン「いいんですか?」

 

キラ「いいんじゃない?そろそろシン1人じゃきついでしょ?それに」

 

シン「それに?」

 

キラ「なんか嫌な予感がするし」

 

シン「おいやめろ」

 

キラの嫌な予感はよく当たる。

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 




やっとシンにビルドアップを言わせられました。長くなってしまい申し訳ありませんでした。楽しんでいただけると幸いです。

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