戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「前回までのお話は」
翼 「最後の錬金術師、サンジェルマンと戦う立花と暁」
調 「手を取り合って分かり合えると思ったけどそこで変態が現れておじゃんに」
セレナ「2人を消そうと攻撃するが暁さんの絶唱にかき消されてしまう」
クリス「変態を倒す為バカと錬金術師、シンが手を組む」
響 「ねぇねぇ!シンさんは名前なのになんで私はいつまでもバカ扱いなの!?」
クリス「バカはバカだからな」
響 「それだとあの人(アダム)と同列だよね!?」
クリス「さてな」
シン「まだまだ波乱万丈な第44章を」
一同「どうぞ!!」


第44章 ONE FOR ALL

side シン 響 サンジェルマン

BGM 負けない愛が拳にある

友里『救護班、切歌ちゃんの回収完了!』

シン「はぁぁあ!!」

地面を強く踏みアダムに向かって飛ぶシン、拳を振るいアダムとぶつかる

アダム「効かないよ、僕にはね!」

シン「だったら効くまで連発で入れてやる!!サンジェルマン!」

サンジェルマンの放つ蒼炎の龍がアダムを襲う

クリス『そうだ!神殺し!こっちにも対抗策があったはずだろ!』

弦十郎『緒川の指示で調査部が動いてる!だが新たな情報については…』

シン「無いものねだったってしょうがない!!」

サンジェルマン「神の力は人類の未来の為にあるべきだ!ただの一人が占有していい物ではない!」

サンジェルマンの弾丸はアダムの投げた帽子に弾かれる、帽子はその勢いのままサンジェルマンに向かっていく。だが響が弾き飛ばす

サンジェルマン「なぜ私を…」

響 「我儘だと親友は言ってくれました」

シン「響らしいな!」

ドリルクラッシャーを出しボトルを挿す

ゴリラ!!レディーゴー!!ボルテックブレイク!!

アダム「群れるなよ弱い者同士が!」

ボルテックブレイクを帽子で受け止める

シン「人間は弱いから、、、、、だから誰かと生きていくんだ!!1人で王様気取ってるお前には分からないだろうな!!」

響 「誰かの力に潰されそうになってたあの頃…支配に抗う人に助けられたから何かが変わったんです、そう考えたらサンジェルマンさんとは戦うのではなく話し合いたいと体が勝手に動いてました」

サンジェルマンは驚いた表情で響の背中を見る、その背中には少しだけシンの姿が見えた気がした

サンジェルマン「…立花響。お前が狙うはティキ。神の力へと至ろうとしてる人形だ!野上シン!局長をやるぞ!」

ティキ「ティキティキティキアンティキティラ…」

サンジェルマン「器を砕けば神の力は完成しない。この共闘は馴れ合いではない…私の我儘だ!」

響 「…我儘だったら仕方ありませんね!」

シン「まぁ、我儘を聞くのには慣れてる。なぁ響?」

響はニッと笑い

響 「誰かの為にサンジェルマンさんの力を貸してください!」

BGM 花咲く勇気

響が真正面からアダムに向かっていく、左右からシンとサンジェルマンが弾丸を放つ

アダム「思い上がったか?どうにかできると。3人でなら」

響を軽く避け蹴り飛ばす、だが続いて来たシンの拳は受け止める

シン「どうした!効かないんじゃないのかよ!」

アダム「静かにしたまえよ、うるさいんじゃないかな?」

シンとアダムは空に飛び拳をぶつけ合う

シン「(前より行ける!これなら!)」

ハザードフォームの制御時間が伸びていたシンは畳み掛ける、その隙にサンジェルマンの錬金術でアダムの足元を固定する

アダム「!」

シン「ぶちかませ!響!!」

響 「うぉぉお!!」

腕のジャッキーを伸ばしてアダムの腹部を殴る。大きく吹き飛ぶアダムに追い打ちをかけるように背後に周り蹴り飛ばす。3人の連携が噛み合っている事に驚愕するキラ達

クリス『鉄火場のど真ん中でやり合ってた相手の手を取るなんてどんな戦い方だ!』

翼 『それが存外ガツンとくることを知らぬ雪音ではあるまい』

クリス『だ…だからって簡単に倒せる相手じゃねぇぞ』

マリア『そうね。盤面は刻一刻と不利になってるわ』

弾丸を足場に変えティキまでの道を作るサンジェルマン、シンと響は足場を使って接近して行く。2人は拳をティキに振りかざす、だが

アダム「させはしない好きに!僕だけなんだよ触れていいのは!ティキのあちこちに!」

アダムに邪魔され足場から落ちてしまう

ティキ「メロリンズッキューン!」

サンジェルマン「ですが局長。御自慢の黄金錬成はどうしましたか?」

アダム「、、、、、」

シン「そうだ、俺ら程度に黄金錬成は使わないってことか?お優しいことで」

サンジェルマン「私達に手心を加える必要もないのになぜあのバカ火力を開帳しないのかしら?」

シンとサンジェルマンは気付いていた。黄金錬成は大した錬金術ではないがシン達ぐらい一瞬で消せる技であると、ならばなぜ使わないのか

サンジェルマン「天のレイラインからのエネルギーチャージは局長にとっても予定外だったはず。門の解放に消耗し黄金錬成させるだけの力がないのが見てとれるわ!」

シン「事前の準備を怠るからそうなる!」

響はブースターガントレットを構える、サンジェルマンの蒼龍とアダムの炎を纏った帽子がぶつかる、爆発が起きその中からシンと響がアダムに拳を向け飛ぶ

シン 響「だとしても!貫く!」

シンと響の拳を両手で受けながら地面を抉りながら後退させられるアダム、その隙にサンジェルマンがアダムを狙い撃つ

アダム「くっ!」

サンジェルマン「錬金術師を統べるパヴァリア光明結社の局長がまさか…」

響「人形!?」

シン「成程な」

アダム「人形だと、、、、、?」

アダムはシン達を睨みつけ

アダム「人形だとぉー!?」

空に吠える。腕にサンジェルマンの弾丸を受け本来ならば血を流すはず、だが腕からは血ではなく、配線がスパークしていた。そしてアダムが損傷した事に憤慨する者がいた

ティキ「許さない!アダムをよくも!痛くさせるなんてー!!」

ティキの内包する神の力が顕現しティキを禍々しい姿に変える

弦十郎『なん、、、、、だと?』

アダム「神力顕現。持ち帰るだけのつもりだったんだけどね今日の所は」

ティキ「ごめんなさい…あたち…アダムが酷いことされてたからつい…」

アダム「仕方ないよ。済んだことは。だけど折角だから…」

アダムはシンを指さし

アダム「知らしめようか!完成した神の力、ディバインウェポンの恐怖を!」

ティキ、いやディバインウェポンはシンに向け破壊の光を放つ

シン「っ!?」

咄嗟に飛びその光を躱す。光は爆発し一瞬で一体を廃墟に変えてしまう

調 『あれだけの破壊力…シンフォギアで受け止められるの!?』

シン「ここで止める、、、、、絶対に!」

シンはディバインウェポンに向け走り出す、響もシンの後を追い駆け出す

アダム「人でなし…サンジェルマンはそう呼び続けてたね何度も僕を。そうとも。人でなしさ僕は。何しろ人ですらないのだから」

サンジェルマン「アダム・ヴァイスハウプト…貴様は一体」

アダム「僕は作られた。彼らの代行者として、、、、、だけど廃棄されたのさ。試作体のまま。完全過ぎるという理不尽極まる理由を付けられて!有り得ない…完全が不完全に劣るなど…そんな歪みは正してやる…完全が不完全を統べることでね!!」

シン「そういう所が廃棄された理由だろ?」

ディバインウェポンの攻撃を避けながらシンが言葉を発する

アダム「何、、、、、?」

シン「そうやって完全だなんだって言って見下して、、、、、完全が不完全に劣る?当たり前だ!」

シンはドライバーのレバーを回す

レディーゴー!!!!ハザードフィニッシュ!!!!

シン「不完全には可能性がある!!でも完全には可能性はない!!そんなもんに未来なんかあるもんか!!!」

強化剤を足に集中させ地面を蹴る、ディバインウェポンがシンに破壊の光を放とうと収束させる。その前にシンの蹴りと響の拳が顔面を弾きあさっての方向に光を放たせ被害を無くす。放たれた光は宇宙に向け放出され衛生を一瞬で塵に変える。響は力を使い好きで地面に倒れる、シンも片膝を付き荒れた呼吸を整える

サンジェルマン「こんな力の為にカリオストロは…プレラーティは!」

友里『周辺防犯カメラからの映像途絶…』

藤尭『シエルジェ自治領から通達…放たれた指向性エネルギー弾は米国保有の軍事衛星に命中、蒸発させたと…』

弦十郎『後回しにしろ!今は、、、、、』

訃堂『どうなっている』

本部のモニターが切り替わり風鳴訃堂が映る

訃堂『どうなっていると聞いておる!』

弦十郎『はっ…目下確認中であり…』

シン「この声、、、、、あの時の」

訃堂『儚き者が!此度の争乱は既に各国政府の知る所。ならば次の動きは自明であろう、共同作戦や治安維持などと題目を掲げ国連の旗を振りながら武力介入が行われることが何故わからん!』

弦十郎『ですがきっと打つ手はまだあります!そのための我々であり…』

シン「うるっさい黙れ!!!クソジジイ!!!」

シンの声が本部のスピーカーから響き渡る

シン「今それをどうにかしようとしてんだろ!!!みてもないくせにあーだこーだ指図すんな!!!クソレイプ魔!!!」

訃堂『この、、、、、クソガキが!!!』

本部の、しかもモニター越しの口喧嘩に困惑する一同、現場にいる響とサンジェルマンも動揺する

アダム「ごちゃごちゃと、何を!」

シン「うっさい!!アンタ達は後!!」

シンは指を指して制止する、そして何故か動きを止めてしまうアダムとディバインウェポン

シン「はん!そんなガキにアンタ何キレてんです?隠居人は隠居人らしく影で生きてろ!!!キラさん!!その通信切って!!」

キラ『は、はい!』

シンの気迫でキラが通信を切る

クリス『今の通信って…』

翼 『この戦いに風鳴宗家が動くという事だ』

シン「そんなことになる前に俺達が倒せばいいだけの話だ!!待たせたな!!かかってこいよ!」

藤尭『モニター出ます!』

クリス『あの馬鹿!地面が好きすぎるだろ!』

ティキ「ア…アダム…ティキ頑張った…?褒めて、、、、、」

アダム「いい子だね。ティキはやっぱり」

ティキ「だったらハグしてよ…抱きしめてくれないと伝わらないよ…」

アダム「やまやまだよ。そうしたいのは。だけどできないんだ。手に余るそのサイズではね」

ティキ「いけずぅ…そこもまた好きなんだけどね」

サンジェルマンが弾丸をディバインウェポンに放つ、弾丸は体を貫通するが直ぐに復元されてしまう

調 『さっきのはヨナルデパストーリと同じ…』

マリア『なかったことにされるダメージ!』

翼 『圧倒的な攻撃と絶対的な防御…』

クリス『反動汚染の除去が間に合ったとしてどう立ち回ればいいんだよ…!』

シン「暴走してでも倒す!!それだけだ!!」

ハザードトリガーにてを伸ばすシン

弦十郎『やめろ!シン君!!』

ボタンを押そうとするシンの腕をサンジェルマンが止める

サンジェルマン「今暴走したら私だけで止めるのは至難の業、取っておきなさい」

シン「っ!だけど!」

アダム「不完全な人類は支配されてこそ完全な群体へと完成する。人を超越した僕によって!」

サンジェルマン「余迷うなよ人形…」

アダム「錬金術師失格だな君は。支配を受け入れたまえ。完全を希求するならば!」

サンジェルマン「支配からの解放…その全てを利用され無駄に消えてしまった。思想も理想も生贄と捧げた数多の命までも!」

アダム「最早ディバインウェポンを振るうまでもないねこの幕引きには。手ずから僕が始末しよう。君だけは入念に」

アダムは倒れた響に向く

シン「させるか!!」

シン響の元に向かおうとした瞬間頭に強烈な痛みが走る

シン「ぐっ!?がっ!ぐぅぅ!!」

アダム「残念だったね、時間切れだ」

シン「ぐうぁぁあ、、、、!!あき、らめるもん、かぁぁ!!」

シンは痛みを無理やり無視して響の元に走り出す

翼 『無為に天命を待つばかりか!』

?『諦めるな!あの子ならきっとそう言うのではありませんか?』

本部に謎の通信が入る

友里『発信源…不明。暗号化され身元も特定できません…ですがこれは』

藤尭『解析されたバルベルデ・ドキュメント!』

キラ『!見せてください!』

キラが藤尭と席を交代する

キラ『本物だ、、、、、!』

?『我々が持ち得る限りの資料です。ここにある神殺しの記述こそが切り札となり得ます』

クリス『神殺し!?なんでまた…』

緒川『調査部で神殺しに関する情報を追いかけていた所彼らと接触、協力を取り付けることができました』

モニターに次々と画像が映し出される

弦十郎『これは…』

緒川『かつて神の子の死を確かめるために振るわれたとされる槍、遥か昔より伝わるこの槍には凄まじき力こそ秘められてたものの本来神殺しの力は備わってなかったと資料には記されています』

友里『それなのにどうして…』

緒川『二千年以上に渡り神の死に関する逸話が本質を歪め変質させた結果であると』

翼 『まさか哲学兵装…?先のアレキサンドリア号事件でも中心にあったという…』

緒川『前大戦時にドイツが探し求めたこの槍こそ…』

弦十郎『ガングニール、だどぉ!?』

藤尭『ですがあの時ヨナルデパストーリを倒したのはシンですよ!?』

キラ『、、、、、そうか!ビルドにはビルドギアの元となる者のフォニックゲインを吸収する機能がある!シンは無意識にそれを起動させて吸収して擬似的な神殺しを使っていたんだ!!』

響 「そう…なんですね。まだなんとかできる手立てがあって…それが私の纏うガングニールだとしたら…」

BGM UNLMIMTED BEAT

アダム「気取られたか」

響 「もうひと踏ん張り…やってやれないことはない!」

響は立ち上がり空に吠える

アダム「ティキ!」

ティキに響を攻撃させる、響は避けようとするがその前にシンが響を抱え攻撃を躱して行く

サンジェルマン「成程…得心がいったわ!あの無理筋な黄金錬成はシンフォギアに向けた一撃ではなく局長にとって不都合な真実を葬り去るためだったのね!」

アダムは破損した腕を引き千切り文字通り手刀にする

サンジェルマン「馬鹿な!?」

アダム「潰えて消えろ!理想を夢想したままで!」

サンジェルマン「そのまま行け!野上シン!立花響!」

シンは響を下ろしディバインウェポンに一直線に向かっていく

サンジェルマン「私は進む!前に前に!ここで怯めば取り戻せないものに後ずさる!屈するわけにはぁー!!」

アダムの蹴りを避け弾丸を放つ、アダムに直撃するがダメージはあまりない

アダム「寄せ付けるなー!!カトンボをー!!」

ディバインウェポンは響を寄せ付けないように拳を振るう、響もそれに合わせブースターガントレットで正面から受ける、響の拳がディバインウェポンよ拳を壊す。ディバインウェポンは復元しようとする、が

友里『ディバインウェポン復元されず!』

シン「はぁぁ!!」

シンが顎を蹴りあげ巨大な体を浮かせ腹部にドロップキックを見舞う。そんな中本部では切歌が意識を取り戻していた

調 『きりちゃん!』

? 『バルベルデから最後に飛び立った輸送機、その積み荷の中に大戦時の記録が残されてたんです』

切歌『あの時の無茶は…無駄ではなかったのデスね』

弦十郎『教えてほしい。君の国が手に入れた機密情報をなぜ我々に…』

?『歌が…聞こえたって』

弦十郎『歌?』

? 「先輩が教えてくれたんです。あの時燃え尽きそうな空に歌が聞こえたって、、、、、諦めない心を奮い立たせられたって、そんなの…私も聞いてみたくなるじゃないですか!』

響はディバインウェポンに再度攻撃を仕掛けようとするが疲労で上手く体が動かずディバインウェポンに吹き飛ばされてしまう

シン「響!!」

アダム「終わりだ、これで」

サンジェルマン「立花響!!」

空中に舞う響、だがシンは響にまだ闘志があると信じ響に向かって飛び上がりドライバーのレバーを回す

レディーゴー!!!!ハザードフィッシュ!!!!

響は回転し膝を曲げる、シンの蹴りに乗る。シンは響を乗せ足を振り抜く

シン「行け!!響ぃぃぃぃ!!!」

流星の如く一直線に飛んでいく響

アダム「神殺し止まれー!!」

響 「八方極遠達するはこの拳…!いかなる門も破砕は容易い!!」

ガントレットを回転させドリルの様にし前に突き出す

アダム「!ハグだよティキ!さぁ飛び込んでおいで!神の力を手放して!」

アダムの言葉に反応しコア部分のティキがディバインウェポンを切り離し飛び出す

ティキ「アダム大好きー!」

ティキを粉砕しディバインウェポンを貫く響

調 『ここ一番でやっぱり…』

切歌『バッチリ決めてくれるのデス!』

響 「はぁ、はぁ」

ディバインウェポンを止めた響は片膝をつく

ティキ「アダム好き大好き…だから抱きしめて。離さないで。ドキドキしたいの!」

上半身だけになったティキはアダムに擦り寄っていく

アダム「恋愛脳め…いちいちが癇に障る。だが間に合ったよ。間一髪」

ティキから離れた神の力が光の粒子になって行く。アダムはティキを蹴り飛ばす

アダム「人形を…神の力を付与させるための」

ティキ「なんでまた~!」

アダム「断然役に立つ…こっちの方が!付与させる!この腕に!」

アダムは千切った腕を高らかに掲げ

アダム「その時こそ僕は至る!アダム・ヴァイスハウプトを経たアダム・カドモン!新世界の雛型へと!」

だが神の力がアダムの腕に宿ることは無かった

アダム「どういうことだ…?」

光は響を包み込む

響 「何…これ…どうしたの?」

シン「なんで、、、、、?」

響 「ぐっ!?うぁぁぁぁあ!!!!」

神の力が響に全て集まると体の中から光が溢れかえる、するとまるで巨大な繭のようになり姿を変える

アダム「宿せないはず…穢れなき魂でなければ神の力を!」

サンジェルマン「生まれながらに原罪を背負った人類に宿ることなど…」

アダム「台無しだ…僕の千年計画が…それでも神の力をこの手に!」

アダムは錬金術で姿を消す

シン「ぐっ!、、、、、ひび、き!」

シンは痛みに耐えながら響の元へと進んでいく

サンジェルマン「野上シン!」

シンをサンジェルマンが止める

シン「はな、して、くれ!」

サンジェルマン「っ!?(こんな体で、、、、、?)」

サンジェルマンは既に体に力が入っていないシンに驚愕する。それでも響の元へと行こうとする

サンジェルマン「ダメだ!」

シン「あそこ、に、、、、、ひび、きがいるん、だろ、、、、、?ならはや、く、、、、、ぐっ!たすけ、なきゃ」

サンジェルマン「そんな体でどうにか出来るはずがないだろう!」

シン「だとしても!たすける、んだ、、、、、!!」

サンジェルマン「、、、、、1度体制を整えよう」

サンジェルマンはビルドドライバーからボトルとハザードトリガーを引き抜く

サンジェルマン「あなた達の本部に案内してくれ」

すると黒服が現れる

サンジェルマン「抵抗するつもりも戦うつもりもないわ」

黒服がサンジェルマンを拘束しようとする

シン「待って、下さい、、、、、!拘束は!」

シンがサンジェルマンの前に出て守るように立つ

黒服「しかし!」

シン「もしもの時は俺が責任を持ちます、お願いします」

弦十郎『、、、、、彼女は拘束しなくていい、そのまま案内しろ』

 

 

 

 

sideシン キラ カナード 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ 未来 湊

八紘『立花響が神の力と称されるエネルギーに取り込まれてから48時間が超過、国連での協議は最終段階。間もなく日本への武力介入が決議される見込みだ』

モニターの八紘が辛そうに語る

八紘『そうなるとお前達S.O.N.G.は国連指示の下先陣を切らねばならないだろう、さらに状況が状況であるため事態の収拾に反応兵器の使用も考えられる』

弦十郎「反応兵器!?あの中には響君が!!」

八紘『無論そんな暴挙を許すつもりはない。だが世界規模の災害に発展しかねない異常状態に米国政府の鼻息は荒い』

弦十郎「消し飛ばされた軍事衛星が口実を与えてしまったのか!」

八紘『引き続き局面打開に尽力してほしい。それがこちらの交渉カードになり得るのだ』

そういい通信を切る

緒川「国連決議による武力介入…ほんの数週間バルベルデと同じ状況になってしまうなんて」

エルフナイン「あのサナギ状の物体の中に響さんの生体反応を確認しています、おそらくは神殺しの力が融合を食い止めていると思われますが…それもいつまでもつか…」

翼 「時間が稼げてるうちに対策を!」

弦十郎「ああ。そのための彼女達だ」

翼 「彼女…達?」

司令室の扉が開く、すると

未来「響があの中にいるんですね?」

湊 「どうにかならないんですか?」

クリスが2人を連れて入ってくる

未来「どうやったら響を助けられるんですか?」

エルフナイン「これを使います」

エルフナインはLiNKERの容器を取り出す、だが中の色が違う

エルフナイン「LiNKERとアンチLiNKERは表裏一体。LiNKERを完成させた今アンチLiNKERも精製可能です」

マリア「適合係数を引き下げるアンチLiNKERを使ってどうやって?」

エルフナイン「ヨナルデパストーリとディバインウェポン、どちらも依代にエネルギーを纏って固着させたもの…まるでシンフォギアと同じメカニズムだと思いませんか?」

一同「!」

シン「つまりメカニズムが一緒ならシンフォギアを解除させるアンチLiNKERなら響を無理やり吐き出させられるって事だろ?」

全員が振り向くと頭と腕を包帯でぐるぐる巻にされたシンが入ってくる

キラ「シン!」

カナード「もういいのか」

シン「バリンバリンの全開だ、だけど撃ち込むにはそれなりの量を継続して流し込まなきゃ行けない、だろ?」

エルフナイン「はい。そのために」

奏 「コンバータユニット!それでは!」

エルフナイン「反動汚染の除去完了。いつでも作戦に投入可能です!」

シン「未来、ごめん」

未来「え?」

シン「俺がいたのに響を助けられなかった」

未来「師匠、、、、、皆で助けましょう」

湊 「そうです、なんでも1人で背負おうとしないでください」

シン「未来、湊、、、、、」

未来「あの…私達にもできることがあれば…」

弦十郎「2人はこの作戦のエースインザホール、切り札だ!」

シン「そういう事、それにエースとジョーカーが揃ってんだ。負けないさ」

湊 「ジョーカー、って!」

シン「俺だ、初っ端からハザードで戦う」

 

 

 

 

sideシン キラ カナード 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ 未来 湊 サンジェルマン

客室に待機するサンジェルマン、だが周りの黒服が銃を突き付けている

シン「やめてくれって言ったじゃないですか!」

弦十郎「協力者に失礼だ。銃を下げろ!何かあったとしても俺が動きづらくなるだけだ」

サンジェルマン「情報は役に立ったのかしら?」

エルフナイン「賢者の石の技術なくしてこの短期間に汚染の除去はできませんでした。ありがとうございます!」

弦十郎「それで我々への協力についてだが…」

サンジェルマン「それでも手は取り合えない…」

シン「そんなこと!」

友里『司令!』

弦十郎「なんだ!」

友里「議会の決定が!」

弦十郎「繋げ!」

モニターに風鳴訃堂が映る

訃堂「護国災害派遣法を適用した」

カナード「護国災害派遣法、、、、、?」

翼 「まさか立花を第二種特異災害認定したのですか!?」

シン「っ!?ふざけんじゃねぇぞ!!!!」

訃堂「聖遺物起因の災害に対し無制限に火器を投入可能だ。対象を速やかに殺処分せよ!」

シン「ふざけんじゃねぇって言ってんだ!!!!」

弦十郎「ですが現在救助手段を講じており…」

訃堂「はかなきかな…国連介入を許すつもりか!その行使は反応兵器。国が燃えるぞ」

シン「国なんかより響だ!!」

未来「待ってください!響は特異災害なんかじゃありません!私の…友達です!」

翼 「国を守るのが風鳴ならば鬼子の私は友を!人を防人ます!」

訃堂「翼!その身に流れる血を知らんか!」

翼 「知る者か!私に流れているのは野上シンと言う少年の優しき心だけだ!!」

友里「指令!響ちゃんの周辺に攻撃部隊の展開を確認!」

訃堂「作戦開始は2時間後。我が選択した正義は覆さん」

シン「だったらそうなる前に響を俺達が取り戻す!!アンタなんかの思い通りになんかさせるかよ!!」

シンがモニターの画面を蹴り割る

サンジェルマン「あれもまた支配を強いる者…」

シン「、、、、、時間が無い!エルフナイン!アンチLiNKERを、、、、、ぐっ!?がはっ!?」

シンは胸を抑え蹲る

湊 「兄さん!?」

全身からハザードの後遺症として強化剤が吹き出す

シン「がぁぁぁぁ!!!!????」

翼 「なんだ、これは!?」

クリス「これじゃまるでハザードの時の!!」

サンジェルマン「やはり、、、、、!」

シンの体を覆う強化剤は悪魔の翼のようにシンの背中から生えているように見える

シン「ぐぁぁぁあ!!!!」

湊 「兄さん!兄さん!!」

湊がシンの手を取ろうとするが

シン「触る、、、、、な!!!」

湊 「え!?」

シン「いま、は、、、、、ダメ、だ!!!ぐぅぅ!!!」

湊 「でも!!」

シン「その、う、ちおさ、まる、、、、、から、、、、、!!」

サンジェルマン「、、、、、」

サンジェルマンはシンを後ろから抱き締める

シン「な、にを、、、、、?」

サンジェルマン「生命エネルギーで少し和らげるはずよ」

シン「やめ、ろ、、、、、!これは、おれ、、、、、が、せお、わなきゃいけない、、、、、もん、なんだ!」

サンジェルマン「その罪を背負うなら尚のこと受けておきなさい!生きなさい!!」

サンジェルマンから光が溢れシンを包み込む

シン「ぐぅぅ!!!」

湊 「、、、、、兄さん!」

湊はシンの手を握る

シン「みな、と、、、?」

湊 「大丈夫です!兄さんなら絶対!」

湊のバングルが輝き出す。サンジェルマンの生命エネルギーとバングルの力が反応し合い少しずつ収まり始める、だがそれでも強大な痛みがシンを襲っている

クリス「っ!シン!」

クリスも湊と反対の手を握る

シン「ク、リス、、」

クリス「もう沢山だ!お前が痛そうな顔してるところ見るのなんて!!」

クリスの言葉が翼達にも突き刺さる、クリスだけでなく翼達もシンを囲み手を握る

シン「皆、、、、、」

翼 「一緒に立花を救いに行くぞ!」

奏 「お前がいなきゃ話になんねぇだろ!」

マリア「もう貴方1人に背負わせたりしない!!」

調 「響さんか待ってる!」

切歌「だから頑張るデス!」

セレナ「皆で立花さんの誕生日会をするんでしょう!」

未来「師匠!」

キラ「シン!」

カナード「お前はこんな所で終わらないだろ!!」

シン「ふぐぅ!!ううぉぉお!!!」

強化剤が体から全て出来り脱力するシン

マリア「止まった、、、、、?」

クリス「シン!」

シン「だい、、、、、じょぶ」

サンジェルマン「、、、、、何を失った?」

調 「失う?」

キラ「何の話ですか?」

サンジェルマン「貴方まさか仲間に自分の体の事を言っていないの?」

シン「、、、、、」

カナード「体の事だと?なんの事だ」

サンジェルマン「、、、、、汚染された聖杯、いやハザードトリガーを使用した代償として五感を失っていく、、、、、きっと今回もな」

シン「、、、、、見えてるし、聞こえてるし、触られてる感覚もある」

サンジェルマン「ならこれは何にみえる?」

サンジェルマンは缶の飲み物を取る

シン「なにって缶だろ?」

サンジェルマン「色は?」

シン「、、、、、」

サンジェルマン「どうした?」

シン「、、、、、白と黒」

セレナ「え、、、、、?これ茶色ですよ?」

サンジェルマン「、、、、、視覚の一部、、、、、色を見分ける機能が損なわれたのか」

キラ「な、、、、、なんでそんな大事な事を黙ってたんだ!!」

シン「、、、、、」

キラはシンの胸ぐらをつかみ持ち上げる

キラ「何とか言えよ!!」

奏 「おいキラ!!」

キラ「なんで、、、、、君ばっかり、、、、、」

キラの顔は辛そうに泣くのを堪えているようだった

シン「キラさん、、、、、」

キラ「何時もそうだ、、、、、辛い思いをするのは君ばっかり!!僕は何も出来ない!!してあげられない!!仲間なのに!!」

カナード「その辺にしておけ、キラ」

キラ「カナちゃん、、、、、」

カナード「シン、お前はこうなる事を知っていたんだな?」

シン「、、、、、うん」

カナード「なら俺は何も言わない、だが」

キラの手がシンを離すのを確認するとカナードはシンを殴り飛ばす

カナード「これは俺達に黙っていた事の分だ」

シン「、、、、、ごめん」

カナード「分かればいい、皆これで許してやってくれ。キラ、お前もだ」

キラ「、、、、、わかった、でも次はないからね!」

シン「はい」

弦十郎「シン君、もうハザードトリガーは、、、、、」

シン「、、、、、ギリギリまで使わないようにします、また皆に迷惑かけたくないし」

弦十郎「、、、、、ならばよし!!ではこれより響君の救助に向かうぞ!!」

シン「あのジジィの望んだようになんて絶対させない!!アダムも倒す!!エボルトも、ローグも!!」

 

 

 

 

 

to be continued

 




響を、大切な仲間を取り戻す為シン達は動き出す。果たして響を救えるのか?
次回 45章 ALL FOR ONE





響 翼「絶唱しないシンフォギア劇場〜」
響 「やりましたよ翼さん!私達にも出番です!」
翼 「まぁ落ち着け立花、ここは説明やだべる場と聞く」
響 「あ!そうでした!今回のお題ってなんですか?」
〜シンフォギアとは〜
かつて、特異災害対策機動部二課に所属していた技術主任、 櫻井了子が提唱した「櫻井理論」に基づき、 聖遺物の欠片から生み出されたFG式回天特機装束の名称。
認定特異災害ノイズに対抗しうる唯一の装備であるが、 その存在は、現行憲法に抵触しかねないため完全秘匿状態とされる。 しかし、フィーネが敢行したルナアタックを契機に 世界に向けて情報開示されるのであった。
身に纏う者の戦意に共振・共鳴し、 旋律を奏でる機構が内蔵されているのが最大の特徴。 その旋律に合わせて装者が歌唱することにより、 シンフォギアはバトルポテンシャルを相乗発揮していく。
シンフォギア・システムには、 総数301,655,722種類のロックが施されており、 装者の技量、そのバトルスタイルに応じて 系統的、段階的に限定解除される構造となっている。
纏う者の個人差に合わせることで、 身体への負荷を可能な限り低減させるのが目的であるが、 そのため、より強力に使いこなすためには、 装者自身の鍛錬と運用練度が不可欠という、扱いの難しさにも繋がっている。
なお、交戦中にダメージを受けるなど、 何らかのカタチで歌唱が中断されると、バトルポテンシャルは一時的に減衰する。 それは、今後の課題として挙げられるシンフォギアの弱点のひとつである

響 「ふぇぇ、、、、、難しいよ、、、、、」
翼 「我々が纏うシンフォギアは櫻井女史が作ったものをエルフナインの協力の元強化・改修された物だ。シンフォギアには決戦装備たるエクスドライブ、切札の絶唱とイグナイトがある」
響 「そういえばシンさん達もシンフォギアをもってるのに纏ってるところ見たことないですね?」
翼 「恐らく彼らのエクスカリバーやデュランダルは完全聖遺物、纏わなくとも強力だからだろう、後は作者のやる気だ」
響 「メタい!メタいですよ翼さん!」
〜絶唱とは〜
シンフォギア装者、最大最強の攻撃手段。
歌唱にて増幅したエネルギーを一気に放出し、 対象にクリティカルなダメージを与える反面、 そのバックファイアはシンフォギアを身に纏い、 強化された肉体であっても負荷を軽減しきれないほどに絶大という、 まさに諸刃の剣といえる奥の手。
バックファイアのダメージは、 適合係数の高さに伴って軽減されるのだが、 適合者として認定された翼やクリスであっても すべてのダメージを軽減することはできず、 使用にあたっては深刻な負荷をその身に負ってしまう。
現在、観測している中で もっともバックファイアを抑制している装者は立花響である。 聖遺物の欠片との適合を凌駕した「融合」により、 他の装者よりも生じる負荷を軽減させているのがその理由とされている。
絶唱は本来、 エネルギーの運用効率を高めるアームドギアを介して放たれる。 また、絶唱にはシンフォギアごとの特性があり、 それはアームドギアの延長に位置付けられるとされている。

響 「痛いんですよね、絶唱」
翼 「SC2Aを持ってしてもそのバックファイアは計り知れないな」
響 「もう1人で使おうとしないで下さいね?」
翼 「わかっているさ」
響 「あー!もうお開きの時間ですか!?」
翼 「仕方ないさ立花、それでは読んでくださりありがとうございました」
響 翼「バイバイシンフォギア〜」
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