戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
sideシン
シン「はぁ」
シンはため息をついた、ここはリディアン音楽院の正門この門を潜ればリディアンの生徒になってしまう、そう思うと足取りが重くなる。が
湊 「さっさと入ってください兄さん」
湊はジト目で見る。なぜ湊がここにいるかと言うとリディアン音楽院の1年生として入学したからだ。
シン「いや、俺男だし」
湊 「特待生なんでしょ?」
シン「答えになってないぞ!?」
湊 「さっさと入る」
シン「おい!?」
教師「あー今日から特待生として千葉の総武高校から来た野上君だ、分からないことがあると思うが皆仲良くするんだぞ?んじゃ野上自己紹介を」
シン「えっと、、、、、野上です。音楽のことは全然分かりません、よろしくお願いします」
何この空気、シンは教室の雰囲気に負けそうになっていた、が
女子生徒「きゃあああ!!」
黄色い声援がした。やれイケメンだの、かっこいいだの色んな声が上がる。
教師「お前ら静まれー、野上、お前の席は窓際の1番後ろの席だ」
シン「あ、はい」
教師「じゃあ授業始めるぞ〜」
side響 未来 湊
響 「ふぇんこふぇい?」
未来「響、口に食べ物入れて喋らない」
もぐもぐごっくん
響 「どこの教室なの?」
未来「1つ上の学年だって、何でも男の人が特待生として来たって噂だよ」
響 「どんな人かな〜」
? 「何を話しているんですか?」
響 「あ、湊ちゃん!」
未来「今日はお弁当じゃないの?」
湊 「兄さんが珍しく寝坊しましてお弁当は今日なしなんです」
響 「湊ちゃんのお弁当いつも美味しそうだもんね〜って言ってもまだ1週間しか経ってないけど」
湊 「で、なんのお話していたんですか?」
未来「転校生がきたって話しだよ」
湊 「ああ、それ私の兄さんですね」
響 未来「えぇえ!?」
湊 「噂をすれば来ましたよ」
湊が指を指す方向へ顔を向けると見慣れない格好の少年が歩いてきた。が周りを女子生徒がとりかこんでいる。彼は困っている様子だった、が響はそれ以上に驚いていた。それもそうだ、自分を助けてくれた人の1人が女子生徒相手にどうすればいいのか困っている。そして湊が見かねて
湊 「兄さん!こっち空いてますよ」
そう言うとこちらを見て女子生徒に謝りながらこっちへ来る。
シン「湊、助かった」
湊 「大変そうでしたね」
シン「大変だった、、、、、、、、、、」
未来「えっと、、、、、、」
湊 「ああ、ごめんなさい急に呼んでしまって」
未来「え?あ、ううん大丈夫、でこちらが」
湊 「はい私の兄さんです」
シン「湊の兄のシンだ、湊が世話になってる」
未来「いえ、湊にはすごく助けて貰っています、ね?響」
響 「うぇ!?う、うん!」
シン「そっか、兄妹共々迷惑かけるかもしれないけどよろしくな」
未来「はい、よろしくお願いします野上先輩」
シン「シンでいいよ、えっと」
未来「小日向未来です。でこっちが」
響 「た、立花響です!!」
シン「よろしくな、響、未来」
? 「話はまとまった?」
sideシン 響 翼 未来 湊
翼 「話はまとまった?」
響 「翼さん!?」
シン「何の用だ」
湊 「ちょっと!兄さん!」
翼 「気にしなくていい、それより立花と野上兄、少し時間はあるか?」
響 「はい!」
シン「俺はこのカツ丼食うから無い」
湊 「私が食べておきますから行ってきてくだい」
シン「えっ」
湊 「はやく」
シン「ら、ラジャー」
〜屋上〜
翼 「時間を割いてもらったのは他でもない、立花、貴女の覚悟を聞かせて欲しい」
響 「はい」
翼 「と、言うことは何かしらの覚悟はある、と見ていいのか?」
響 「はい」
翼 「聞かせてもらえる?」
響 「私はいろんな人に助けてもらいました、2年前のあの時、身を呈して守ってくれた、奏さん、翼さん、世界が私や私の家族を批難している中、シンさんはテレビの前で私と私の家族を守ってくれました。」
2年前確かにそんなことがあった。被害者の子供をバッシングする解説者、それをやめさせ世間に喧嘩を売った仮面ライダー、と当時はその程度しか考えていなかったがよく考えてみたら理不尽な事だ、ノイズが現れたのは我々のせいでもある、なのに世間は被害者やその家族に好き勝手言い放題、それを止めたのがシンだった。響から見れば、シン 奏 翼は命だけでなく世界から響とその家族を救ってくれた英雄なのだろう。
響 「私は奏さんにはなれません、でもだからこそ私はいろんな人を助けたい、たとえそれが偽善だとしても、誰かに貰った夢だとしても私は手を伸ばし続けたい!これが私の覚悟です!!」
翼は内心驚いていた。最初は「私が奏の代わりになる」などと言えば即刻斬り捨ててしまおうとも考えていた。が彼女には彼女なりの覚悟を持っていた。翼にはそれを否定することは出来ないしする気もない。だが
翼 「これからはノイズと戦うことになるぞ」
響 「はい!」
翼 「まだ貴女はギアをうまく使いこなせていない、それでも戦うのか?」
響 「戦います!ガングニールを使いこなせるように訓練もします!!」
? 「完敗だな?翼」
翼 「奏!?」
響 「嘘っ!?奏さん!?」
奏 「よっ!お前がガングニールの新しい適合者か!いやぁおっきくなったな!!」
響 「私のこと覚えてるんですか?」
奏 「覚えるに決まってるだろ〜?それに聞かせてもらったぜ?覚悟がしっかり決まってるところも気に入った!!!よし!今日からあたしの代わりに翼の背中守ってやってくれよ?」
響 「それは出来ません!」
奏 「へ?」
響 「私は背中を預かるんじゃなく隣に立って戦えるようになりたいんです!!それに、翼さんの背中は奏さんが守ってるじゃないですか」
奏 「!くっはは!!こいつは一本取られたね!ようし!!響!!お前はあたしが鍛えてやるよ!!」
翼 「奏!?いいの!?」
響 「いいんですか!?」
奏 「おう!形が変わってもガングニールはガングニールだ!あたしが1番よく知っているしな!!それにお前にもう1人訓練をつけてもらうよう言ってある」
響 「だ、誰ですか?」
奏 「それはその時までのお楽しみ♪んじゃああたしは仕事に戻るな?あ、午後から訓練だからな?忘れんなよ!!」
響 「は、はい!!よろしくお願いします!!」
翼 「隣に立って戦う、か」
響 「翼さん?」
翼 「立花、私の隣に立つのは大変だぞ?ついてこれるか?」
響 「気合いと根性は誰にも負けません!!必ず隣に立てるようになります!!」
翼 「ふっわかった、時間を取らせてしまったなすまない」
響 「いいえ!!翼さんとも奏さんともお話できて夢のようでした!!ありがとうございます!!では私はこの辺で失礼します!!」
扉を開け立ち去る響、それを見届けると
翼 「では野上、君の覚悟を聞かせて欲しい」
シン「覚悟も何も、俺が戦う理由は昔も今も変わらない、俺が守りたいと思ったものを守る、ただそれだけだ」
翼 「、、、、変わらないのね」
シン「変わる必要ないしな、用はそれだけか?それじゃ戻るぞ」
翼 「まって!!」
シン「ん?」
翼 「奏を助けてくれて、ありがとう」
シン「それは昨日弦十郎さんからも言われた」
翼 「それでもありがとう」
シン「ああ」
少女の夢は動き出した、その先にどれだけの苦悩が潜んでいようとも彼女は歩き続けるだろう
to be continued
はい さっくりと和解させてみました、絶唱した翼怖かったですね(ガクブル)次はシンフォギア3話4話あたりを翼さんからトゲトゲ無くした感じで行きたいと思います。ちゃんとシンも戦うよ!!次はラビットタンク以外のベストマッチが出る予定です!ちなみにシンの元いた学校の名前は俺ガイルのあそこです
ではてはじゃあの|・x・)ノシ