そして私は提督になった   作:篠崎零花

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こんなお話もありかなと思いました。

そのうち遊戯王も書けたら書きたいです。
でも、デュエル描写が…。


下から本編です。


1話目 事情持ちが提督になりました

…季節は春。本来なら私は着任する鎮守府とかに困ってるはずなんだけど―――養成学校での成績などのせいで、横須賀鎮守に学校を卒業するや否や着任するはめになった。

 

それにとある刀の常備も許可された。

うーん…妖精さんがいなきゃ手入れも出来ない刀なのに、いいのかなあ。それに抱えてる事情も事情なのに…。

まあ、でも彼女たちを私も守れるならいい…のかな?どうなんだろ…。

 

 

 

 

 

短い髪(黒色に限りなく近い茶髪らしい)を軽く整え、支給された提督用の服を着る。

ズボンにしてもらうよう言ったおかげで凄く動きやすいけど…うん、急にズボンにするもんじゃないね。

スカートに慣れすぎたなぁ。

 

 

 

 

着替えた後、横須賀鎮守府にある執務室に入ってとりあえず目の前にある机と椅子に座ってみた。

置いてあるのは通信機と…置いてあると言われた書類か。

ん?でも提督になるためにかかないといけない書類は養成学校でもうすでに書いたし…ってあぁ、そういえば艦娘についての書類があるって言われてたんだ。

 

軽く目を通しておくか。

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくしてこの部屋の扉が三回ノックされた。

もしかして配属してもらえるようお願いした子たちかな?

 

 

「開いてるから入って構わない」

 

そういって促すと少女たちが順番に入ってきた。

容姿からして暁、響、雷、電、榛名っぽいね。

ふむ、あってたようでなにより。

 

「暁型一番艦、暁よ。一人前のレディーとして扱ってよね」

 

「響だよ。司令官、宜しくね」

 

(いかずち)よ。かみなりじゃなくていかずちって読むのがポイントよ。宜しくねっ」

 

(いなづま)です。姉妹共々宜しくお願いするのです」

 

「高速戦艦、金剛型の榛名です。提督、宜しくお願いします」

 

と入って並ぶなりそう自己紹介してもらった。

うん、ごめんね。ちゃんと聞いてたんだけど、君たちが想像以上に可愛くて内心驚いてた。

いやぁー…提督になってよかったわ。

 

「ああ、私は浅岡音海(あさおかおとみ)。君たちとは多分長い付き合いになるだろうし、宜しく。あと私についてきた妖精さんも紹介しておく。妖精さんたち、出てきてくれ」

 

私がそういうと10人前後と少ないものの、ついてきてくれた子たちが出てきた。

もちろんあとで工廠にいるだろう妖精さんたちとも仲良くなってもらわないとな。

 

「へぇ…妖精さんたちと仲がいいのは羨ましいのです」

 

「そうか?まあ、あとで工廠に手土産持たして向かわせちゃうからいなくなるけど…まずはちょっと外に出ようか。準備してもらえるかい?」

 

 

私がそういうと5人がそれぞれ不思議そうにした。

海に出るわけではない、と付け加えると今度は首をかしげる子もいた。

 

本当は甘味処間宮に行くだけなんだけどね。

いやぁ、これはまだ黙っておこうかな。この感じからして面白いことになりそうだし。

 

さて、私も準備して行きますか。

妖精さんたちにも物を持たせて…と。

 

「妖精さんたちもここの妖精さんたちと仲良くできるといいな。私もあの子たちといいんだが……。え?私なら大丈夫だって?性格もあいまって?…それは褒めてるのか?」

妖精さんたちに言われたことに苦笑いを浮かべたらフォローされた。

うん。…頑張ってみよう。

 

「分かった分かった。ありがとな。自分なりに接してみる」

 

そういって私は妖精さんと別れ、外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出ると既に出ていた5人が待っていた。

あ、いけない。待たせたか?

 

「悪い。待ったか?」

 

私がそう声をかけると振り返ってくれた。

榛名は先にこっち見てたような気がするけど、置いておこう。

 

「いえ、待ってないのです。ところで司令官…その腰にあるものはなにですか?なんか凄く気になるのです」

 

あー…。そりゃ気になるよなぁ。

さっきまで座ってて見えなかったんだし。

 

「ああ、これか?…いつか教える。それまで我慢な」

そういって私は電の頭に手をのせた。

話してもいいんだけど、こればっかりは…ね。ごめんね?

一応作り笑みを浮かべておく。

 

「分かったのです。…でも、今度、そのいつかの時に話してほしいのです」

 

「はいよ、分かった。他の皆も悪いが同じく聞かれてもなにも答えられん。いつか、その話をする」

 

「…事情があるなら仕方ないね」

と響が答えてくれたおかげで他の皆も頷いてくれた。

いやぁ、理解力のある子で助かった。

 

「さて、目的地に行こうじゃないか。なに、多分君たちにとっていい場所だろうから気をはらずについてきてくれないか」

 

「もしかして場所は秘密なんですか?」

 

「ああ、そうだな。その方が分かったときの喜びが大きいだろうと思ってな」

といって私が笑うと榛名は不思議そうな顔をした。

本当は言いたくて言いたくてたまらないんだけどね。

我慢我慢。

 

 

 

 

 

 

しばらく5人を連れて歩いた先に見えたのは木の看板で『甘味処間宮』。

それを見たときの反応は各々違ったけど、見てて癒された。

うん、連れてきたかいがあったわ。

 

「こ、ここに連れてきたかったの?」

 

「あぁ…そうだよ。何回も出来たもんじゃないが、初めてのときぐらい、連れてってやりたくてな」

 

そういって私は目を細める。

暁たちからはどんな表情に見えるんだろうね。

 

「よかったわね、皆!」

 

「…хорошо(ハラショー)。確かにこういう場所も悪くなさそうだ」

 

「暁が一番喜んでる気がするのです…」

 

「司令官、これなら別に秘密にしなくたっていいじゃない。教えてくれたら楽しみにしたかもしれないのにー」

 

「確かにそうですね。ですが、もしかしたら着任記念だからとサプライズがしたかったのかもしれませんよ?」

 

「へぇー。まあ、分からなくもないわ!」

 

うん、各々に話すのはいいけどね?

電、それは言っちゃ駄目。本当だとしても優しさとして黙っててあげようね。

あと雷、榛名。そこまで考えてないんだ。ごめんよ。

 

 

 

その中に入った私たちは私を除いてパフェとかを食べた。

その美味しそうに食べる顔を見て頑張ることを改めて決意した。

…あ。そういや今度届くものがあるんだっけ。

忘れないようにしないとな…。

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