そして私は提督になった   作:篠崎零花

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あんまり話は進んでませんが、前回の続きです。

日常って感じよりギャグに感じてしまうのはきっと私だけなはず。

そんなギャグ風な本編は下からどうぞ。


※次回から電の「司令官」呼びが「司令官さん」になります。どうやら司令官さんと呼ぶことが多いみたいで…。すみません。今回まで間違えた方でいきます。


11話目 何故かもみくちゃにされたんだが

…んで、ああ言ったはいいものの…どこから話したものか。

なんとかこのまま、黙りこくって終わりとか………ないよな。

 

 

「そうだわ。司令官、あの刀はなによ。深海棲艦から放たれた弾を斬れるなんておかしいわよ!」

 

「で、でも司令官って魚雷とかは必死の形相で避けてたのです」

 

そりゃあなぁ。艦娘は大破にならない限り、ある程度は平気だろうが私は生身だ。

斬ったところで爆破して、その破片がこっちに飛んでくるからすんごい痛いし。

洒落にならないんだよ?あれ。

 

 

「私が人間であることと、大破した奴が必ずしも攻撃に当たらずにすむわけじゃないからな」

 

「そ、そうよね!私もなんとなくは分かってたのよ!」

 

うん、あまり下手に言うと姉としての威厳が余計に減るからな?

 

「でも、そうだとしてもおかしいわよ。ただの刀じゃないみたいだし…。も、もっと私に頼ってもよかったのよ?」

 

「そ、そうなんだが…」

 

「……なら、あの使っていた刀についての説明ぐらい、してもらえませんか?」

 

って気がついたら榛名がこっち向いてる。

よく見ると目がほんのり赤いが………言わないでおくか。

彼女らを心配させたのはなにを隠そう、他の誰でもない私なのだからな。

 

 

「秘密だ。……と言おうと思ったが、もはやそんな空気じゃないよな」

 

「平気な部分だけでいいので話してほしいのです。だって……私達だって役に立ちたいのです」

 

わ、私の腕を掴みながら言うでない。ついでに涙目もやめい。

結構(精神的に)来るもの…あるよ…?

 

「もし今から説明できるのならしてもたいたいんだけど…大丈夫かい?」

 

「いや、今じゃない方がいい。……その、なんだ。今度話すよ。その方が私も落ち着いて話せるからな」

 

それに他の皆も落ち着く頃だろうからな。…ついでに電のそういう顔をあんまり見たくないってのもある。

………だって、まるで私が傷つけてしまったようでむしろ心苦しいではないか!

 

 

―――いや、心配させた時点で手遅れか?

 

 

「分かりました」

「…約束、ですよ?」

「絶対、話してよね?」

「ま、いいわ。こんな場所じゃ落ち着いて話せないものね」

Да(ダー)

 

榛名、電、雷、暁、響の順。

え、暁の反応が大人っぽい…だと…?

背伸びでもしてるのか?…ま、そうだとしても今度褒めてやるか。

 

「あぁ、ちゃんと話すさ。でも、それは今度な」

 

「……でも提督?」

 

「ん?なんだ?」

 

「―――せめて、私達だけの時ぐらい普通に話してもらえませんか?」

 

「あ…いや…これはだな…」

 

癖になってしまったとか言えない…よな。

ハハハ、どうしたもんか。一応本来の口調で話せないこともないんだが…。

 

 

 

 

「看護師連れてきたぞー……ってお前ら、なにしてるんだ?」

 

「別に?なにもしてなんかいないぞ」

 

あれ、そんな目で見るようなことなんで私は一切してないぞ?

おっとぉ、看護師もその視線やめような?

なんか違う意味で虚しくなるわ。

 

 

「あー…と、お邪魔でしたか?」

 

「なんもしてないぞ?むしろ彼女たちに色々と言われてただけだぞ?―――っていうか看護師はお邪魔じゃないからね!?」

 

それに私が男だったとしてもなにもせんよ。

精々全身マッサージしてやるとかそのぐらいかな?……あ、艦娘にはいらないだろっていうのはなしな。

 

ただ…最後のを言ったとき、笑ったように見えたのはまさか………分かるか!

初対面で若干遊んでるとか分からないよー?

 

 

 

 

 

 

 

「それはさておき、浅岡さん。今のところ、なんともないですか?」

 

本題に戻るのははやいのな。

いや、困らんけどさ。

 

「まだちょいと痛むぐらいだが、こんぐらいへい「お前な、こん時ぐらい嘘つくのやめたらどうだ?」」

 

……いや、本当なんだけどな。

 

 

「あのな…本当に問題ないんだよ。痛いとかそんぐらいで。…まぁ、完治するまであんな無茶は出来ないだろうな」

 

「と、いうより普通は怪我をあんまりしないはずなんですけど…」

 

そ、そんな呆れたように言わないでくれ。

確かに本来、私とかのような提督は表に出ないよ。

本来は、ね。

 

「……それはさておき、体の方はもう動かせそうですか?数週間とは言え、ずっと横になっていたわけなので動かしにくくなってる恐れがあるので」

 

「あっ、ああ…どうなんだろうな。…案外気合いで歩けたりしてな」

 

「音海、それは難しいんじゃないか?」

「今まで寝ていた人がすぐに歩けるか…と言うのはちょっと…」

 

わあお。結構厳しい現実だな。

ま、まあ、どうにかなるだろ。

 

「ああ、それとこれから他にも担当医など呼んできますね。それまで皆さんでお話でもして待っていてもらえませんでしょうか」

 

「おし、色々と聞き出してやるからな。覚悟しろよ」

 

「私、全部は覚えてないんだが……ちょっ!?」

 

「…私ともお話してほしいのです」

 

そ、そんな上目使いで見るのは反則じゃないかな。

電だからこそ出来るんだろうが……相手がロリコンじゃなくてよかったな。―――いや、ロリコンだとしてもそれなりに怪我してたら下手に動かないだろうが。

 

さて、誰からどんな話が聞けるか楽しみだ。

看護師が出ていくのも見たし、連れてくるまでゆっくり話できるだろ。

あの、刀に関する話を除いて、だけどな。

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