そして私は提督になった   作:篠崎零花

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まさかこういうのも読まれるとは思いませんでした。

…むしろ嬉しいです本当にありがとうございます。
こんな小説でよければ適当にでも読んでください。

では、下から本編です。


3話目 初任務、初仕事。それと私用

あのしばらくしたあと、私は鎮守府付近の海域をある程度まわる、という作戦をたててみた。

ただちょっと危険な場所にも少し近づくからそこが不安だ。

 

なにせ下調べしたところ、深海棲艦がいたから。

感じからして重巡洋艦だろう。

多分平気だと思うが…。いざとなったら助けにいくか。

着任する以前に勝手に借りた…ってもう私のか。

私専用になってしまったあれを使って海に出りゃ万が一は乗り越えられるはずだし。

 

……問題は私が生身の人間であることと、刀しか攻撃手段がないということ。

なにせ他にひとつだけ代物があるんだが、あれは自分用であり、最終手段専用らしく使えない。

提督として着任した人にしか渡されないようだが、絶対要らないだろ。いつか返却してやる。

今のところ却下されまくってて頭を抱えてるが。

 

 

 

 

――コン、コン、コン

 

「あっ、あぁ…。扉の鍵はしてないぞ?」

 

考えてすぎてノックの音に驚いたとか言えない。なんか恥ずかしいからな。

んで、入ってきたのは…ふむ、榛名と暁か。

あれ、そういや妖精さんたちの方は大丈夫だったのかな。気になるし、あとで聞くか。

 

「どうした?2人共。初陣前に執務室へ来るとはなにかあるのか?…せいぜい私には緊張を和らげるぐらいしか出来ないぞ?」

 

「あっ、いえ。それじゃないんです。……下調べって誰が行ったんですか?艦載機を積める艦娘がいる、なんてまだ聞いてないですよ」

 

ああ、それのことか。

そういう子は連れてきてもらってないんだよね。

 

「そ、そういえばそうね…。司令官、今の状態じゃ普通は下調べ出来ないんじゃないかしら?着任したてだから、艦載機もいないのでしょう?」

 

おっ、暁にしてはなかなか鋭い。

あとで頭でも撫でようかな。

 

「さて、榛名への返答からさせてもらおうか。まず、空母系の艦娘はいないよ。なにせまだ着任したてだからそこまで手を出してなくてね」

 

「…やはり、そうですか」

 

建造…っていってもいいんだけど、なんか気にくわないんだよね。

なんかいい言い方ないかね。

 

「それと暁。そうだな、今回は珍しく冴えてるぞ。全くもってその通りだ」

 

「そうでしょ?もっと褒めてもいいのよ」

 

それは自分で言っちゃ駄目な奴。まあ、頭でも…。

 

「な、なによ、いきなり目を細めて。微笑ましいとでも思ったの?」

 

「思ったね。物凄く」

 

あ、怒った。でも可愛くて怒ってるようには見えないな。

 

「とりあえず下調べは済んでる。君たちにはこのルートで出てもらいたいんだが…大丈夫か?」

 

そういって私は海域の地図っぽい紙を見せた。

ルートは手書きで書いたけど、見える…よね?

 

「はい、大丈夫だと思います」

 

「暁はどうだ?他になにか聞きたいとかあるなら聞くぞ?」

 

「大丈夫よ、ちょっとぐらい。あと聞きたいのはもう特にないわ」

 

「そうか。じゃあ、行ってくれるか?」

 

「はい!では、出撃して参ります!」

 

そういって榛名は暁を連れて執務室を出ていった。

一応あの5人だし、最初でああなら大丈夫だろう。

それにしっかりした榛名もいるしね。

 

 

っとあ、妖精さんだ。

「どうだった?馴染めそうか?」

 

そう聞いてみた。

いや、ほら。私についてきた方の妖精さんたちと元々この工廠にいた妖精さんたちとでなにかあっても困るしね。

 

「……。そうか。それはよかった。私も今度会って自己紹介しなきゃな。今後お世話になるんだし」

 

ん?違うのか?え。あってる?

…どっちなんだい、君たち。

 

「それもそうだな。君たちでそうなんだ。私もいけそうだな。…しばらくはあの子たちも大丈夫だろうから、ちょっくら顔でも出すかな」

 

あー、それでも少しは心配なのね。

 

「大丈夫だ。少しは時間がかかるし、それに危険なのは一ヶ所だけでそれ以外は深海棲艦がいたとしても駆逐艦らへんだろうから平気だろ」

 

 

ようやく安心したか。

…じゃあ、とりあえず行くか。工廠へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工廠につくと、妖精さんたちがそれなりにいた。

って本当になにもないんだな。

うーん…。今の資材じゃ心配だから、少しずつ作っていくかな。

 

「やあ。浅岡音海だ。宜しくな。…それで、もう艤装とかって作れるのかい?」

 

この反応は…。

よかった、作れるのか。てっきりまだできないもんだとばかり思ってたが。

 

 

「じゃあ、悪いがちょっと頼まれてはくれないか?まず、作るんじゃなくてこれとこれを―――」

 

 

 

最後にこうしめくくった。

「あの子たちになるべく見つからないようにな。出来たらその1回ごとに好きなものあげるからさ。頼んだよ」

 

 

これで、私の方の準備は出来ただろう。

あとは何事もないことを祈るだけだ。

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