日常してる時もそれなりにおふざけ成分が混入してます。
…後悔?してませんよ。
下からが本編になっております。
ある日のマルハチサンマル。
また響に起こされた。
どうしたんだろうか。なにかに影響されたわけじゃなさそうだったが…。
別に可愛いから許すけどな。
それはさておき、5人を連れてある鎮守府に行かないと。
あそこ、確かちょいと遠いんだよな。移動手段あったっけか…。
そんなこんなで曽川先輩んとこの鎮守府についた。
「やあ、待っていたよ。陸地の方から大変だったね」
「ある意味、だな。主に一名がはしゃいでて外を見る余裕がなかったし」
そういって暁へ軽く視線を向けておく。
まさかはしゃぐであろうと予測していた雷じゃなくて暁だったとは思ってなかったからね。
何度たしなめたことか…。
「な、なによ。レディーにだってついはしゃいじゃう時ぐらいあるのよ」
「あのな、はしゃぐのはいいが…レディーはあそこまではしゃがないと思うぞ?ま、途中まではよかったけどな」
「えー…そうなの?」
うん、本当にね。
途中までは初めての陸地移動だからはしゃいでるんだって分かったけど、もうそれなりにたった頃から酷くなって。
あれじゃレディー
「ハハ、そうか。それと音海は警戒しないでくれないか?…さすがに今コスプレさせようとこはしないからさ」
「それはあとでするってことだろ?」
「さぁて、なんのことかな?」
こいつな…。
まあ、いいか。
中へ入ろうって言われたから全員で入ることに。
中は中でそりゃ広かった。
さすが有名な提督なだけあるな。
他にも有名なのはいるらしいが、そこまで覚えてない。
なにせそういう奴はまだ真面目らしいと聞いてるからな。変態なのはきっと鈴だけだろ。
鎮守府のとあるとこまで案内されるとそこに5人の少女が立っていた。
いやぁ、春だからできることだよな。それはいいんだが、艦娘でも感情があるとは言え…そこまでおしゃれさせなくてもいいんじゃないか?
しかも演習前に。着替えるの大変だろうからせめて出かける前に…って余計に時間がかかるか?
「この子達が相手になる。服は気にするな」
「分かった。お前の趣味でコーディネイトされてることは気にしないってことにする」
「そこは突っ込まないでほしいな。一応喜ばれてるし」
「最初の反応は?」
「またかって反応だったね。おかしいな。そんなにやってないはずなんだけど」
…出迎えた子にもしてたんか。
いや、だとしてもその反応は…
「もしかしたら先に出迎えてた子にでも言われてたんだろうな。さすが変態提督。いつか憲兵を呼ぶことにしよう」
「それだけはやめてくれ!?」
あえて無視するか。
「さあ、君たち。そこの提督は放っておいておしゃれ着を着替えようなー。これからする演習でボロボロにさせるわけにゃいかないから。君たちは分かってくれるな?」
「提督の知り合い?の方が紳士的ですね。…まぁ、こういう服も悪くはないんだけど」
あ、後半ボソボソだ。
それはいいけど、この子たちのことは呼べばいいんだろうか。
「あ、私は白雪です。あなたは司令官の話に出た浅岡音海さんでいいですか?」
「ああ。それと音海で構わない」
と話した途端、全員から一気に自己紹介された。
若干食い付き気味なのはどういうことだ?
反応に困るんだが…。今教えても面倒くさそうだしなあ。
あ、よく見たら頬が赤いな…。そのまま行ってしまった。
こりゃごまかすの大変そうだな。
「……音海も苦労するな」
「曽川先輩のとこにいる艦娘たちも苦労人だな。こんな変態な提督だから」
「なんでそうなるんだ。否定はできないかもだが」
否定できないと思うんだが…。
まあ、いいや。こいつ、変態な先輩提督とは言え、無理やりはしないんだよな。
つまり、巻き込まれた周りは嫌だのああだのと言いながらも心の中では楽しんでたりすることがある。
私は若干それだな。
「なんでだろうな?…それはともかく、演習はどうするんだ?」
「ああ、するよ。でもその前に音海にもやってもらいたいことが…ってため息つくなよ」
「例のあれか、と思ってな。…なあ、それってやっていかなきゃ駄目か?」
「駄目ってわけじゃないんだけどな。その…出来れば着てほしいんだ。今回もそれは持ってきてっから」
ほんと、よく貸すね…。
それ、君たちの制服みたいなものだろうに。
んで、君も君で…。やれやれ、仕方ないな。
そう思いつつ了承した私は演習の前に鈴先輩と共に別の場所へ向かった。
今回はどんな服を選んだのだろうか…。
不安でしかない。
とある場所に通された私は呆れるしかなかった。
「なあ…これ、どうしたんだ?」
「睨むなよって。この服はサイズ変えんの苦労したんだからさ」
いや、毎回思うんだけどな?
その裁縫の腕を、その熱意や集中力をもっと別の場所に向けるべきだと思うんだ。
「総本部から飽きられてるが、艦娘が着る服は大体貰えるぜ…」
「総本部もそうだが、あの子たちも苦労してんだな。…あとそのしたり顔、やめような?」
「いいだろ?お前のような中性的な外見はもうちっと利用すべきなはずだからさ」
なににだよ。なにに使うんだよ。今のところそこまで使えてないし。
「ほら、来いよ。うまく着せてやるから。な?」
「そういう問題じゃねえっt……ああ、引っ張るんじゃない!お前なあー!?」
―――そんあと、演習するために待機していた私の子たちと鈴先輩んとこの子たちが断末魔に近い叫び声を聞いたらしい。それはまた、あとで聞いた話だが。