そして私は提督になった   作:篠崎零花

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あくまでフィクションです。

……フィクションですよ?


まっ、まあ…下からが本編です。


7話目 外見では分かりづらいことばかり

あの後はある意味有意義な時間を過ごせた。

いやぁ、彼女たちの反省会とはいえ、可愛い子に囲まれて話すのはいいねぇ。

 

「んー、資源管理もしないといけないんだよなー…。どうにかすっか」

 

とかぼやきつつ、書類を整理する。新しい子とも出会いたいが、鋼材とかそういうのが足りてないと出会えないんだよな。

 

 

「なに悩んでるんだい?」

 

「あぁ、響。いやな、色々考えることがあって…。そうだ。ある場所に資源のひとつを手に入れられる場所があるって聞いたことがあるな」

 

…ひょ、表情は相変わらず変わらないな。

分かるようになるまでが本当に大変だ。

 

「もしかして出撃でもするのかい?」

 

「ああ、そのうちな。ただ今は買い物だ。資材があったところで食の楽しみもなきゃつまらないだろう?」

 

「……司令官って変わってるね」

 

「べ、別にいいだろ!?せめてそういう楽しみとかもあったって、なにも困ることなんてないだろ!?」

 

「…わ、分かった」

 

理解してもらえたなら助かる。

だが…さっきからそこのとびらのとこに3人ほど顔が見えるんだよなー。

誰かなー。分からないなー。まさか暁とか雷とか電とかじゃないよなー。

全く見当もつかないなー。

 

 

 

 

「あれ?司令官、どうかし―――あれ、皆。どうしたんだい?そんなとこに集まって」

 

あ、驚いてる。

いや、でもね?顔が若干どころか少し出てたんだよ。

扉の方を見たら大体の人は気づくと思う。多分だが。

 

「よ、よく分かったわね!」

 

いや、あれは……黙っておこう。

 

「だ、だから駄目だと私は言ったのです」

 

「立ち聞きするのを止めきれなかったんだな…」

 

「はぅ~…」

 

「電は悪くないんだが…君たち、なんで立ち聞きしてたんだい?」

 

「え、えーと…」

 

「響と司令官がなに話してるのかなって思ってきたの。なーんだ、そういうのなら私にも頼ってほしいわ」

 

頼るって…。響はまだ、話相手にしかなってないぞ?

あ、いや。ちょうどいい。

全員に近寄って…。

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?そんなんでいいの?」

 

「ああ、いいさ。ただしそこにあるもの以外は使っちゃ駄目だからな?ま、それ以外の本とか誰かに聞くのはオーケーとしよう」

 

「えー、駄目なのー?」

 

「ああ、駄目だ。ちゃんとそれっぽいのを作るには工厰で使うようなものとかはいらない。ま、材料はあると思うからそれを自由に使ってやってみろ」

 

「や、やってみるのです。ね、響ちゃん!」

 

Да(ダー)、でも暁や雷も頑張らないと…」

 

「レ、レディーなんだから簡単なものぐらいはできるわよ!」

 

そ、そうか。暁も頑張れ。

 

 

「ふふん、皆も食べれるようなものを作って待ってるわね」

 

「おー、そうかそうか。なら、雷にはメニューも考えてm「5人で考えるわ!」」

 

お、おう。そうか。

 

「分かったよ。とりあえず頼むな。私はちょいと買い出しに行ってくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って鎮守府から出ようとしたら榛名と出会った。

 

「あれ、これからどこに行かれるんですか?」

 

「ん?あぁ、買い出しにな。資源もそうだが、着る服とか食がなきゃつまらないだろう?」

 

「で、ですが本来私達は「その先は言わせないからな。食事が必要とか不必要とか関係ない。だろ?」」

 

「わ、分かりました…」

 

「あ、そうだ。君って料理できるか?」

 

「少しできますよ。ただ簡単なものしか作れませんが」

 

「いや、それでも構わない。あの5人を手伝ってくれないか?」

 

「ですが、提督はお一人で平気なので?」

 

「大丈夫だ。ま、行ってくるな」

 

あ、笑うと綺麗じゃないか。

 

「…いってらっしゃい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、買い出しに出たのはいいんだが…。平日なのに人が多いってどういうことだ?

ま、いいか。

 

提督になる前からよく買わせてもらってる場所から先に見に行くか。挨拶もできていいだろうしな。

 

 

 

そう思って向かっていたら突然誰かに腕をつかまれた。

 

「この人、痴漢よ!誰か憲兵の人呼んで!」

 

……は?

ど、どういうことだ。私はこの女の人に触ってすらいないぞ?

と、いうか私はだな…。

 

あーぁ。周りもこっちに非難の目を向けてくる。

しかも、実際に通報…。買い物にきただけだったはずなんだけどな。

 

 

 

それから憲兵が来るまで大変だった。

なんで『提督を理由に他にもセクハラとかしてきたんだろー!?』とか『セクハラとかしてもいいとか思ってたのかしら』『やーねー』とか言われなきゃならないんだろうな。

っていうかあの変態提督も自分の艦娘や身内の着替えシーンとかしか見ないんだけどな。

 

 

あ、いや。あるわ。

マッサージと言う名のセクハラを艦娘にしてたわ。

表情はさておき、腕は比較的いいらしいからな。なんで提督やってるんだろ、あいつ。

 

 

っと憲兵の人きたわ。

 

「あーっと…なんだ。貴方でしたか。大変そうですね、音海さん」

 

「アハハハ…ま、仕方ないな」

 

「ちょっと、知り合いならはやく捕まえてよ!この人、私の尻を触ってきたのよ!?」

 

「いやいや。その人、そんな見た目してますが、女性ですよ?戸籍にも女性とありますが…」

 

「はぁ!?…そ、そんなわけ…」

 

なんか周りがざわついてるな。

そんなに小声で話さなくたっていいんじゃないか?

 

「はぁ…。……ああ、私は女性だ。紛れもなく、な。なんだったら調べてもらってもいい」

 

とまでいうと周りから驚きの声が。タイミングも一緒で少しうるさくも感じたが、そんなに女性に見えないだろうか。

自覚がないわけではないが、傷つくぞ。

 

「それで?貴方はいつまで音海さんの腕をつかんでるつもりですか?――あぁ、もしかして邪魔でもしようとしたんですか?それなら音海さんではなく、貴方に任意で来てもらいたいところが……」

 

「わ、悪かったわね!でも、あんたもそんなややこしい容姿してるのがいけないのよ!」

 

「私になにを言おうが貴女の自由だ。確かに自由だとも。とはいえ…私の母さんをそう罵るのはいただけないな」

 

かなり怒りを感じたけど、抑えないと、だよな。

格好もそうだが、場所が場所だし。そうでなくとも格好が一番ヤバイ。

 

「ひぃっ!?」

 

「音海さんも苦労してますね…。まあ、貴方。行きますか?」

 

「は、はい…」

 

なんで憲兵の青年は私に向けて苦笑いするのかね。

いや、何回か会ったことがあるからなんとも言えんが。

 

んで、その2人も行ったことだし私も買い物するか。

野次馬が消えてないけど…。

 

「…ところで、君たち。いつまで私を見てるのかな。―――そろそろ恥ずかしい、な?」

 

後半はそう言いつつ、鈴先輩(提督ね)からコスプレされていた時にやったことを更に恥じらう少女のにアレンジしてやってみた。自然に近くできる辺り、慣れって怖いな。

…あれ、これって女性がすることかな?

 

 

って一部ざわめくな!

と、とりあえずゆっくりゆっくり離れていきましょか。

いやぁ、まさかここまで目立つとは思わなかったな。

 

 

 

 

結局のところ。買い物は大変だった。

私を二度もチラ見する人、もはやジッとみてくる奴から子供までいた。

そんときは親が困惑しているのを見て笑いかけたな。

なにせ質問が『あの人の性別なにー?』だもんな。

さすが子供。素直だ。でもな?それは本人に聞こうか。――たまに失礼になるが。

ま、ある程度買ったし帰るか。あの鎮守府へ。

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