比企谷八幡と神の舌を持つ少女   作:Oceans

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ありがとうございます。

それでは今回もよろしくお願いします。


第12皿 対決前夜

「それで、肉魅は肉…牛肉の

スペシャリストだ。それを覚えていてほしい」

 

小西先輩がそう言うと

 

「そうにはみえないんだかなぁ」

 

幸平はそう答える。俺も同意見だ。

 

でも、その前にやるべきことがある。

 

「幸平…それは置いといて、どの丼に

するかを決めないとな…」

 

「ああ…とりあえず、色々試作して

みるわ。それで先輩、過去のレシピとか

ありますか?参考にしたいんで…」

 

「あ、ああ…わかった。すぐに

用意しよう。幸平」

 

「それと、丼研の部費っていくらあります?

それで何品ぐらいの試作ができるか知りたいんで」

 

「それが…あんまりないんだよ。千円あるか

ないかで…」汗ダラ

 

幸平がそう言うと、小西先輩はこう答えた。

 

金がないのは、少々まずいな

 

「マジか…」

 

「どうするの?」

 

幸平と田所もお金がないと知ると

困った表情になった。

 

まぁ、ここは俺が一肌脱ぐことにするか…

 

八幡 「お金なら俺が出すわ。貯金なら沢山あるし…」

 

俺はそう提案した。

 

「比企谷、いいのか?」

 

「ああ。お金には余裕があるからな」

 

「よし、これでお金の心配もいらないな…

それじゃあ、早速始めるか!」

 

そして、俺達は田所と小西先輩が持ってきた過去の

丼研レシピ本を参考に試作を試みた。

 

しかし、中々いいものは出来なかった

ビフカツ丼はコクは深まったが、小西先輩曰く

インパクトや脂が足りないとのことで没、その指摘

を受け、すき焼き丼も作ったが上品な旨味が出せず

これもまた没となり、その後も食戟の前日まで

試作を試みたがいいのが出来なかった…

 

いわゆる、八方塞がりというやつだ

 

「幸平は少し休憩した方がいい。あれから

ずっと試作を作ってばっかだったろ」

 

「そうだが…もう時間が…」

 

「根を詰め込み過ぎも良くないからとにかく

幸平は休め。食戟まで体力が持たないぞ」

 

「わかった。少し休むわ」

 

俺がそう言うと、幸平は奥で休みにいった

 

「そうしろ。俺は少し試したいものがあるから

続けるわ」

 

そして俺は丼研のレシピにあった和風ステーキ丼の

メニューを参考に俺なりのアレンジでシャリアピン

ステーキを作った。

 

このステーキの発祥は日本で1936年に来日した

オペラ歌手、フョードル・シャリアピンの柔らかい

ステーキが食べたいということからだ。

 

「よし。こんなもんだな…」

 

なんとか、試作のシャリアピンステーキが

完成した。

 

「ん〜。いい匂い」

 

その匂いにつられ、田所はそう呟く。

 

「試作ができたから、3人とも食べてくれ。

シャリアピンステーキ丼だ!」

 

「「「いただきます!」」」

 

そして、3人は俺の作った試作品を食べた。

 

「お肉がふわふわしてて美味しい〜!」

 

田所はとろけた顔でそういい

 

「美味い!これが比企谷の料理か!

格が違うな」ガツガツ

 

小西先輩は勢いよく、食べていて

 

「美味い。これが、比企谷の作った

肉料理か…」パクパク

 

幸平も美味しそうに食べた。

 

「それで、この料理を幸平お得意のアレンジを

加えればもっといい品になると思うんだが…」

 

俺は、そう幸平にいった

 

「あのシャペル先生の授業の時のハチミツだね!」

 

「ああ、あれか…」ブツブツ

 

幸平はシャペル先生の授業を思い出したのか

ブツブツと何か言っていた。

 

「確かに美味いが、これで肉魅の

出す、A5の肉に勝てるのか?」

 

小西先輩は不安なのか、そう呟いていた

 

「大丈夫っすよ。相手が高い肉を

出してこようが関係ないんで。俺が勝ちます」

 

「ってことは…幸平は、この料理に何かしら

のアレンジ方法を見つけたのか?」

 

「ああ、比企谷の料理にひと手間加えれば

あいつに勝てる秘策を思いついた」

 

「そうか…それは楽しみだ」

 

「楽しみにしててくれよ。比企谷」

 

こうして俺が作ったシャリアピンステーキに

幸平がアレンジという形で出すことが決定し

明日の食戟に備えるのだった…

 

 

ーto be continuedー

 

 

〜 おまけというか別side 〜

 

食戟の前日にて

 

〜 えりな side 〜

 

私は今、明日の食戟の最終確認をしています。

 

「私が明日の食戟に使う肉は黒毛和牛の

フィレ肉…当然等級はA5を使用します。

しかも、その肉はA5を超えたA5に仕上げました。

なので簡単に丼研と幸平を潰しますよ。えりな様」

 

彼女からそう説明を受けた。

 

幸平くんが退学するのは時間の問題ね…

 

「ふふっ。期待しています」

 

「えりな様。それともう一つ報告があります」

 

「何かしら?」

 

「幸平の他にもう1人男がいました」

 

「その男の名は?」

 

「比企谷八幡という男です」

 

「なっ⁉︎」

 

私は、八幡くんの名前が出た瞬間

驚いてしまった

 

「…?その男がどうかされましたか?えりな様」

 

「な、なんでもないわ。報告をありがとう。

もう帰っていいわよ」

 

「わかりました。それでは失礼します」ガチャ

 

そう言って、私は水戸さんを帰らせた。

 

それよりもなんで、八幡くんがあの男につくのよ。

 

そんなに彼がいいの?

 

私だけを見ててよ、八幡くん。

 

これは、何がなんでも幸平くんを追い出さないと

いけないわね…。そうしないと、私の大好きな

幼馴染の八幡くんがあの男に取られてしまう。

 

そんなのは、絶対にダメ!それを防ぐ為にも

明日の食戟は何がなんでも、水戸さん

には勝ってもらわないとね。それと、私に全然

構ってくれない八幡くんには明日、きちんと

オハナシしないとね。…ふふっ。

 

〜 side out 〜

 

〜 明日の食戟に続く 〜

 

 

ー 次回予告 ー

 

田所 「次回予告のコーナーだよ!」

 

幸平 「よっ、待ってました!」

 

八幡 「これ、いるの?」

 

田所 「もちろん!それでは次回予告!」

 

幸平 「ついに俺の初めての食戟!

対戦相手はミートマスターこと肉魅ちゃんだ!」

 

水戸 「肉魅って言うな!」

 

幸平 「それじゃあ、次回も見てくれよな!」

 

仙左衛門 「…次回のタイトルは、

「幼馴染の従姉妹と付き人の少年」じゃ」

 

八幡 「なんで、総帥が…」

 

仙左衛門 「全然、儂の出番がないからじゃ!」

 

??? 「お爺様は出てるからいいじゃない!

私なんてまだ出番はないのよ!

そうよね?リョウ君」

 

??? 「知りませんよ、お嬢。でも次回の

タイトルを見たら分かりますが俺達も

登場するみたいっすからいいじゃないですか」

 

??? 「そう。それならいいわ。次回は私の出番が

あるんだから絶対に見なさいよ!」

 

??? 「それは読者次第っすね」

 

田所 「なんか、まだ出てきてない人達もいたけど、

まぁ、いっか。それでは、次回もよかったら見て

いってくださいね。ではまた、お会いしましょう!」

 

えりな 「私の出番がなかったわ…」

 

ー 次回予告 終わり ー

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします。
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