比企谷八幡と神の舌を持つ少女   作:Oceans

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ありがとうございます。
すみません。タイトルを少し変更しました。
それと余談ですが、今日ポートメッセに
行ってきました。人が多かった…

それでは、今回もよろしくお願いします。


第16皿 地獄の宿泊研修前夜

☆☆☆

 

「八幡様、羽田空港に到着しました」

 

「わかりました。それじゃあ、俺は卒業生達を

迎えに行ってきます」

 

「はい。お気をつけて」

 

そして俺は、車を降りて国際線ターミナルに

向かい、先輩達の到着を待った。

 

そして、先輩達が到着ロビーから出てきた

 

「八幡く〜ん!」ダキッ

 

乾先輩は俺を見つけて、いきなり抱きついてきた

 

「乾先輩、いきなり抱きつかないでください」

 

「八幡くんだ〜」スリスリ

 

人の話を全く聞いてないな…

 

周りの視線がやばいからやめてほしいんだがな…

 

「おい、ヒナコ。ハチから離れろ」

 

俺の困った顔を見た四宮先輩が乾先輩に

そう言って、離れるように言った

 

「そうよ、離れなさい日向子。

それと、八幡久しぶり」

 

そして、四宮先輩の発言後に

水原先輩に声をかけられた。

 

「お久しぶりです、水原先輩。

お元気そうでなによりです」

 

「それにしても久しぶりだね、

八幡君。関守さんもそう思いますよね?」

 

「そうですね。八幡君に会うのは2年ぶり

ですから」

 

そして、水原先輩の後にドナードさんと

関守さんとも挨拶を交わす。

 

「はい、お久しぶりです。2年前の中学の研修

以来ですね。ドナードさん関守さん。まぁここで、

立ち話もなんですから移動しましょうか。

外に車を待たせてあるんで…

四宮先輩達もそれでいいですよね?」

 

「ああ。俺は構わない」

 

「そうですね。車に移動しましょう」

 

そうドナードさんが言った後、

俺達は車の方へと移動した。

 

そして車に乗り込み、宿泊研修先である

遠月リゾート「遠月離宮」へと向かった。

 

移動中は、四宮先輩達の経営してる店の話や

俺の学校生活の話などをしていた。

 

その際、水原先輩と乾先輩が俺に彼女は

いるのか、気になる女子はいるのか、など

質問攻めにあった。マジ疲れた…

 

ドナードさん達は暖かい目で見ていたが

見てるんじゃなくて、助けてほしかった…

 

そして、1時間ほどして遠月リゾート

「遠月離宮」に着いた。

 

俺は先輩達の荷物を運んだり、

業者からの食材搬入の手伝いを

夕方までこなした。

 

☆☆☆

 

そして作業が全て終了し、俺は自分の部屋で

くつろいでいた。

 

すると、俺の部屋のドアをノックする音が聞こえた

 

「ハチ、いるか?」

 

俺の師匠でもある、四宮先輩が俺の部屋に

訪ねてきた

 

「はい」

 

「ハチの部屋の中に入れてくれ」

 

「わかりました」

 

そう言って、俺は四宮先輩を部屋の中に入れた

 

「四宮先輩、何か俺に用ですか?」

 

「ああ。学校生活について、少し話そうと思ってな。

本当は車の中でしたかったが、ヒナコや水原が

ハチを独占してたから、話ができなかった」

 

「そうですか。それで話ってのは?」

 

「遠月学園での生活はどうだ?」

 

「まぁ、なんとかやれてますよ」

 

「遠月の頂点は獲れそうか?」

 

「どうですかね…今の俺ではまだまだだと

思います」

 

「そうか。でも、まだ2年もある。焦らずに

やっていけ。爺さんに聞いたが、ハチは十傑

に入ったそうだな。なら、十傑の先輩の技術を

取り入れ、それを活かして成長していけ。

そうすれば、頂点は取れるはずだ。

いや、獲れ。ハチは俺の弟子なんだ。

それぐらいやってもらわんと困る」

 

「まぁ、俺なりに頑張ってみますよ」

 

「そうか。くれぐれも退学にならない

ようにやれよハチ」

 

「うっす」

 

「じゃあ、俺はまだ仕事があるから戻るわ」

 

「わかりました」

 

そう言って、四宮先輩は部屋を出た。

 

その後、俺は退学にならないように気合いを

入れつつ明日の宿泊研修に備えて、調理器具などの

手入れを入念にチェックした。

 

そして翌日、俺は宿泊研修の概要を聞くべく、

皆が集まる大宴会場へと向かった。

 

 

ーto be continuedー

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

次回は3月23日の0時に更新です。

それでは、次回もよろしくお願いします。

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