比企谷八幡と神の舌を持つ少女   作:Oceans

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更新が遅れてすみませんでした。

それと、活動報告にてヒロインアンケートの
結果を載せてあります。

それでは、今回もよろしくお願いします。


第19皿 乾先輩の課題と夜のイベント

俺が調理道具を持って来た後に、俺とえりなは調理を開始した。

 

「それで、えりなは何を作るんだ?」

 

「八幡くんが決めていいわよ」

 

「は?俺が?」

 

「当たり前でしょう。私が食材を見つけてきた。そして、八幡くんは釣った魚を逃してしまい、手ぶらで帰ってきた。だから、八幡くんがメインで作りなさい」

 

「マジかよ。まぁ、簡単ものを作るか...よし、決めた」

 

「それで、八幡くんは何を作るのかしら?」

 

「鶏の竜田揚げ」

 

「な、なんですって!」

 

「うおっ!いきなり、大きな声を出すなよ。びっくりしちゃうだろ!」

 

というか、超ビックリしたわ...

 

「というか、何か不満なのか?」

 

「当たり前よ!もっと、豪華なものにしないと...」

 

「その必要はない。乾先輩の出した課題は日本料理という一点だけだ。別に料理を豪華にする必要はない」

 

「それはそうだけど...」

 

「まぁ、心配すんな。ちゃんと合格できるように作るからな」

 

「わ、分かったわ。八幡くんに全部任せたわよ」

 

「おう。それじゃあ...えりなは、しょうがとしょうゆだけを使って、 下味の準備を頼む。俺は鶏をカットするから」

 

「分かったわ」

 

俺は、えりなと分担して作っていく。俺はまず、鶏のもも肉を食べやすい大きさにカットする。

 

「八幡くん。下味の準備出来たわ」

 

「さすが、手際がいいな」

 

「私を誰だと思ってるのよ」

 

「それもそうか」

 

そして、俺は鶏の肉に下味をつける。下味をつけている間にフライパンに油をひいて熱する。そして、下味をつけた肉にまんべんなく片栗粉をまぶしていく。肉にまんべんなく片栗粉をまぶせたら、180℃の油に入れていく。8〜10分あげれば完成だ。その間に皿などを並べておく。まだ、揚げあがるまで時間があるので、俺は乾先輩の方に視線を移す。

 

「美味しくないです。やり直しです」

 

「そんなぁ〜」

 

「また、頑張ってくださいね」

 

まだ、数人しか合格は出ていなかった。乾先輩、厳しすぎないか?まぁ...見たところ、魚料理ばかりだからかもしれないな。それは逆に、俺にはチャンスかもしれない。ジャンルは肉だからな。そう思いつつ、俺は自分の調理場へと戻り鶏の竜田揚げを完成させた。

今回は特にアレンジ等は加えていない。

 

「八幡くん。本当にこの料理でいいのかしら?」

 

「まぁ、大丈夫だ。逆にシンプルでいいだろ。シンプルイズベストって言うだろ」

 

「こんなところで使うような言葉じゃないと思うけれど」

 

俺がそう言うと、えりなは呆れていた。

 

「それより、温かいうちに給仕(サーブ)するぞ」

 

「わかったわ」

 

そして、俺とえりなは乾先輩の元へと向かった。

 

「乾先輩、出来ました」

 

「ずっと、待ってたわ。では、早速頂いていいかしら?」

 

「それじゃあ、どうぞ」

 

俺はそう言って、鶏の竜田揚げを乾先輩に給仕(サーブ)した。

 

「これは、肉料理!初めてかもしれないわね」

 

「そうですね。みんなは基本、魚料理でしたから」

 

「でも、意外ね。八幡くんならもっと手の込んだ料理だと思ったのだけど」

 

「いえ。今回はシンプルイズベストをコンセプトとして、作りました」

 

「そう。それじゃあ、食べるわね...ん〜お肉がジューシーで美味しいわね。それに、サクッとしているし食べやすいわね」

 

「ええ。サクッとするのは唐揚げにとって重要ですし、旨味がある肉汁も閉じ込めておきました」

 

「タレも美味しいわね」

 

「タレはえりながメインで作ってます」

 

「さすが、薙切さんね。ちゃんと、お互いの旨味を生かしているわね」

 

「ありがとうございます。乾先輩」

 

「八幡くん、えりなさんペアは合格とします」

 

「ふぅ。なんとかなったな」

 

「当然でしょう。私と八幡くんなら余裕よ」

 

「よく言うぜ。さっきはこの料理でいいのかとか不安がってたくせに」

 

「なっ!それは、忘れなさい!」

 

こんな会話をしながらも俺達は無事乾先輩の課題をクリアした。俺の後に幸平と田所ペアが岩魚のお柿揚げを給仕(サーブ)し見事に課題をクリアした。そして、幸平はタクミ・アルディーニと料理対決をしていたらしく乾先輩の審査タイムへと入って焦らされた結果、ホテルに戻る時間が差し迫っているとのことで勝負はお預けとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺達はホテルに戻り夕食かと思いきや、合宿中の上腕大学のボディビル部、アメフト部、レスリング部のための夕食「牛肉ステーキ御膳」を60分間で50食分作ることとなった。出来ない者は退学のおまけ付き。そして、自分の朝食や夕食等は自分で作れとのことだった。吉野や他のメンバーは絶望感を滲ませていたが、俺は四宮先輩のところで修行した時にそのくらいの人数を捌いたことがあったので、特に苦としていなかった。そして調理を開始し、俺は15分程度で50食分を完成させた。このタイムは一色先輩とほぼ同じタイムだ。そして俺はまだ、みんなが調理をしている時に風呂を済ませようと思い、着替えを部屋から取りに行き風呂場へと向かったのだが...途中の曲がり角で誰かとぶつかってしまった。

 

 

「きゃっ!」

 

「す、すみません...」

 

「は、八幡くん!」

 

ぶつかった相手はえりなだった。

 

「なんだ、ぶつかった相手はえりなだったか。それより、大丈夫か?」

 

「ええ、大丈夫よ」

 

「そうか。それより、早くその体勢をどうにかしてくれ。目のやり場はない」

 

ぶつかった時に、えりなの浴衣がはだけて足の奥の方が見えている状態だった。にしても、えりなの足綺麗だな...って何考えてんだ!俺!煩悩退散煩悩退散...

 

「八幡くん...何を言って...」バッ

 

やっと気づいたか。うん、この年頃で熊はないよな。まだニセコイの春ちゃんなら大丈夫だが。

 

「八幡くん。見た?」

 

「...いや、見てない。熊さんのパンツなんて見てない...あっ!」

 

「ううっ!やっぱり見たのね!もうお嫁にいけない...」

 

えりなは涙目になっていた。

 

「大袈裟すぎるだろ」

 

俺がそう言うと、後ろから女の声がした。

 

「えりな様、遅くなりました...って、八幡!」

 

「よう。久しぶりだな。緋紗子」

 

「久しぶりだな...って違う!なんで、八幡がこんなところに?」

 

「いや、今から風呂に行こうと思ってな。そうしたら、えりなとぶつかってな。それで...」

 

「八幡くん。それ以上言ったら分かるわよね?」

 

「わ、分かった。それより新戸は、なんでここに?」

 

「えりな様に頼まれてトランプとUNOを借りて持ってきたのだ」

 

「ちょっ!緋紗子...」

 

「へぇ...えりなもそんなのやるんだな。意外だわ」

 

「べ、別にいいでしょ!」

 

「は、八幡も一緒にトランプとUNOをやらないか?」

 

「いや、いいよ...俺は。2人でやれよ」

 

「八幡は私達と一緒にやるのは...その、嫌なのか?」ウルウル

 

俺がそう言うと緋沙子は上目遣いで少し涙目になって俺の方を見た。そんな目で見るんじゃない!断れなくなるだろ...

 

「えりなは嫌じゃないのか?」

 

「わ、私は別に構わないわ」

 

「それじゃあ、決まりだな!八幡、風呂に入ったらすぐえりな様の部屋に来るのだそ!分かったな」

 

「へいへい。分かった」

 

そうして、俺は風呂の後にえりなの部屋に行くことになった。

 

一方で、えりなと緋沙子はえりなの部屋で八幡が来るのをずっと待っているのだった。

 

 

 

 

ーto be continuedー

 

 




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

作者自身、出来れば毎週月曜に更新したいと思います。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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