不死の少年と死相の見える少女 作:睡眠欲求者
寒い・・・死という現象に最初に感じていたことは寒いということだった。もう何回目の死か分からないけども感じていることに変化はない。もっと痛いとか熱いとか怖いとか考えそなものであるが実際死んでみると寒いっというのが素直な感情だ。そして、意識が沈んでいくのを感じながら目を開けると・・・生き返っているのである。
そう・・・この身は不死なのだ。
「おはよう、ノア君。突然呼び出してしまってすまないね」
寝起きに、眠い目をこすって、上司の部屋を訪れるなんて何の罰ゲームなんだろう。できれば起こしてほしくなかった。こっちは、仕事明けなのに・・・。そんな感情をこめて、呼びつけたこの男をにらんでいるとふっと笑いかけてくる。・・・殺してやりたい・・・
「おはよう、シャーロック。分かっているならこんな朝早くに起こさないでほしいんだけど」
シャーロック・ホームズ・・・俺をここに呼び出したこの男こそ【イ・ウー】のリーダーであり、
史上最高の探偵シャーロック・ホームズ1世本人であり、『緋弾』の持つ延命効果によって150年以上の時を生きており、20代に見える外見を持つ。最初に知ったときは驚いたものだ。
「ハハハハハハは、済まないね。けれども、今は、12時前もう起きる時間だよ」
「俺にとって、12は朝なんだ。このやり取りも推理してたんだろ。話を進めようぜ」
シャーロックは、条理予知と呼んでいる未来予知にも匹敵する推理を行うことができるの
「要件は何だ?」
「フム、単刀直入に言うと高校に通ってもらいたいんだ。」
「・・・俺の今の年齢は、14歳。無理がある」
「気にするのはそこなんだね。分かっていたとはいえ、君はずれているな。大丈夫さ飛び級という形にすればいい。多少なら年齢はごまかしがきくものだ・・・話を戻そう。東京武偵高というところに通ってもらいたいんだ。理由はいろいろあるが君のその体質を解くカギになると推理したからだ、もう一つは、君は、セーラ君以外に仲のいいメンバーがほとんどいないだろう。友人を作ってきなさい。それと、武偵高にいるはずのある人物の様子を報告してもらいたいんだ。」
「過保護なことで・・・まあ、いいけど・・・それは、依頼?」
「そうなるかね」
「分かった・・・あんたが言うなら間違いはないんだろう。セーラは、連れて行っても?」
「かまわない。ただし、呼び出しがあったときは、すぐに来てほしい」
「了解~」
そうして、部屋を出て行った。
イ・ウーの食堂・・・
「っていうことがあったんだけど、ついて来る?」
目の前で、ブロッコリーを口に運んでは『至高の食べ物だ』見たいな顔をしている相棒を見ながら、問いかける。
セーラ・フッド・・・銀髪ロングの少女で年齢は12歳。イ・ウーのメンバーの一人で、ロビン・フッドの子孫。数年前から、俺と一緒に仕事をしている。
「暇だし、着いてく」
「OK、出発は、明日だから、支度しておいて」
「ん・・・・・・分かった」
短く返事をした後、再度黙々と食べ始めた。数年間の付き合いだがこの、ブロッコリーに対する思いだけはいまだに理解できない・・・
此処が、武偵高か。結構デカいな。
レインボーブリッジ南方に存在する人口浮島(メガフロート)――通称『学園島』。その上に存在する東京武偵高校では、今日一般入試が行われる。
「俺は、強襲科に行くから、終わったら先に戻ってていいぞ」
「ん、了解」
そう言って、セーラと別れる。
試験会場に着くと、結構な数の受験者がいた。結構いるものなんだな・・・
そんなんことを思っていたら、前側の扉が開いて、試験管らしき長いポニーテールの女が入ってきた。
「おう、集まってるようやな。うちは、お前らの担当教官の蘭豹や。よろしくな」
威圧感マシマシの教師がいるんだな。
「試験のルールは簡単でシンプルなもんや。まず、用意してあるビルに入ってもらう。全員配置についたら、ウチがビル内のブザーを鳴らす。それ聞こえたら、あとはお前ら勝手に殺しあえや」
絶句だ・・・それでいいのか武偵高。
「説明は、以上や。とっとと移動せい」
質問は、する暇もなく移動させられた。これから、大丈夫かな・・・不安だ。