光のアズレン(大嘘)   作:純愛促進委員会

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ちまちまと書いていく物語
闇だ闇こそ愛を強くするんだ。
お前も純愛派だ(純愛パンチ)


ユニコーンの場合

時に強すぎる光は、濃い影を生み出す。

光と闇は相容れない関係だが、隣り合わせの関係でもあるのだ。

 

「お兄ちゃんただいま。艦隊帰還したよ。」

「おかえり、ユニコーン。」

男のことをお兄ちゃんと呼び頭を撫でられ嬉しそうに顔を綻ばせる少女。彼女は艦船少女と呼ばれる軽空母「ユニコーン」の全てを引き継いだ存在だ。

お兄ちゃんと呼ばれ慕われている男性はそんな艦船少女をまとめあげる艦隊の指揮官である。

なぜ、艦船少女が生まれ、なぜ彼女達が戦っているのか。その事についてはまたのちほど語ろう。

「あのね、今日はユニコーンいっぱいがんばったよ!ゆーちゃんがちょっと汚れちゃったけど...」

「ふふっ、ゆーちゃんはあとでキレイにしてあげるよ。ユニコーンも今日は疲れたろ?寮舎でゆっくり休んでな。」

「うん!お兄ちゃんおやすみなさい。」

「おやすみ、ユニコーン。」

傍から見ればとても和やかな雰囲気が流れるとてもいい艦隊。

しかし、光があれば闇もある。今見えている部分は光の部分。これから少し闇の部分を、覗いてみよう。

場所は代わり、ロイヤル陣営寮舎。

先程、指揮官に見送られ自らの部屋に戻ってきたユニコーン。

「...ねぇ、ゆーちゃん。ユニコーンは、今日は昨日よりも頑張ったよね?お兄ちゃんのためにいっぱい敵をたおしたよね?ユニコーン、怪我したりしたけどお兄ちゃんのためにいっぱい敵を倒したよね?お兄ちゃんとっても嬉しそうにしてたもんね。...ふふっ、お兄ちゃんのためならユニコーンは、きっと誰が敵でも頑張って倒しちゃうよ!...でもね、ゆーちゃん。最近ね、ユニコーン、お兄ちゃんに褒められるだけじゃ足りないの。お兄ちゃんの笑顔はとっても嬉しいよ?でも、それってユニコーンだけに向けられたものじゃないの。女王様やイラストリアス姉ちゃんにも、おんなじ笑顔を向けてるの。それが...ユニコーン嫌なの。胸がチクチクしてギューッとして涙が出るほどつらいの。敵に攻撃をくらったときより痛いの。お兄ちゃんの笑顔も、褒めてくれる言葉も、全部全部...全部全部全部全部全部全部!!!ユニコーンだけがほしいの!!!!!...ハァ、ハァ...お兄ちゃん...ユニコーン...そんなにいい子じゃないよ...悪い子だよ...でも、お兄ちゃんのためならユニコーンはもっともーっと頑張るから...だから、待っててね♡」

虚空に向けて愛しの「お兄ちゃん」を見、瞳孔が開き光を通さない暗い暗い闇のような眼をした少女はそっと愛を囁き続ける。

これは、兵器だった少女達が心を持ち、感情を知り、そして愛を知ってしまったとてもとても悲しいお話。




ユニコーン「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」
〇〇スト〇〇ス「あらあらまあまあ♪ユニコーンったらとても美しくなりましたわ~♪指揮官様のためにもっともっと輝いてくださいね~」
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