時刻はマルゴーマルマル。
私は目を覚まし顔を洗う。隣に寝ている秘書艦を起こし執務を始める。いつものように出撃と演習、遠征の予定をたて、書類に目を通し……これは…?
??「手紙?差出人は……あ、ブイン基地の……?私に出してくるとは珍しい、なにかあったのでしょうか?」
??「ン?提督その手紙なに?」
??「あ、江風。知り合いからなのだけど……」
江風「知り合い?誰?」
江風はこの差出人の事を知らない。
基本的に私は他の基地には出向かないのだが、今回は珍しくも彼に呼ばれてしまった……手紙の内容を確認してみる。
??「うん……(お忙しいところ申し訳ありません。大本営から通達があり[とある島の調査にあたれ]とのことが書いてありました。少数の提督とパートナー艦を連れていけとのことだったのでお声掛けさせていただきました。来れたらで構いませんのでどうか出向いて頂けますか?詳しいことはブイン基地でお話致します。来る場合は連絡をお願いいたします葉月さん。雨風雷光ヨリ)か……」
長々と書かれたこの手紙は知り合いの提督からであった。
ブイン基地の雨風雷光。他の提督達はそう呼んでいる。私は雨風雷光とはそこまで長い付き合いというわけではないが艦隊指揮のことでよく質問をされた。いわば教官と教え子のような関係。
江風「どーする?ブイン基地行く?」
葉月「そうね。それじゃあ行きましょう。光藤殿も来るとのこと連絡があったので」
江風「光藤のアニキも行くンだなー。アタシも用意してくるよ」
葉月「軽めでいいからね」
江風「はーい」
ーーー
海風「提督、江風。どこかに行かれるんですか?」
葉月「ええ、雨風殿の所に。海風もどう?」
江風「アネキ来ないの?」
海風「私はいいです……ここでお留守番していますね。それではお気を付けて」
葉月「うん。行ってきます」
江風「行ってくるぜ!」
ーーーーーー
マルキューマルマル。光藤殿の飛行機が飛び立つのを見て私たちもそれを追うように飛び立った。操縦者は丁度ブイン基地から手紙を届けに来た式凪霧衛という別の提督。初対面だったので気まずかったが飛び立ってすぐにあちらから声を掛けてきた。
霧衛「いきなり忙しいところに押し掛けて申し訳ない。今回は緊急と聞いていたのでな」
葉月「緊急……と、言いますと。霧衛殿もなにかご存知なのですか?」
霧衛「あぁ。今回はリランカ沖に現れた島の調査。地図にもレーダーにも。ましてや肉眼でも確認していた場所に突如として、な……」
江風「そンなに大変な事なンだな……」
葉月「リランカ沖……よく艦隊の育成で行くところですが。昨日も行ったというのに……」
私たちの艦隊は昨日もリランカ沖で練度の向上を図っていた。そのときはなにも見つけられなかったのでいつも通りに帰ってきたのだ。
霧衛「現れたのはマルヒトマルマル丁度だったそうだ。雨風は異常な磁場を受けた。と言っていた」
葉月「強力な電磁波の反応……雨風殿でなければ分からなかったのかもしれませんね」
このようにその島についての説明を受けた。
残りの話は雨風が説明をするとの事だった。
そのあと基地に着くまで五時間あるというので江風と二人睡眠をとることにした。
ーーーーーー
??「…さん……葉月……さん…」
呼ばれている。誰だろうか……なんとなく落ち着いた声。少し低くて太めの声。これは……
??「起きないなら電撃ですよ?」
葉月「ごめんなさい。今起きるわ!というか悪い冗談は止めていただけますか?……雨風殿」
雨風「光藤さんはもういきましたよ。葉月さんで最後です。さあ行きましょう」
江風「雨風のアニキ!元気だったか!?」
雨風「よー江風!相変わらずだぜ!」
江風「そうでないとな!」
二人で声を合わせて大声で笑う。
ここまで気が合うのだなー。と微妙な表情で見ていた。
作戦を受けるのでみんなの待つ会議室に向かって歩いていった。
一日で2作っ!頑張りましたよ私……しかし眠いっすなぁ(眠)
本編に向けて頑張るのであります(^_^ゞ