結局は次話投稿も約半年以上になりましたが、13話になります。
いつも通り駄文ではございますが、よろしくおねがいします。
なんでこうなってしまったんだろうか。
「ねぇ、奏でちゃん、そこのお菓子とって」
「これのことね。はい」
「ありがとね〜」
ここビジネスホテルだけど…
なんでこの前たまたま地元の観光に来ていた高校生が同じ部屋にいるのかというと、それは1時間前に遡る。
一時間前 宿泊先のビジネスホテル前にて
「あれ、帰ってきたんや?丁度シューコちゃんお腹減ったから、近くのコンビニ行こう思てたん……やけど……その人誰?」
なんでこうも最悪のタイミングで出てくるんだよお前は!
「はじめまして。私は速水奏。実はちょっと前に京都で道に迷っていたところを彼に助けてもらったんです」
「成る程ねぇ…あっ、私は塩見周子ね。よろしくね〜。で?速水さん?はなんでここにいるん?」
「奏でいいわ。別に大した意味じゃないわ。私はここの近くに住んでるの。で、そこの人から迷ったから道案内してほしいって頼まれたから道案内してたの」
確かに道案内してほしいって言ったけどここまで付いてきた理由はそれじゃないだろ!
「……ふーん、まぁ大体はわかったよ。それと私も周子でいいよ。お堅いのはあまり好きじゃないしさ」
「えぇ、わかったわ」
「それじゃあ、こんなクソ暑い中ずっと外でっていうのもあれだし中に入ろっか」
「え⁉︎」
なにそれ!なんでそうなるんだよ!そこは礼言って終わるところだろ!
「そう。ならお言葉に甘えて」
「どうぞどうぞ〜♪ってまぁただのホテルなんだけどねさ」
回想終了
そしてなんの遠慮もなく速水は周子に連れられて俺たちが泊まっている部屋まで入ってそのまま寛いでいる。
「なんでこうなったんだろう」
「そりゃあんたが迷ったからやん」
「そりゃそうやが、ってか迷ったのは最初だけなんだが」
「あら、でも迷ったのは事実でしょ?」
「だとしても、最後まで付いてくる必要なかったんじゃないですかねぇ…。あと帰りは完全に付いてきてただけじゃねえかよ」
「そうだったかしら?」
「そうだろうが」
「おーい、お二人さーん、シューコちゃんほっぽいて勝手に話進めんといてくれんへん?」
速水の話に突っ込んでたら何のことかわからない周子が話について行けずに話を止めに来た。
正直このまま話しても拉致があかないのでファインプレーではあるけど、そんなに睨まないでくれますかね。
「成る程ねぇ。前道案内したお礼にアドレスとLINE交換をして、今回はこっちが迷ったから連絡して助けてもらったと」
「まぁそういうことだ」
若干不機嫌ではあるがある程度経緯を説明したらわかってくれたみたいだ。
「それよりさ、せっかく仲良くなったしアタシもメアドとか交換したいんだけどいい?」
「ええ、もちろん」
「ありがとね〜お喋りする相手がコレしかおらんし、助かったよ」
コレっていうな、コレって
「そうなの?周子はたくさん話し相手いそうに見えるけど」
「もちろんクラス内とかいないことはないよ。けどさ、本音を言い会えるのなんてなかなかいないしさ」
今まで周子が他人と話しているところは良く見ていたが、確かに流して終わらせたり、適当に合わせてる感じもあったがそういうことだったのか
「ふふっ」
「どうしたよ?」
「いえ、あなたって周子からすごく信頼されてるのね」
「……まぁ付き合い長いしな、俺自身も信頼してるし、それを言うならお前もだぞ」
「え?」
「だってそうだろう?本音を言うことができるのがあまりいないのに普通は進んで連絡交換なんてしねえだろ?つまりお前も信頼するにおけるって認められたんだよ」
「そう…ね。ありがと周子」
「…アホ」
マジなトーンで話してたから周子が今度は恥ずかしさのあまり赤くなってた。まぁでもあいつにとってそう言う人が増えたのは幼馴染としても喜ばしきことだ。
「それじゃあ、まだ時間もあるしアナタの普段のこととか聞きたいわね」
「ちょっ⁉︎」
「いいよ〜教えてあげる」
復活早⁉︎ ってか今の流れで普通俺の話になる⁉︎
速水見るとニヤリと笑みを浮かべている。こいつ悪魔だろ…。
対して周子を見るとこっちもニヤッと笑ってしてやったりとした顔をしている。こうなるともうなるようになれっと投げやり状態だ。
結局速水が帰るまで互いに学校での話で盛り上がった(主に俺のことが暴露された)そして速水が帰った後も周子に振り回され続け翌日京都にげっそりしながら帰った。
この小説に関しては完結させるつもりはあるので。気長にお待ち頂けたらなっと思っています。
そういえばデレステ周子SSR4体目がきましたね!必ず引きたい!(現在50連爆死中)