【Re.make】Infinite romance 作:デブデブデブりん
ブゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
3人乗っている車の中で警報音がなる。
「パパァ、ママァこのうるさいのなぁに?」
「警報音っていうのよ。大丈夫、安心していい子にしてるのよ。」
「うん、いい子にしてる。僕いい子だもん!」
「大丈夫なの、あなた?」
「ラジオを付けてくれ。後携帯で近くの避難場所を探して!」
子供が居るからか、心配させない様に小声で話す。
プルプルプルプルプル、プルプルプルプルプル、プルプルプルプルプル
「どうした!」
「束ちゃんからよ!何かしら?」
「今出なくていい、先に探してくれ!」
「わ.,.分かったわ!」
電話を無視して避難場所を探す。しかし、何度も何度もかかってくる。
「あなた、ごめんなさい。一度出るわ!」
そう母親は決心すると、電話に出た。
プルプルプルプルプル、プルプルプル...ガチャ
「どうしたの束ちゃん?そっちは大丈夫 ?」
「早くそこから離れ...」
ヒュゥゥゥゥ...ドーーーーーーン!!!!
車のボンネットに何かが落ち、突き刺さる。車はシーソーの様に跳ね上がり、再び地に戻る。
プシュゥゥと普通の車だと鳴らないような音、腐った玉ねぎの様な臭い、コンクリートにポト...ポトと落ちるオレンジ色の液体。
プシュゥゥという音がやむ、異様な臭いが辺りを包だし、辺りがオレンジ色の水たまりになり始めた時3人の乗った車は爆散した。
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「
「分かった。これよりこの事故を事件として取り扱う。捜査本部をここに立ち上げる。」
「はい!!!」
「ちょっと、待ってください!」
「本庁より通達、この事故に事件性が無いため、事故として扱えとの事です。」
「何だと、それは本当に言っているのか?1人残された子供はどうなるんだ!明らかに事故じゃないだろ!いつから本庁は政府の犬になった!!」
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病院の
ピ.ピ.ピ...
規則正しいリズムで心電計が音を出す。
「大丈夫何ですか?彼。」
「一応、峠を越えたが…」
「彼の両親の事ですか...」
「まだ、子供だ。本当の事を言ってどうなるか?私は精神科医じゃないから理解しかねる。それに、彼に対してだけど内閣府のお役人から何も話すな、他人に漏らすな、だと。後日彼が起きたら連絡をと言ってきたよ。あー怖い。」
全身を包帯で巻かれた少年を前に白衣を着た男女が話をする。
あたふたと新たに看護師が入って来る。
「す...すいませーん!院長。」
「何事かね?ここにはその様な入り方は駄目だと言ったはずだが。」
「はぁはぁー。そんな事よりも篠ノ之束が来てます!何でも『たっくんを出せー!』『たっくんに会わせろー!』といt...」
「それは本当か?ここに運び入れられたのは、秘密の筈だぞ!」
普通はうるさくしてはいけない筈の場所だが、声を荒げる。
「まぁいい。適当な理由付けて帰らせろ。」
「いえ、院長。もう来てます...」
「!?」
「ぜーはーぜーはー...おい、院長!たっくんは大丈夫何だろーなぁ?あ?」
「落ち着いて、落ち着いて、リラックス、リラックス。彼についてだけどぉ...一応峠は越えたよ。本当に良かった...本当に...」
「良かったぁ〜」
「だけどねぇ...」
「だけど?」
「両足は爆発により欠損、左目にはガラスが勢いよく突き刺さっていて失明。後、顔以外の全て火傷これで良かったと言って良いのか、悪いのやら...」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁぁぁぁぁぁぁっ!」
医師の口から発せられる一言一言が篠ノ之束にとっては信じられない、信じたくないものであった。
少女が1人泣き崩れる。
「束さん...だったかな、例のミサイルハッキング事件の時君の作ったインフィニット・ストラトスが大活躍らしいじゃないか?じゃあ、君のその技術力で彼を救っては貰えないだろうか。彼には義眼と義足が必要になる、後...親になれとは言わないが出来れば彼に対して親切にして欲しい。この年で家族全員居ないのはきついだろう。」
泣き崩れる少女に目線を合わせるようにしゃがみながら言う。
「ぐすっ...分かったぁ...束さん頑張る...」
目を擦り、涙を堪えているのか上を向きながら静かに病棟を出ていく。
「良かったんですか?彼女」
「ん?なんの事だい?」
「今回の事ですよ〜さっき言ってたじゃないですか、秘密と。」
「あ、そうだった...どうしよ?」
今、気づいたのか院長と呼ばれていた白衣の男は肩を落とす。
「まぁ、いいじゃない。私達しか居ないんだし...」
「それにあれだよ、あれ。年収3580万円の方々なんていっつもこんな事やってるだろ。席に着いたら寝るか記憶が吹っ飛ぶ奴らしかいないんだし、そういう奴らがやってOKで私達がやってダメな訳無いだろ。」
「反面教師としてだけでなく、あの方々が使い物になるなんて初めて知りました。」
「ではこの件は内密に。」
「ああ。一応チームの人達には機密事項と伝えておいてくれ。」
「はい。」
そして翌日、病院には匿名で義眼と義足が達也宛に届いていた。
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カ゛タ゛ン゛コ゛ト゛ン゛
電車とレールのデュオが色々な音が行き交う中で響かせている。
この電車は日本では少ない数席ごとに仕切板などで区切った形式の座席である、コンパートメント席が採用され、4席で1つの個室になっている。その個室1つ1つには首に引っかき傷と縄の後のある青年、雨に濡れたのか身体中びしょ濡れの女性、何か嫌な事でもあったのだろう全員が顔を顰めている白人の家族、外国人だと思われる褐色の老人、色々な人種に老若男女が座っている。
ある1つのコンパートメント席に黄色人種の子共1名大人2名が座っている。ごくごく普通の平凡な家族だろう。父、母と思われる大人2名はお互いの手を握りあっている。しかし、その顔はプールに入った後の様に青ざめ精巧な人形みたくまるで、
「切符を拝見いたします。」
しかし、この電車旅はある人物の登場で幕引きとなった。
オーケストラなどの「指揮者」を表す“conductor”という英単語。実は、まだ意味がある。まさに「列車を導く存在」の『車掌』である。
近年、都心部を走る列車は安全確認設備が整っており、運転士のみの「ワンマン運転」となっている車両も増え、車内を巡回する車掌を見かける機会は減少している。
だが、この列車はE6系等の最新の列車ではなく、D51の様な古き良き汽車と言った方が良い代物である。
従って、車掌という者がおり、今この車両の行い始めるのも可笑しいものでは無い。
こつっこつっ
少年はそんな物持っていない。気づいたら、
少年はもしかしたら、無くしたら行けないからと両親が自分のも持っているのであろうと思うようにした。
車掌は遂に自分の所までやって来た。
何故だか分からなかったが、顔は見る事が出来なかった。影の関係であろう帽子のしたは真っ黒だった。
親は切符を差し出す、
少年は何故自分のを出さないのか、不思議に思った。
「あれ、たっくんは持っていないの?」
少年の母親は不思議に思ったのか、切符の所在を聞いてくる。
「そんなもん知らない!お母さんが持ってくれてるんじゃないの?」
何故か、少年の父・母はそうか良かった、と涙を流している。その後抱き締められる。
離したくないのか、強く強く抱き締める。
少年の肩辺りは濡れていた。
それを見ていたのか、聞いていたのか分からないが、同じ車両内の人種問わず全ての人が泣いていた。
少年の耳には、親の泣いている声しか入ってこないでいた。
突然だが、少年は自分の身体に違和感を感じた。水の中にいるみたいに体が軽くなった気がした。
親も気付いたのか、より一層強く抱き締めた。本能的な部分で今離すともう一生会えない、と。
自分の愛しの愛息子が痛いよ、と言ってはいるが離したくない。
しかし、別れとは必ず来るものである。少年は消えかかっていた。
「お父さんとお母さんと一緒にいる!」
「離れたくない!」
「いや、お別れだ。」
「強く生き、俺達の分まで生きろ達也!」
「達也、ちゃんとご飯食べるのよ。後、友達は大切に。後...」
「葵。」
「そうね。私達の分まで強く生きてね。約束よ!」
「いやだ!離れたくない!」
「1人は嫌だ!!」
「置いてかないで!」
「独りにしないで!」
「「さよなら、愛しの
少年は列車から完全な消えた。
事の顛末を見終わった車掌は再び切符を拝見します、と機械の様に繰り返し始めた。
彼は後にこの摩訶不思議なやり取りについて
「あれの終着駅こそがあの世かもしれない。まぁ、あん時のキセル乗車の罰則が今のクソッタレな人生かと思うと案外良い物だ。」
と冗談めかして言っている。
インフィニット・ストラトスは現代兵器に勝つ
だがそれは全ての始まりに過ぎなかった
全てから逃げる達也
院長の傲慢は、自分が彼を救おうと決心させる
次回、『見知らぬ、天井』
この次も、サービス、サービスゥ!