迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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シリアスかもしれない。

今回はとても大事な話。

それでは本編をどうぞ。


10.レスキュー剣山

目が覚めると、知らない天井が見えたので

言ってみたかったセリフを言う。

 

「知らない天井だ。」

 

ノルマ達成の瞬間である。

 

「あ、目を覚ましたみたいですよ。」

「夏みかん?」

 

見慣れた人が出てきた。

 

「士くんと同じことを...?士くん、この子に会ったことありますか?」

「いや、覚えてないからな。知らないが正解だな。」

「士さん、戦兎は俺の力の事を知ってたんですよ。」

 

門矢士もいるのか。ってことは...

 

「ここは、光写真館ですか?」

「それも知っているのか。」

「どうゆうことです?」

 

俺は自分が何故知っているのか、さらにこの世界について説明した。

 どうやら一晩寝ていたみたいだ。なのは達と連絡をとらなければ...

 

「また海東のやつ、お宝探しか...」

 

本編後も盗みまくっているらしい。

 

「俺がこの世界でのやるべき事はスマッシュを倒しきることか。」

「曖昧ですがそうでしょう。」

 

そういえば何故龍斗が旅してるんだ?

 

「龍斗、なんでお前は旅してるんだ?」

「ん、ああ。俺は転生者なんだ。」

「なんだって!?」

 

転生者だと?旅をする中で龍斗のいた世界に行ったのか。

 

「ある日突然目が覚めたら辺り一面真っ白な空間にいてよ。

  お前は転生者だって聞こえてきてベルトの入ったアタッシュケースを開けたんだ。

 そしたら仮面ライダービルドの事が頭に流れ込んできたんだ。で、ベルトを取り出したらここの前にいたんだよ。」

 

どうやらこいつは強制的に転生させられたみたいだ。

 

「万丈龍斗って本名か?」

「ああ、転生前から変わってねえよ。で、士さん達と旅しながらベルトを使えるようになったんだ。説明書がなかったライダーの名前すらわからなかったぜ。

  移動したから散策してたら海東さんを見付けて追いかけてたんだ。

逃げられたがな。」

「そういえば八神はやてはどうなった?近くに倒れていたはずだが。」

「近くに来た人と救急車まで運んできたぜ。お前はこっちに連れてきたがな。」

 

良かった....待てよ。近くに海東大樹がいたんだよな。ってことは....

 

「士さん、海東大樹の狙いがわかりました!八神はやての持つ闇の書です!」

「闇の書?物騒な名前だな。」

「その名の通り危険なものです。海東さんが手に入れる前にどうにかしないと。」

 

面倒なことになった。

 

 

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こいつ、桐生戦兎はどうやらこの世界に来た人間みたいだな。俺達と同じように。

龍斗のことも知っているみたいだしな。アイツはユウスケと海東、俺に鍛えられたライダーだ。

こいつの旅はここから始まるのかもな。もう大丈夫だろう。

 

「戦兎、お前はこの世界のライダーで良いんだな?」

「はい。実を言うとライダーのこと以外の昔の記憶がないんですよ。」

「それはお前が言っていたネビュラガスのせいか?」

「はい。ハザードレベルを上げる事でライダーに変身する事が出来る様になるんです。

  龍斗、これに人差し指を当て続けてみろ。」

「おう。」

 

ビルドフォンの画面に数字が表示される。

 

「ハザードレベルは3.2か。変身出来る様になってからも特訓をしたんだな。」

「おう!ユウスケさんに鍛えてもらったからな。」

 

こいつはこの世界で置いていく。こいつの居場所はここなのだろう。

 

 

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「火事だ!逃げろ!!!!」

 

光写真館のあるこの場所は先月、謎の火災によって炎上していた。

急に爆発し、建物は原型をとどめてはいなかった。

 

「この子を未来へ送る。」

「そうね....もっと母親らしいことがしたかった....」

「この子が幸せになることを祈ろう。」

 

彼らは手に目が付いた機械を起動させた。

 

 

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『レスキュー剣山 ファイアーヘッジホッグ』

 

「博士、どこですか博士!」

 

俺は探した。博士達は見つからない。ホースから出る水で消火しながら進む。

 

「-------どこだ、どこにいる!!!」

 

ハリネズミのアームを振るう。壊して壊して進む。

 

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

探しても探しても探しても探しても探しても探しても

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見つかることはなかった______________

 

 

「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

 

『不死身の兵器 フェニックスロボ』

 

 

 

焼け落ちてしまう建物の中で、危険な兵器が動き出した。

 

 

 




いかがでしょうか。

前半と後半で全く異なる物語を
展開することにしましたが、
人によっては重苦しいかもしれません。

ですが、次回からは元に戻ります。

過去編は次の空白期間に...ね.....。

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