迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
戦兎達が来る前に、なのはとユーノが出会ったとある青年とのお話。
『魔法少女リリカルなのは』
始まります。
やあ、皆。はじめてかな?ユーノです。
今回は僕となのはがP.S事件の後、戦兎さん達に会う前にあったある青年の話をしよう。
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あの日、僕らはいつも通りの日常を送っていた。
なのはは学校へ、僕は家で仕事をしながら過ごしていたんだ。
「ユーノ君、ただいま~」
「キューイ!」
あ、僕は今フェレットだからね?話したらダメなんだ。
「今日はこの後翠屋にアリサちゃんとすずかちゃんが遊びに来るんだって。だから一緒に行こ?」
ふむ、仕事もひと段落付いた上に外に出られる。この誘いを断る理由は僕にはなかった。
「キュー!」
了承の意味を込めて頷きながら鳴く。
「じゃ、少し外で待っててね。」
ん?なんで部屋の外にいるかって?なのはは着替えてるんだ。それに僕は男。
えっ?男には見えない?まぁ、当時は中性的な見た目だったしね。
んん。それは置いておいて僕らは駅前のなのはの両親が経営する喫茶店『翠屋』に行ったんだ。そしたら.....
「....................」
「えっと....どうしよう?」
お店の前で誰かが倒れているじゃありませんか。なのはの性格上、助ける事になったんだけどお店に運び込んだ瞬間、お店の中はパニック。
なのはのお父さんとお母さんも飛び出してきて、いつも通りとはいかなくなっていた。
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結局、倒れていた男の人は単なる気絶だった。寝かせておくとしばらくして目を覚ましたんだ。
「ここは......」
「あ、目が覚めましたか?」
「ああ。てか、ここはどこだ?確か俺はあの時....」
「あの.....」
何か考えごとに入ってしまったみたいだ。
「あの、私は高町なのはって言います。」
なのはが名前を言うと気が付いたのかこう返してくれた。
「名乗ってなかったな。乾巧だ。」
倒れていた事情を聴くと乾さんは渋々と話してくれた。
ある日自分がいなければ発動しない機械が作動し、無限ループが起こった事。
それを止める為に自分が犠牲になった事。その後で何故か翠屋の前で倒れていたという事。
「あ、俺の近くにバイクがなかったか?」
「バイク?なかったですよ?」
バイクか....ミッドチルダにもあるけど、こっちでは僕がフェレットの姿だからか気づかれないまま進んできて惹かれかける事が何回かあったな。
「マジか....あそこには俺の全財産があるんだけどな...」
「私が探してきましょうか?」
なのはが提案する。
「頼めるか?シルバーと赤のラインがあるバイクなんだが....」
「大体分かったかな。探してきます!」
「あ、あと....」
この人が話していたことは普通じゃない。それは聴いていてわかっていたこと。だけどこれにはビックリしたなぁ。
「人型になって俺を探してるかも知れない。」
この人が登場することは、一部の人は気が付いていたのかもしれません。
まぁ、変身するかは差し置いてですが....