迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
「はぁ...はぁ.....」
「この前よりも強くなったな。」
それは俺はベストマッチしか使用せず、一斗と戦うというもの。
一斗がそのベルトの力を最大限に活かして戦えるようにだ。何で特訓してるかって?
一斗曰く、「自分の大切なものを守る為に」だそうだ。だから俺も容赦なく戦っている。
「一兄、これ。」
「あ、ありがとう。ヴィヴィオ。」
既にお互いが変身を解除して、リングも高度を下げて地面に降りている。
「マスター、お疲れさまでした。既に今回の記録を残しています。」
「ああ、ありがとな。メンテナンスはどうなった?」
「それでしたら....」
ミカが視線を移動させるとそこにはヴィヴィオと一斗にじゃれつくフクとフォレスの姿が。問題なくデバイスへと姿を変え始めているみたいだ。
「よう。どうだった一斗は」
「ああ、俺がいない間に随分と強くなってたよ。流石だな、龍斗。」
「これくらいしかできないからな。」
龍斗が話しかけてきたので俺の感想を述べる。
一斗は先輩としたう龍斗を師匠とし、どんどんと強くなっていっている。
「これなら大会までにかなりいい所まで行けるんじゃないか?」
「たぶんな。」
それもこれもあの日、ヴィヴィオを守り切れなかった日から続いている一斗の後悔が、あの子は強くなりたい理由だ。俺に出来るのは、それで手に入れた力の使い方を間違わせないように見守ることだけだ。
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翌日、一斗はヴィヴィオ達と共にアインハルトに会ったらしい。
まぁ、あいつらの因縁は俺達にも関係があるみたいだからな。何かあったら呼ぶように言っておいた。
だが、呼ばれても今日は行けそうにない。何故ならば.....
「巧にぃ!!!!!!!!!!!」
絶賛逃走中だからだ。
「えと、はやてちゃん?何でここに?」
「聖王教会の時はクロノに邪魔されたけど、今日私は休日!だから.....」
「それで俺を襲撃してきたと?」
「うん♪」
そうだねーいい笑顔でいうことじゃないねーー
「さらば!」
「あ、待たんかーーー!!!」
と、いう感じに街にて休暇をエンジョイしようとしていたところに来やがったのだ。
「フハハハハハ!!!!」
魔法を使てないはずなのになんでこんなにも身体能力が向上しているんでしょうね!?
「あぶねっ!」
はやてちゃんのルパンダイビングをかわし走る。目指すは八神家!
「私の家に自ら来てくれるなんて___________」
ああ、とんでもない事を考えていそう。サッサとこれに決着を付けなければいけないのかもしれない。
この後、仕事中の守護騎士達を召喚して事なきを得た。俺は安堵した。戦闘狂が頼みがあるとか言ってきたので、それを聞いてみようと思わせるほどには。
そう、恋する乙女はものごっつヤベーイ!