迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
一斗達のテストが終わると直ぐ、休暇に入る。その休暇を利用するらしいのだが、俺には問題があった。それは....
「お義父さん?どうしたの?」
この子、翼に説明しなければならないからだ。
S.S事件の後、俺は彼女の保護者になった。だが、それが問題だったのかもしれない。
「.......何か大事なことを隠してない?」
弟、翔の死を乗り越えて今は保母を目指して勉強中の彼女だが、どこか今のはやてちゃんに似ているのだ。
最初気が付いたのは、俺が仕事先で女性と話している時だった。俺が偶々視線を泳がせたとき、彼女の目がその女性に向いていたのだ。ハイライトの消えた目で。
「お義父さん?」
ほら、今みたいにって!?
「あ、ああ。悪い、考え事をしていた。」
「そう.....で、何かあるんでしょう?」
「ああ、今度一斗がテストを終えたら休暇に入るだろう?そこでなのは達から合宿の誘いが合ってな。それで俺達も行こうと____」
「あの女、八神はやてはいますか?」
おおう、ハイライトー仕事してくれー
「いや、仕事で行けないみたいだ。」
「.....そうですか。それなら私も行きます。」
予想通りはやてちゃんの事を聞いてきた。最初に気が付いた時からどんどんとハイライトが消える事は少なくなっていき、今では滅多に消える事はない。俺が怪我をしない限りは。只、はやてちゃんは例外で、彼女の事を聴くとハイライトがたちまち仕事をしなくなるのだ。困ったものである。
「ああ、そういうと思って既に伝えてあるよ。」
「了解です。今から準備してきますね♪」
既に元に戻っているが、何が起きても可笑しくはなかっただろう。俺は保険として展開していた魔法陣を消した。
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で、時の流れは早く今日は合宿初日。俺達は高町家に向かった。既にメンバーは殆ど集まっていて、残りは俺達だけだったみたいだ。
「あ、翼さん!お久しぶりです!」
「お久しぶりですね、ヴィヴィオ。元気にしていましたか?」
「はい!」
久しぶりの再会だ。翼は家を拠点に仕事をしてもらっているのだ。基本俺は遠出の仕事をしている。
「紹介しますね、友達の_______」
彼女達は仲良くなるだろう。俺はそれを見ながら許可の得たあの計画を進めるために、物にふけっていた。
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合宿先は無人世界カルナ―ジといい、首都のクラナガンから臨行時空船で約4時間。時差は7時間ある世界だ。以前仕事で訪れた事もある。
「「みんないらっしゃい~♪」」
「こんにちは!」「お世話になります。」
と、ルーテシアとメガーヌさんが出迎えてくれる。
「お久しぶりです、メガーヌさん」
「ええ、久しぶりね戦兎くん。あれから進展は有った?」
「いやそれが....」
以前仕事でよらせていただいた時にはやてちゃんについて相談したのだ。で、あれからの事を伝えると
「ふ~ん。まぁ、何とかなるでしょう!」
ああ、投げるのね。手に負えないと判断したのかな。
今回の合宿に参加しているのは、俺、龍斗、一斗、翼、なのは、フェイト、スバル、ティアナ、ノーヴェ、ヴィヴィオ、リオ、コロナ、アインハルト。
まぁ後で何人か来るのだが、今は置いておこう。
「久しぶり~、ルールー。元気にしてた?」
「ええ、この前戦兎さんが来た時に話は聞いてるわよ。」
「え?何か言ってなかった?」
「さあね~」
和むなぁ~。最近俺の心を癒してくれる存在が少なくなってきたからな~。
「「お疲れ様で~~~す!!」」
おや、如何やら来たみたいだ。
「エリオ!キャロ!久しぶり!」
久々の再会だ。俺はここから見守っていよう。
「よう、二人共。」
「あ、お兄ちゃん!」
「兄さんも来てたんだ」
「ああ、今回は参加できるからな!」
依然誘われた時は仕事が立て込んでいて俺達は参加できなかったんだ。唯一行けた一斗も、俺の仕事についてきていたからな。
「さて、お昼前に大人のみんなはトレーニングでしょ。子供達は何処か遊びに行く?」
「先ずは川遊びかな。お嬢も来るだろう?」
「うん!」
「アインハルトと一斗もこっちに来いよ。」
『はい』
ノーヴェと翼と共に川遊びへ。さて、保護者は一応いることだし、一杯羽を伸ばさせてもらおうかな。
うちの翼さん。
『桐生 翼』
現在20歳丁度。事件の後立ち直ったのは家族のおかげ。
その家族の為となると.....
偶に潤動していることがある。