迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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8.偶にはゆっくり、のんびりと

練習場の端の方で眠ていると、少し大きな音が聞こえてくる。

 

目を開けると基礎トレをしているのが見えた。

 

なのはとスバル、龍斗は何でもない感じに話しているがティアナとフェイト、そして俺が寝ている間に合流したであろうティーダが肩で息をしていた。

 

ここまで機動六課時代のメンバーに会うとまた彼女が急に現れるかもしれないと、少し身を構えてしまう。

 

一応自分の周り半径100㎞をサーチしてみる。反応はない。因みにこの魔法、使うととても眠くなる。なので俺は再び夢の中へ向かった。

 

 

 

 

で、昼飯の時間となり俺は食べ物を焼いていく。これくらいはやらないとな。

 

「身体が冷えないようにあったかいものをたくさん用意したからね」

 

『ありがとうございます!』

 

流石メガーヌさん。こういうところまで気が回るのは彼女くらいなのではないだろうか。

 

で、ヴィヴィオとアインハルトが震えているのが見える。

 

筋肉痛にでも襲われているのだろうか。

 

おや、だいぶ焼けてきたみたいだ。

 

「みんな、焼けてきたぞ~」

 

「今日という良き日に感謝を込めて」

 

『いただきます!』

 

もっと焼いていくか!

 

___________

 

 

 

「ごちそうさまでした~」

 

「お粗末様でした」

 

 

久しぶりの大勢でのバーベキューだった。多分起動六課の出張以来かな。

 

 

「片付け終わって一休みしたら大人チームは陸戦場に来てねー」

 

『はい!』

 

大人による戦闘訓練に入るみたいだから、見ながらのんびりしようかな。

 

あ、それよりもあのベルトをいじってみようかな。

 

「メガーヌさん、ここら辺度に仮設基地を立ててもいい場所ってあります?」

 

「そうね....あるにはあるけど何をする気なの?」

 

「いえ、ちょっと.....」

 

アイツの残したベルトを完成させてみようかと。

 

 

__________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再現には成功した。こいつは結局エボルトが使うことはなかった究極のドライバー、エボルドライバー。何故か完成に至っておらず色々と実験した結果、パンドラボックスの力そのものが必要と言うことが分かった。だが、既にパンドラボックスは封印され管理局が厳重に保管しているはずだ。だから俺はベルトが反応しそうなフルボトルを探した。

 

するとラビット、タンク、ドラゴン、ロック、そしてコブラのフルボトルが反応した。

 

俺はそれでこのベルトを疑似的にだが再現することに成功したのだ。アイツの名前通り進化を続けるライダー。こいつの名もアイツの名前から取らせて貰った。

 

ただ、疑似的な再現のせいでスクラッシュドライバーよりのベルトになってしまった。

 

使用者の攻撃的な性格を強調させ、暴走の可能性が出てきてしまった。

 

まぁ、このベルトは所詮再現した偽物でしかない。何処かで一度使ったらお蔵入りだな。

 

 

 

 

 

この時の俺は知らなかった。軽く建てた仮設基地で完成したことを盗み聞きしていた奴がいた事を。

 

 






GOOD ENDルートに登場しなかったあのライダーが登場!


変身するのは勿論この人!

『???????』

あれ?またこれか?

登場人物の名前が大体同じ文字数になることに気が付いた。

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