迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
皆様の感想をお待ちしております。
あ、本編の感想もお待ちしています。
あれから数時間過ぎて今は温泉に来ている。
「はぁ~~~~」
極楽とはこういうことだろうか。家の風呂に入ることがあっても余り長湯しない俺だが、今日は長湯してみようか。
「前来た時にはなかったんだよな.....」
そう考えると、メガーヌさんってやっぱり凄い人だと思わざるを得ない。適当に掘って温泉を引き当てるなんて。
「待たせたな。」
いや、待ってないぞ。
と言う事も辞め俺はこの温泉を楽しむ事にした。
「大分くつろいでますね。」
「ああ~ティーダ~お疲れ様~」
仕事は終わらせてそのままトレーニングに参加していたのだ。いくらくつろいでいてもこれくらいはね。え?龍斗の時もそうしろって?知らないなぁ。
俺は温泉に浸かったまま、エリオと一斗のやり取りを眺めていた。
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あれから夕食、デバイスについてなどの話をした。
その結果ライダーシステムの一つを公開する事になった。
「ティーダ、行ける?」
「はい。」
ティーダに頼み相手をしてもらう。既にベルトを装着し、フルボトルを構えていた。
『デンジャー!』
キャップを回してボトルを起動させる。
「それじゃあお先に。」
『クロコダイル』
「変身」
ベルトにセットしレンチを押し下げる。それによりフルボトルが砕かれる。
ビーカーを模した小型ファクトリーが展開され、ヴァリアブルゼリーで満たされると、左右から巨大なワニの顎が現れ小型ファクトリーを噛み砕く。
『割れる!』『喰われる!』『砕け散る!!!!』
その衝撃でゼリーが飛び散ると同時にクロコダイラタンアーマーが形成され、頭部をワニの顎型の装甲が噛み砕きひび割れが入るようにマスクを形成する。
『クロコダイル in ローグ』『オーラァ!!!』
この一連の動作を始めてみたみんなは絶句している。仕方がないか。あのボトルからは女性の悲鳴と思われるものが聞こえてくるのも相まってか中々受け入れずらいのかもしれない。
「ローグはデザインした人がビルドとは違うからな。」
さて、俺もやってみますか!
『エボルドライバー!』
「エボル!?戦兎、お前!?」
「大丈夫だ。あいつのじゃない。」
機動六課のメンバーはその名を知っているからか何処か身構えている。
俺は二つのエボルボトルを取り出してキャップを正面に合わせベルトにセットする。
『コブラ』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』
アイツが遺したボトルの設計図を使い、俺はエボルボトルを完成させた。因みにこのライダーエボルボトル、全てのボトルに対応できるビルドドライバーのシステムをボトルに押し込むなんてことをしたために、一年近く掛かっているのだ。葛城さんに手伝ってもらったものの、この掛かりようである。こいつだけは複製できないだろう。
ハンドルを回し、3つの金色の環状のフレームが付いたライドビルダーが展開される。
『ARE YOU READY?』
このベルトのボイスも拘ってあった。アイツが自ら収録したスタークボイスである。
「変身!」
普段のファイティングポーズではなく両手を胸の前で交差させ前に向けながら前後からライドビルダーに挟まれる。
『コブラ!』『コブラ!』『エボルコブラ!』
フレームが合体し、天球儀の様に回転し変身完了と同時に吹き飛んでいく。
『フッハッハッハッハッハ!』
「エボル、フェイズ1」
最終兵器エボルが疑似的にだが起動した。
BAD ENDルートとTRUE ENDルートで登場した恐らくビルド本編でのラスボス、
それに主人公が変身するという事に。
だが、皆さんは覚えているだろうか?
エボルドライバーの使用には
ハザードレベルが5.0に達していなければならないことを。