迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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3.7、3.8、3.9、4.0!

ようやく次の段階に行けるな。

それでは本編をどうぞ。


12.ぶっ飛びモノトーン

あの後、すぐにユーノ達に連絡し、

怪物を送り込んでいた犯人について話した。

そしたら緊急事態になったと聞いた。

 

[お兄ちゃんが、怪物に!]

 

急がなくては。

 

__________________

 

 

 

お兄ちゃんが怪物になっていた。

理解が出来ない。

 

「なのは?俺はどうなっている?」

 

姿は変わったがお兄ちゃんに変わりはないみたい。

 

『ぶっ飛びモノトーン ロケットパンダ』

「なのは、大丈夫か?」

 

戦兎さんが飛んできてくれた。

 

「ハードスマッシュ......しかもスタッグか....」

「戦兎さん、何か知ってるんですか?」

「ああ、極まれに意識を保ったままスマッシュになることが出来る物がいる。

  恭也さんはその一人なんだ。恭也さん、左手腕に何かついてませんか?」

 

戦兎さんからの指示で確認しているお兄ちゃん。

 

「これは?」

 

腕にフルボトルがくっついていた。

 

「そのボトルの成分を体内に取り込むことで

   変身できるようになったんでしょう。でも、どうしてそのボトルを?」

「ああ、さっき拾ったんだ。お前の落し物だと思ったんだがそうじゃないみたいだな。」

 

じゃあ、誰のなんだろう?

 

「推測になるんですが、スタークがやったんだと思います。」

 

お兄ちゃんに自分の事とそのスタークって人について戦兎さんが話してくれた。

 

「意識をボトルに集中させて下さい。力を籠めるように。」

「こ、こうか?」

 

そうするとあっさり元のお兄ちゃんに戻った。

 

「これで良し。とっ」

「なのは、悪いが明日放課後についてきて欲しい。会わせたい人達がいるんだ。」

「それって....」

「俺についてと新たな味方についてさ。明日朝にユーノを預かりにくる。それじゃあまたね。」

「はい、おやすみなさい!」

「お休み。」

 

戦兎さんは飛んで行った。

 

 

 

 

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良くないのは理解しているがベランダの窓の鍵開けといて正解だったな。

 

「ふう.....」

 

軽く変身を解除しながら一日ぶりの我が家へ帰還する。

 

「ただいま~」

 

一人暮らしでもたまに口にする。嫌な癖だ。

ビルドフォンを起動させ、ユーノに念話を送る。

 

[ユーノ、なのはに聞いていると思うが....]

[はい、明日の朝ですね。]

[それもあるんだが....]

 

話は30分程続いた。

 

__________________

 

 

 

 

 

 

____________________________________

 

「龍斗。」

「ん?なんすか士さん。」

 

風呂上がりの龍斗に話しかける。

 

「お前をこの世界に置いていこうと思う。」

「えっ、....」

 

驚いているが無視して話を進める。

 

「この世界にはお前と同じベルトを使うライダーがいた。

  つまり、お前はこの世界にいるべきなんだ。」

「でも!」

「聞け!俺達は仲間だ。どんなに離れていても、お前は一人じゃない。」

「....わかってる。わかってるけど....」

 

納得いかない表情で俺から離れていった。

 

「士くんはこれでよかったんですか?」

「ああ、良かったと思うがな。」

 

夏みかんと俺は目を合わせる事が出来なかった。




今回もサブタイトル詐欺の様な気がする。

頭が痛いな.....

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