迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
その前に来た大イベント!
そう、このためにvivid編を書いてきたんだ!
俺達は今、インターミドル・チャンピョンシップ本選会場の選手控室にいる。既に各自が準備を済ませてある。メンテナンスも完璧だ。今俺達を見守るのは各自のデバイス。
俺にはビルドフォン、龍斗にはドラゴン、一斗にはフクとフォレス、ティーダにはJIM。
JIMはティーダが以前使っていたデバイスではなく、戦兎が専用に造ったデバイスである。
正式名称は『Justice in my heart』、彼が決して忘れなかったその精神を名としてなずけた。インテリジェントデバイスなのでティーダの仕事を支えてきた。
「ミカ」 「ドラゴン」 「フク、フォレス」 「JIM」
「「ユニゾン・イン」」 「「セットアップ」」
ユニゾンとセットアップを済ませる。フクとフォレスは腕にくっついてバリアジャケットを展開している。JIMは縦2本線が描かれたエンブレムから銃型へと変形する。そして黒いローブを身にまとう。それがバリアジャケットだからだ。
外が騒がしくなってきた。きっと観客が会場内に入ってきたのだろう。始まる.....インターミドル本選が.....!
『皆様お待たせしました!!!!これより、インターミドル・チャンピョンシップ、本選を開始します!!!!!!!!!!!!』
ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
聞こえてくる歓声は観客達の試合への期待で満ちている。俺達の試合がある事を知る者は殆どいない。開会式は順調に進み、間もなく俺達が登場する時間だ。
「父さん、そろそろ....」
「ああ。」
俺達は待機していた部屋から出ていく。それぞれがベルトを装着して。
「さあ、
実験を始めようか」
俺達は表へと出た。
『デンジャー!』
『クロコダイル』
『ロボットゼリー』
『クローズドラゴン』
『ラビットタンクスパークリング』
ベルトにアイテムをセットしながら。
______________
インターミドル本選の開会式は毎年と変わらず行われプログラムを順調に進んでいる。
「ねえ、ノーヴェ。この枠何?」
「ん?」
高町ヴィヴィオは自身の師匠であるノーヴェに質問していた。配られたプログラムにはぽっかりと空いた部分があるのだ。そこに何が入るのかが分からないためきこうとしたのだが
「あたしにもわかんねえんだ。」
ノーヴェはそう返してきた。
そう言えば一斗も龍斗も、戦兎さんも今日は来れないって言ってたよな。
彼女の言葉でヴィヴィオは思い出す。自分が彼等を誘った時にも断られた事を。
『皆様お待たせしましたぁ!!!本日の最後のイベントを始めます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
いきなりの事で観客達もざわつき始める。皆自分達と同じ様な事を考えていたのだろう。勿論、チームナカジマのメンバー達も困惑している。そんな中いつも通りに過ごしている人物がいた。
「なぁ姉貴、何か知っているのか?」
そう、今日一緒に見に来たスバルだ。隣には納得した顔をするティアナがいた。
「ううん。でも予想は付いたよ。10年前と同じだろうね。」
その言葉を聞いたノーヴェは思い出した。以前スバルと共に見た10年前のDSAAの動画を。それは________
『10年前、ここで行われたあの戦いを今ここで......もう一度..........』
司会者によってその答えが皆に教えられる。それは....
『仮面ライダー達による総当たり戦を行います!!!!!!!!!
S.S事件の英雄達による戦いが始まる。
『クロコダイル in ローグ』『オーラァ!!!』
『ロボット in グリス』『ブラァ!!!』
『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!』 『Yeah!』
『シュワッと弾ける!』『ラビットタンクスパークリング!』『イエイ!イエーイ!』
ティーダのデバイスが登場しましたね。
JIMはティーダが持ち続けた心をそのまま実体化させたようなものです。
GOOD ENDルートでゼリーは破壊されているのでクローズチャージは登場しません。