迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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始まろうとしている二回戦、第二試合。


前回の補足。

グリスの台詞

「友情!厚情!激情!」

は今迄一緒にいてくれた友達、妹達、そしてティーダ達大人に対しての感謝の言葉です。


29.創成王VS龍王 前編

気絶した一斗は俺と入れ替わるように控室へと運ばれていく。きっと今頃龍斗がティーダに会っている頃だろう。

 

「....勝ってくる。」

 

誰かが返事を返してくれるわけでもないのに俺はそうつぶやいた。

 

暗い廊下の先、見えているのはあの光。俺が決着をつける場所。

 

 

リングへと歩み始めた。

 

____________

 

『二回戦、第二試合は『仮面ライダービルド』VS『仮面ライダークローズ』!!!10年前のDSAAの試合を今ここで再選します!!!』

 

リングに2人の男が上がってくる。

 

「桐生戦兎、ビルド式で仮面ライダービルド」

 

「万丈龍斗、同じくビルド式で仮面ライダークローズ」

 

「それでは両者構えて!」

 

彼等の為の戦いが始まる。

 

『マックスハザード・オン』

 

『タンク』

 

『ボトルバーン!』

 

戦兎はハザードトリガーを起動させ、フルフルラビットタンクボトルを振る。

 

龍斗はナックルにボトルをセットして変形させる。

 

『タンク&タンク』

 

『クローズマグマ』

 

トリガーをベルトにセットしボトルを折り曲げてベルトにセットする。

 

セットしたナックルの正面が開きボトルが姿を覗かせる。

 

ハンドルを回していき展開されるライドビルダー。

 

「「変身!」」

 

互いにファイティングポーズをとり叫ぶ。始まるのだ。

 

戦兎はハザードライドビルダーに挟み込まれてハザードフォームへと姿を変える。

 

龍斗はバリアブルマグマを頭上から被る。

 

『オーバーフロー』

 

転移して来たタンクタンクアーマーをビルドが装着していく。

 

クローズのマグマが冷え固まっていく。ドラゴン達も一緒に。

 

『鋼鉄のブルーウォーリアー!』『タンクタンク』『ヤベーイ!』『ツエーイ!』

 

『極熱筋肉!』『クローズマグマ!』『アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』

 

変身が完了した。二人は歩み寄る。

 

「READY.....GO!」

 

「「おらああああああああああ!!!!!!!!!!!」」

 

開幕早々、互いの拳が頬を捉えた。

 

「「がっ.....」」

 

互いが吹き飛ばされる。どちらも倒れず踏ん張る。

 

『フルボトルバスター!』

 

『ビートクローザー!』

 

「「はぁ!」」

 

ぶつかり合う剣。はじけ飛ぶ火花。既に彼らの頭の中に観客達はいないのだろう。

 

『スペシャルチューン!』

 

『タンク』『ガトリング』『ロケット』『マグネット』『アルティメットマッチでーす!』

 

一旦離れて武器にフルボトルをセットする。

 

『ヒッパーレ!』『ヒッパーレ!』『ヒッパーレ!』

 

さらにグリップエンドを三回引くクローズ。

 

『メガ・スラッシュ!』

 

『アルティメットマッチ・ブレイク!』

 

「はああああ!!!!!!」

 

「くらえぇぇ!!!!!!」

 

響き渡る歓声は大きな爆発で聞こえなくなった。

 

互いの攻撃は武器を吹き飛ばすのに十分な威力があった。

 

 

「「あっ...」」

 

互いの後ろに刺さる。だが二人は取りにいかない。それよりも格闘を始めた。

 

互いの拳が防御され、また殴る。ただそれの繰り返し。

 

「俺が勝たせてもらう!この先に待ってる一斗の為にも!」

 

「俺だってティーダを待てせてんだよ!お前が負けろ!」

 

しかもしっかりと会話をしながら。

 

「これでもくらえ!」

 

『ボトルバーン!』

 

ベルトからナックルを外して装備しボトルを再度セットする。

 

『ボルケニック・ナックル!』

 

「ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

『アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』

 

繰り出した技はしっかりとビルドの腹部を捉え、空中へと飛ばしていく。

 

「もういっちょ!」

 

『ボトルバーン!』

 

再びボトルがセットされ、正面のスイッチが押される。待機音は次第に早くなっていく。

 

『ボルケニック・ナックル!」

 

「おらあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

落ちてきたタンクタンクに拳は当たり、リングに張られたバリアへと吹き飛ばす。バリアに当たり、地面へと叩き付けられるビルド。誰もがクローズの勝利を確信した。歓声を上げ始める観客達。クローズはナックルを再度ベルトにセットした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『不死身のディスティニーソルジャー!』

 

会場に大きく響いた音を聞くまでは。

 

「まだ、負けてねえ.....俺はまだ戦える!」

 

行き成りクローズの後ろからエニグマが現れて何かが転移してくる。

 

それは....

 

 

 

「『不死鳥』てか.....来いよ、戦兎!」

 

 

『♪~~~~』

 

不死鳥のごとく炎に包まれたアーマーだった。そしてバラバラになりタンクタンクのアーマーの上から装着されていく。

 

『ツインフェニックス!』『ヤベーイ!』『マジヤベーイ!』

 

「しゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

ビルド、ツインフェニックスフォームが動き出した。

 

 




やはりここは不死鳥とマグマの戦いを描かなくては!


評価、感想お待ちしています。


それではまた!

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