迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
前回の補足。
グリスの台詞
「友情!厚情!激情!」
は今迄一緒にいてくれた友達、妹達、そしてティーダ達大人に対しての感謝の言葉です。
気絶した一斗は俺と入れ替わるように控室へと運ばれていく。きっと今頃龍斗がティーダに会っている頃だろう。
「....勝ってくる。」
誰かが返事を返してくれるわけでもないのに俺はそうつぶやいた。
暗い廊下の先、見えているのはあの光。俺が決着をつける場所。
リングへと歩み始めた。
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『二回戦、第二試合は『仮面ライダービルド』VS『仮面ライダークローズ』!!!10年前のDSAAの試合を今ここで再選します!!!』
リングに2人の男が上がってくる。
「桐生戦兎、ビルド式で仮面ライダービルド」
「万丈龍斗、同じくビルド式で仮面ライダークローズ」
「それでは両者構えて!」
彼等の為の戦いが始まる。
『マックスハザード・オン』
『タンク』
『ボトルバーン!』
戦兎はハザードトリガーを起動させ、フルフルラビットタンクボトルを振る。
龍斗はナックルにボトルをセットして変形させる。
『タンク&タンク』
『クローズマグマ』
トリガーをベルトにセットしボトルを折り曲げてベルトにセットする。
セットしたナックルの正面が開きボトルが姿を覗かせる。
ハンドルを回していき展開されるライドビルダー。
「「変身!」」
互いにファイティングポーズをとり叫ぶ。始まるのだ。
戦兎はハザードライドビルダーに挟み込まれてハザードフォームへと姿を変える。
龍斗はバリアブルマグマを頭上から被る。
『オーバーフロー』
転移して来たタンクタンクアーマーをビルドが装着していく。
クローズのマグマが冷え固まっていく。ドラゴン達も一緒に。
『鋼鉄のブルーウォーリアー!』『タンクタンク』『ヤベーイ!』『ツエーイ!』
『極熱筋肉!』『クローズマグマ!』『アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』
変身が完了した。二人は歩み寄る。
「READY.....GO!」
「「おらああああああああああ!!!!!!!!!!!」」
開幕早々、互いの拳が頬を捉えた。
「「がっ.....」」
互いが吹き飛ばされる。どちらも倒れず踏ん張る。
『フルボトルバスター!』
『ビートクローザー!』
「「はぁ!」」
ぶつかり合う剣。はじけ飛ぶ火花。既に彼らの頭の中に観客達はいないのだろう。
『スペシャルチューン!』
『タンク』『ガトリング』『ロケット』『マグネット』『アルティメットマッチでーす!』
一旦離れて武器にフルボトルをセットする。
『ヒッパーレ!』『ヒッパーレ!』『ヒッパーレ!』
さらにグリップエンドを三回引くクローズ。
『メガ・スラッシュ!』
『アルティメットマッチ・ブレイク!』
「はああああ!!!!!!」
「くらえぇぇ!!!!!!」
響き渡る歓声は大きな爆発で聞こえなくなった。
互いの攻撃は武器を吹き飛ばすのに十分な威力があった。
「「あっ...」」
互いの後ろに刺さる。だが二人は取りにいかない。それよりも格闘を始めた。
互いの拳が防御され、また殴る。ただそれの繰り返し。
「俺が勝たせてもらう!この先に待ってる一斗の為にも!」
「俺だってティーダを待てせてんだよ!お前が負けろ!」
しかもしっかりと会話をしながら。
「これでもくらえ!」
『ボトルバーン!』
ベルトからナックルを外して装備しボトルを再度セットする。
『ボルケニック・ナックル!』
「ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
『アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』
繰り出した技はしっかりとビルドの腹部を捉え、空中へと飛ばしていく。
「もういっちょ!」
『ボトルバーン!』
再びボトルがセットされ、正面のスイッチが押される。待機音は次第に早くなっていく。
『ボルケニック・ナックル!」
「おらあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
落ちてきたタンクタンクに拳は当たり、リングに張られたバリアへと吹き飛ばす。バリアに当たり、地面へと叩き付けられるビルド。誰もがクローズの勝利を確信した。歓声を上げ始める観客達。クローズはナックルを再度ベルトにセットした。
『不死身のディスティニーソルジャー!』
会場に大きく響いた音を聞くまでは。
「まだ、負けてねえ.....俺はまだ戦える!」
行き成りクローズの後ろからエニグマが現れて何かが転移してくる。
それは....
「『不死鳥』てか.....来いよ、戦兎!」
『♪~~~~』
不死鳥のごとく炎に包まれたアーマーだった。そしてバラバラになりタンクタンクのアーマーの上から装着されていく。
『ツインフェニックス!』『ヤベーイ!』『マジヤベーイ!』
「しゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ビルド、ツインフェニックスフォームが動き出した。
やはりここは不死鳥とマグマの戦いを描かなくては!
評価、感想お待ちしています。
それではまた!