迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
僕たちは医務室で顔を合わせてくしゃっと笑いあった。
いい試合になったと。
僕は修理された先輩のベルトを借りることにした。
そして、父さんと戦う時が来た。
『第三回戦、第一試合は『仮面ライダーグリス』VS『仮面ライダービルド』!!』
「それでは両者構えて!」
司会、審判の声は僕の緊張をほぐしてくれた。今から父さんと戦うんだ。
負けられない。絶対に。
既に先輩からベルトを借りてきた。今回はこっちで行く。
『ビルドドライバー!』
「!使ってくるのか....」
父さんは直ぐに僕の狙いに気付いたみたいだ。ハザードトリガーを取り出して僕に合わせてくれているんだ。
『マックスハザード・オン』
「いくぞ、一斗。」
「うん」
『♪~~~~』
フクが飛んできて僕の手の中におさまる。ロックモードでフクロウフルボトルをセットする。
『ネクストジェネレーション!』
そしてベルトにセットする。
『オウル』
ハンドルを回してライドビルダーを展開していく。先輩のクローズドラゴンと同じ様に。
『ARE YOU READY?』
「変身!」
前後からアーマーに挟み込まれて更に追加パーツを纏う。
『Start up Your owl! Change GREASE LOCK!』『YEAH!』
「今の俺は心火を燃やし続けて、アンタに勝つ!」
絶対に負けられねぇ!
__________
一斗がフクを使って新たな姿に至った。俺にもこれで戦う礼儀がある。
ハザードトリガーをベルトにセットしフルフルフェニックスロボボトルを振る。
『ロボット』
起動を確認して折り曲げてセットする。
『ロボット&ロボット』
ハンドルを回してハザードライドビルダーを展開する。
『ARE YOU READY?』
「変身」
ファイティングポーズをとらず顔に影を落とすように俯きハザードライドビルダーに挟み込まれてフェニックスロボハザードへと変身する。
『オーバーフロー』
『♪~~~~』
後ろからエニグマで転移してきたツインロボットアーマー。その両腕をロケットパンチの様に放った。
俺は、羽を広げてゆっくりと飛ぶ。飛んできたアーマーを装着して飛んできたクロスアーマーを掴み、腹部に装着する。
そして地面に降り立つと同時に足元で待機していた両脚のアーマーを装着する。
『機械仕掛けのクラッシュウォーリアー!』『ツインロボット!』『ヤベーイ!』『マジツエーイ!』
メットに新たなフェイスパーツが追加される。
「準備完了」
「それでは、READY......」
「GO!」
「これより破壊を開始する。」
今は彼が乗り越えるべき壁を演じよう。
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始まった次世代と現代の英雄の戦い。それは観客達を不安にした。
「ドラァ!」
グリスが新たな姿でビルドに攻撃をする。だが、アーマーにすらダメージが入ったのすら分からない。
エネルギー弾も殆どが弾かれてしまっている。
「まだ.....始まったばかりだ!」
グリスは全身から超音波を発生させ、ビルドの動きを止める。
「こいつの力を試させてもらう!」
『READY GO!』
『レッツ・ブレイク!』
ツインブレイカー・アタックモードを呼び出しフクをベルトからセットし直し必殺技を発動する。
「おらああああああああああ!!!!!!!!!!!」
「____________!!!!!!!!!!!!!!!」
言葉にならない音が会場に響く。
「突破されたか......」
ビルドは脚部のアーマーにあるキャタピラによって、必殺技には耐えた。だが、一部のアーマーにひび割れが見られる。
「いくぞ、一斗!」
「こい!」
『フルボトルバスター!』
親子の戦いはまだ始まったばかりだ。
こちらはビルド本編よりも先にグリスに強化を入れていきます。
まぁ、スペック的には以前よりも少し上がったり、下がったりしてるんですがね。
評価、感想お待ちしています。
それではまた!