迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

137 / 331
残るは龍斗とティーダ!

果たしてどちらが勝つのか!?

それでは本編をどうぞ!


33.龍VS鰐

『残るはあと一試合となりました!これより第二試合、『仮面ライダークローズ』VS『仮面ライダーローグ』を行います!!!!!!!!!!!!』

 

司会の紹介で2人がリングに上がってくる。

 

「それでは両者、構えて!」

 

『デンジャー』

 

『ボトルバーン!』

 

互いが変身の準備を開始する。

 

『クロコダイル』

 

『クローズマグマ』

 

既にベルトを装着している為にそのままセットしてベルトを操作する。

 

龍斗の後ろにマグマライドビルダーが展開される。

 

ティーダの真下からビーカー型小型ファクトリーが展開される。

 

『ARE YOU READY?』

 

「「変身!」」

 

『割れる!』『喰われる!』『砕け散る!』

 

ビーカーの両サイドから大きな顎が展開され、ファクトリーを砕く。そしてアーマーが装着される。

 

龍斗は頭上からバリアブルマグマを纏い、複数のドラゴンと共に冷え固まる。

 

 

『クロコダイル in ローグ』『オーラァ!!!』

 

『極熱筋肉!』『クローズマグマ!』『アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』

 

フェイスパーツが砕かれ複眼が出現する。

 

マグマが砕かれ全身から炎が溢れ出る。

 

「READY GO!」

 

「はああああああ!!!!!!!!!」

 

今ここに最後の試合が始まった。

 

_______________

 

 

俺はスクリーンを見つめた。ここは選手控室。既に気絶した一斗は会場の医務室へ運ばれている。

 

『おらあ!!!!!!』

 

『ぐっ...』

 

龍斗の連続攻撃を成るべく受け流すように戦うティーダ。何とか致命的なダメージを喰らってしまわないように立ち回っている。

 

【エレキスチーム】

 

『はっ!』

 

ティーダは即座に呼び出したスチームブレードにエレキスチームを纏わせ攻撃を繰り出す。

 

『あぶねぇ!』

 

先程とは立場が入れ替わった。攻めているのはティーダで、交わしているのが龍斗。

 

試合はどうなっていくのか。俺はそれをこのまま見届けるつもりだった。

 

『マスター、翼様から連絡です』

 

「?、分かった。繋いで。」

 

翼から連絡が来た。確か今日は無限書庫で勉強じゃなかったかな?

 

『お義父さん!』

 

繋いだ瞬間から大きく翼の顔が映る。

 

「何があった?」

 

俺はその慌てようから予想し始める。

 

『パンドラボックスが....何者かによって盗まれたの』

 

「なんだって!?」

 

俺は試合を見ている場合ではないと判断する。

 

「ミカ、今すぐにはやてちゃん達に連絡して!」

 

『了解』

 

俺には不安しかなかった。またアイツが現れるような気がしてしょうがない_____

 

 

________________

 

 

 

ふぅ~ん、ここがあいつらの家か.....壊してもいいのだが、目的はそれじゃない。

 

 

確かここら辺度に.....

 

「あったあった。ふん!」

 

俺はそこにあった金庫を破壊してアタッシュケースを取り出す。

 

ああ、これを手にするのにどれだけ時間が掛かった事か。

 

「フハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺はアタッシュケースからベルトを取り出し腰に当てる。

 

『エボルドライバー!』

 

やっとだ。これから本当の破壊を.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦兎と本気で戦える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

しまわれていたライダーエボルボトルと俺が造ったボトルをベルトにセットする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ダイナソー』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』

 

 

「変身」

 

 

 

『ダイナソー!』『ダイナソー!』『エボルダイナソー!』

 

『フッハッハッハッハッハ!』

 

 

既にパンドラボックスは俺の手元にある。後はボトルを集めるだけだ。 

 

さぁ、破壊を始めようか。

 

 

____________

 

 

『ミリオン・スラッシュ!』

 

『アイススチーム』

 

剣撃はぶつかり合った。

 

「「がっ!!!!!」」

 

お互いの肩に当たり、同時に引き裂くように体重を掛けて刃を降ろす。

 

 

ふらつきながらも拳をぶつけ合う。

 

「.........お前は、これでよかったんだろ?」

 

「....はい.....さぁ、決着を付けましょう」

 

クローズマグマはベルトからナックルを取り外してボトルを再度セットし構える。

 

ローグは呼び出したJIMを変形させて、クロコダイルクラックフルボトルをセットする。

 

『ボトルバーン!』

 

『クロコダイル』

 

クローズはスイッチを押し待機音を鳴らしながら走る。

 

ローグはトリガーを引き、JIMを空中へと投げ走る。

 

「おらああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

「はあああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

二人は飛び上がりながら右拳を突き出す。

 

『ボルケニック・ナックル!』

 

『ファンキーアタック!』『クロコダイル』

 

炎を纏った拳と紫のオーラを纏った拳は空中でぶつかり合った。

 

爆発が発生して彼等を観客達は確認できなくなる。煙が晴れた先には

 

 

 

 

変身が解除された2人が拳をぶつけ合ったまま固まっていた。

 

「.......引き分けか.....」

 

「...まぁいいんじゃないですかね」

 

二人はそんな会話をくしゃっとした顔でしながら背中からリングに倒れる。

 

 

 

 

『第二試合、引き分けです!!!!!!!!!!』

 

観客達は拍手喝采を贈った。今日一日試合を見せてくれた4人に対して。

 

 

『これにて総当たり戦を終了します!!!!!!!!!!!皆様、お付き合いいただきありがとうございました!!!!!!!!!!!!』

 

司会によって今日全てのプログラムが終了した事が告げられる。

 

本当はこの後、4人にインターミドル本選に対してのインタビューをするはずだったのだがそれは先延ばしされた。

 

その原因は、戦兎が無限書庫へ向かったことにある。

 

そのことを知らないチームナカジマの面々とティアナ達。

 

彼らがそれを知るのはかなり先になるのだった。

 

 





遂に総当たり戦終結!

ここからは新たな物語の幕が上がる。

そう言えばクローズマグマのモデルがヤマタノオロチと最近気づいた。

どっかで見たことあるなと思ってたけどいざ気付くと改めて納得できる気がする。


評価、感想お待ちしています。

それではまた!


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。