迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
やはりエボルトは手当たり次第に破壊していた。俺はツインフェニックスに変身してエボルトを止める。
「待ってたぞ、戦兎!」
「俺は待ってねえよ!」
俺とエボルトは拳と脚をぶつけ合う。互いに攻撃が入らない為に俺はフルフルフェニックスロボボトルを再度起動してツインロボットにビルドアップする。
『機械仕掛けのクラッシュウォーリアー!』『ツインロボット!』『ヤベーイ!』『マジツエーイ!』
そして俺はフルボトルバスターを呼び出し振り回す。
『スパイダー』
フルボトルをセットしてバスターキャノンモードでエボルトに放つ。するとエボルトは吹き飛ばされた建物の間にクモの巣が張られてそこにくっついて身動きが取れなくなった。すかさずボトルを追加する。
『ドライヤー』
父さん、何を思ってこのエレメントを考え付いたのだろう?そう思いながらもトリガーを引く。バスターから放たたれた熱気はエボルトに直撃した。そしてクモの巣ごと吹き飛ばした。
「ハハハ!楽しくなってきたぁ!」
『ダイナソー』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』
エボルトは姿を変えた。一度は陸を支配した生命体の力を奪い取って。
『エボルダイナソー!』『フッハッハッハッハッハ!』
「さぁ、第二ラウンドの始まりだ!!!」
形勢を逆転される。先程とは違い俺は一方的に攻撃を食らい続けてしまう。
「どうした?そんなものか?」
ドリルクラッシャーを構えたエボルトは離れた場所に移動した俺に対してそんな言葉を投げかけてくる。
俺は意を決して新たなアイテムをドライバーに挿入。
「ぐうぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
激しい衝撃に耐えた。人間の限界を超えたハザードレベル6.0を。
「はっ!」
剣撃なんて痛くも痒くもない。俺はそれを弾き飛ばしてエボルトに打撃を叩き込む。エボルダイナソーを怯ませる事に成功した。
「.....やはりな。お前と葛城ならやってくれると思ったぞ。」
「何?」
理解できないことを話すエボルト。
「俺の目的が本来の力を取り戻す事にあるのは知っているよな。こいつ、エボルトリガーのエネルギーを使うには人間の体力では限界がある。そこで俺は科学の力と別世界に目を付けた。もしかしたら別世界に使える物があるんじゃないかと思ってな。案の定、空想でしかなかったライダーシステムを再現した男を見つけた。」
エボルトの言葉で俺の脳裏には一人の人物が思い出される。
「葛城さんのことか....」
「ビンゴ!そう、葛城巧だ。天才物理学者であった彼に俺はそれを頼むことは出来なかった。ベルナージュのせいで俺はこの世界軸から出られなかった。だから、最上魁星を利用して平行世界へのアクセスに成功した。その時に使えそうな奴らを殺しちまったがな。その代わり、俺は自分の遺伝子を分けたもう一人の俺を見つけた。それが一斗だ。そんな一斗の身体を頂こうと以前の俺なら考えたが、案外こいつの身体が人間の限界を簡単に超えられるみたいだからな。だから、エボルトリガーの覚醒の為に戦兎がライダーシステムを強化するよう仕向けたんだ。それがお前の使っているライダーシステムの全貌だ!」
エボルトは俺に拳をめり込ませてビルドの力を手に入れようとしてくる。
「ああ、そんな事、既に知っていた!」
だが、俺はそれを知っていた。エボルトリガーの設計図を見た時点で俺はエボルトの狙いが予想で来ていた。だから自分のハザードレベルを急激に上昇させ、エボルトと一緒に消滅しようと計画した。
「これで終わりだ!エボルトぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」
マスクが粒子に分解されていくなか俺は叫んだ。
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次の瞬間、激しい光に周囲が遮られエボルダイナソーと戦兎が合体、やがて白髪になった戦兎と翔が残された。
「巧にぃ!」
戦いが終わったと思い転移してきて戦兎に駆け寄るはやて。だが、先に身体を起こしたのは....
「残念だったなぁ。俺の勝ちだ。」
起き上がった翔の手には、完全に起動したエボルトリガーが握られていた。
ビルド本編とは異なりここでエボルトリガーが完成する事に。
戦兎は犠牲になった。そして、
完全体になったエボルトによる破壊が始まる。