迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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『八神はやて様、お誕生日おめでとうございます。

これからは我がマスター共々お世話になりますね』

お誕生日おめでとう!

と、本編でも祝いたいところだけど流石作者にそんなことはできない。

だから前書きで祝わせて頂きました。ありがとう、ミカさん。

『もっと出番をください』

あの、それは.........















取り敢えず本編をどうぞ!

『逃げましたね』


43.『ジーニアス』は止まらない

『巧君......』

 

戦兎はビルドフォンを使い葛城と電話をしていた。

 

「俺は、どうしたらいいんでしょうか?」

 

『それは、君自身が.....』

 

「俺は!」

 

戦兎は葛城の言葉に叫ぶ。

 

「あいつらの未来を守りたい。それには俺だけじゃ.....」

 

『分かってるよ。その為に掛けてきたのだろう?』

 

ああ、やっぱり葛城さんは変わらないなと戦兎は何処か納得してしまう。

 

「子供達に気づかされるなんて、自分もまだまだですね。」

 

『そうだね。まぁそれが君らしささ。あと二日しか無い。嫌、あと二日もあるんだ。やるんだろう?』

 

葛城さんはそう言ってスクリーンを使う通信へ切り替える。

 

「はい。対エボルト用のアイテムを作りましょう。今度は、暴走しない様に」

 

『さぁ、実験を始めようか?』

 

戦兎はミカに扉にカギを占めるように言う。彼等の開発が始まった。

 

 

 

 

 

『私が造ったライダーシステムが世界を滅亡へと導くなら、私は責任を取らなければならない。』

 

「それを再現して欲しいと頼んだのは俺です。だから俺にも責任があります。」

 

彼等は互いにキーボードをたたきながら話す。これまで何があってきたのか。そしてこれから何をしていくのか。

 

『天才物理学者の私とその助手、二人の天才が力を合わせているんだ。なんだってできるさ』

 

「そうですね!」

 

沢山のボトルの成分が、戦兎の一族が託されたアイテムへと流れ込んでいく。

 

『だからこのボトルの名は.....』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ジーニアス』フルボトルだ!』」

 

遂に完成したのだ。エボルトを倒せる可能性。既に時刻は正午まで後一分となっている。

 

「ミカ!転移だ!」

 

『了解!』

 

ベルトとジーニアスフルボトルを持って転移していく戦兎を見ながら葛城は言った。

 

『頑張れ、正義のヒーロー』

 

__________________

 

スマッシュ達はパンドラタワーを降りて、ミッドチルダの人々に攻撃をし始めている。

 

その為魔術師達はそっちの対処に追われている。

 

 

「ディバインバスター!」

 

「ラグナロク!」

 

全員が魔法を使って動きを止めたりしているが、スマッシュ達はそれすら何事もなかったかのように動き出しては攻撃を再開する。

 

「何回やってもきりがない!」

 

はやては魔法を使ってスマッシュ達の攻撃に耐えるが、それは直ぐに限界を迎えた。

 

「!はやてちゃん!」

 

「危ない!」

 

皆の叫び声を聞きながらはやては思い返していた。置いていってしまう家族と、友達と、最愛の人の事を。すぐさま動き出したエリオとフェイトの間を赤い物体が通り過ぎていく。

 

「ごめん、巧にぃ」

 

その声は、

 

「遅くなってごめん。でも、間に合って良かった」

 

「あ、ああ.....」

 

本人に届いたのだった。

 

「「「「「戦兎さん!」」」」」

 

「皆、スマッシュ達は頼んだぞ!」

 

その返答を待つ事はなく、高速でパンドラタワーを昇っていくビルド。

 

「遅いんやから、いつも.....」

 

はやては頬を伝う涙を払い、デバイスを握り直す。

 

「さぁ、反撃開始や!!!!!!!」

 

ここに夜天の最後の主、完全復活である。

 

 

 

________________

 

 

 

 

 

 

「があああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

「ティーダ!畜生がぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

 

ローグがエボルトによって壁に吹き飛ばされ変身が解除される。それを見たクローズはエボルトに殴り掛かる。

 

「おりゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

「そんな何も考えてない攻撃なんて読みやすいぞ、万丈!」

 

エボルトは攻撃を交わして背中の翼を掴み放り投げる。

 

「先輩!うああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

「お前の中の遺伝子を回収する予定だったんだがな。だがもうお前は要らない。」

 

殴り掛かってきたツインブレイカーを受け止めてエボルトはハンドルを回す。

 

『READY GO!』

 

「消えろ、役立たずが」

 

『エボルテック・フィニッシュ!』

 

エボルトは至近距離からキックを放つ。攻撃の当たったグリスは吹き飛んでいき爆発する。その爆発は広がった後一点に集まり、変身が解除されボロボロになった一斗を吐き出す。

 

「うあ、あ..........」

 

「お前たちじゃ俺には勝てないんだよ」

 

エボルトは地面に突き刺さった時計を確認する。その針は....

 

「あと一分で正午だ。結局あいつは、戦兎はこなかったなぁ!!!」

 

エボルトは石に腰掛け高らかに笑う。まるで戦兎を馬鹿にするように。

 

「黙れ......お前が、戦兎を語るな......」

 

龍斗はボロボロの身体を無理矢理動かしながら言う。

 

「負け犬の遠吠えは聞かない主義でな。まずは、アイツが守った未来を破壊してやるよ」

 

エボルトは指先から小さなブラックホールを生み出す。視線の先には、動けなくなった一斗が。

 

「不味い......!」

 

「一斗!逃げろぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ティーダと龍斗の叫ぶ。だが、既に放たれたブラックホールは一斗に迫っていた。

 

「チャオ♪」

 

エボルトの掛け声と共に爆発が起こる。

 

「あ、あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

龍斗は守れなかった悔しさから地面を叩く。たった一発で出血するほどの威力で。

 

「ハハハハハハハハハ......ん?」

 

だが、爆発は一点に集まることはなかった。不信感を覚えるエボルト。

 

『ファンキーアタック!』『ギアリモコン』

 

その音声はパンドラタワーで響いた。

 

「......お待たせしました」

 

「翼!」

 

エンジンブロスが現れたのだ。

 

「成程、ギアリモコンの能力で姿を消し一斗を救ったか。だが、万丈達は既に戦えない。」

 

エボルトは石によしかかるのを辞め、大きく腕を広げる。

 

「お前一人で何が出来る?」

 

「私は......一人じゃない」

 

翼は元の姿に戻り、ティーダ達の前に立つ。

 

「私には大事な家族がいる!それを壊そうとする貴方を、私は絶対に許さない!!!」

 

そして、ポケットからギアエンジンを取り出す。

 

「翔、一緒に戦って」

 

『ギアエンジン!』

 

ネビュラは何も言わず主の期待に応える様にその名を読み上げる。

 

『ギアリモコン!』『ファンキーマッチ!』

 

「閏動!」

 

『フィーバー!』

 

トリガーが引かれてガスが噴出される。そこから現れた二色のギアがぶつかり合い翼へと装着されていく。そしてヘルブロスへと姿を変えた翼はエボルトへ駆け寄り殴った。

 

『パーフェクト!!!』

 

「はあああああああああああ!!!!!」

 

その拳は、エボルトにダメージを与えた

 

「何!?」

 

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

エボルトはその猛攻に驚きながらも分析していく。

 

「怒りでハザードレベルが上がり続けているのか!?」

 

「_____________」

 

既に人間では出せない様な高音を放ちながらも攻撃を放ち続ける。

 

『ロストマッチ!』

 

「受けとれぇぇぇ!!!!!!!!」

 

『ファンキードライブ!』『ロストマッチ!』

 

コブラフルボトルをネビュラにセットしてすぐさまトリガーを引く。

 

「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

その放たれたエネルギー弾はエボルトの身体を浮かせた。だが

 

「そんなもので俺を倒せるか!!!」

 

瞬間移動で背中に回られたヘルブロスは打撃を受けて元の翼へと戻ってしまう。

 

「翼!」「翼さん!」

 

龍斗とティーダは見ていることしか出来なかった。

 

「順番を変えよう。お前が最初だ」

 

エボルトは倒れていく翼の首を掴み、もう片方の腕でブラックホールを作り出している。

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そのブラックホールは放たれたものの誰にも当たらなかった。

 

「来たか......戦兎ぉ!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『紅のスピーディージャンパー!』『ラビットラビット!』『ヤベーイ!』『ハエーイ!』

 

「俺の家族に、何をしてるんだ?」

 

ビルド・ラビットラビットフォームがその速さでエボルトから翼を奪い返したのだ。

 

「ハハハハハ!!!!!!!!お前なら来ると思っていたぞ!!!!!!」

 

「今が丁度正午だからな。間に合って良かった。」

 

戦兎はそう言うと翼を龍斗達に預ける。

 

「戦兎、お前.....」

 

「俺にはまだやらなきゃならないことがあるのを思い出してな。」

 

預け終えてエボルトへと目線を合わせる戦兎。その手には見覚えの無いボトルが握られていた。

 

「俺は一斗達の、次の世代の未来を切り開く!」

 

『グレート!オールイェイ!』

 

キャップを回転させボトルを起動させる。

 

「まだまだ強くなるのか......これだからお前との戦いは楽しいんだ!!!!」

 

エボルトは両手からブラックホールを生み出してビルドへ投げつける。

 

『ジーニアス』

 

『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』『イェイ!』

 

その攻撃は当たることはなかった。投げられたブラックホールは軌道を変え、空の彼方へと飛んでいく。展開されたビルドマーク型のライドビルダーは、白いアーマーを形成していく。

 

『ARE YOU READY?』

 

「変身!!!!」

 

挟み込まれてビルドはその姿を変える。全てのボトルが飛んできてビルドの各アーマーに装填されていく。

 

『完全無欠のボトルヤロー!』『ビルドジーニアス!』『スゲーイ!』『モノスゲーイ!』

 

「正義のヒーローの、復活だ!!!!!!!!!!」

 

 

ここにビルド・ジーニアスフォームが誕生した。




これは未来を掛けた戦いである。


英雄と異星人の破壊者の戦いは遂にクライマックスへ




次回、『完全無欠のボトルヤロー』
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