迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
最新が遅れると思われます。
ご了承ください。
それでは本編をどうぞ。
「ただいま、じいさん。昨日はすいませんでした。」
「良いんだよ。若い頃に同じような事をしたしね。」
おじいさんと龍斗の会話が始まった。
こいつにとっては本当のおじいちゃんそのものだろう。
「おっと、お客さんを待たせてしまったね。」
「いえ、自分達は龍斗を送り届けに来ただけなので。士さん達はどこに?」
「ああ、夏美と一緒に翠屋って所に行ったよ。君、この前うちで寝ていた子かい?」
「はい。あの時はどうもありがとうございました。」
「良いんだよ。士君も似たようなことになった事があるしね。」
ありがたい。このままここに居させてもらうことにしよう。
「すみません、4時頃に用事があるのでこの子を預かって貰えますか?」
「フェレットかい?いいよ、君も3時半位までくつろいでいくかい?」
願ってもない。
「お願いします。」
「わかったよ。」
光写真館の中に入る。昼食も食べていってくれと言われ、頂く事になった。
_________________
_________________
「長生きしてみるもんだね。本当に魔法が存在しているなんて。」
「あまり知られていない方がいいのですが、龍斗の保護者ですからね。」
じいさんとユーノが話している。今、俺は倒れている。
魔力を使いすぎたらしい。そんな俺の周りを飛び回ってるドラゴン。
「お疲れ、そろそろ向かいに行ってくるよ。」
「おう、さっさと回復して姉弟子にあいさつしないとな。」
しかも、この姉弟子がどうやらこの世界の鍵になっているみたいだ。
「じゃ、迎えに行きます。」
「「「いってらっしゃい」」」
「さあ、ユーノくん。君の世界について教えてくれないかい?」
「わかりました!」
師匠、こっちの10代みたいになってるな。
「クローズ、仕上げていこうぜ!」
「♪~~~~~~~~~~」
立ち上がりクローズと共に練習を再開した。
______________
______________
バイクを走らせる。フォン状態で場所の確認をしたら
メット内に道案内が出てきたのだ。それを使って私立聖祥大附属小学校へ向かっているのだ。
「っと」
ここを曲がってっと..。
「ここか......。」
無事に目的地に到着した。
「3時50分か。そろそろかな。」
邪魔にならない所にバイクを移動させ、校門で学校が終わるのを待った。
_______________
_______________
「ねえ、あれって朝の....」
「戦兎さん、もう来てるの。」
早いわね。もう迎えに来てるなんて。
「バイクで来たみたいだね。」
「待たせたら悪いの。私はもう行くね。」
「バイバイ、なのはちゃん。」
「またね、なのは。」
「うん。また明日なの。」
なのはは走って行った。
_____________
______________
「おりゃ!」
「おっと、ガムシャラに振り回しても当たらないぞ?」
「わかってら!」
龍斗に追いついた。いよいよ使う時だ。
ハンドルを回す。
「龍斗、避けろ!」
「!わかった!」
『READY GO』『ボルテック・フィニッシュ』『YEAH!』
クローズがスタークから離れたのを確認しライトハーフボディの肩のライトを強く発光させる。
その内にオクトパスハーフボディのタコから墨を吐き出してドーム状にしスタークを拘束する。
そして龍斗に合図する。
「今だ!」
「おう!」
『スペシャルチューン』
ビートクローザーにロックフルボトルをセットしてグリップエンドを3回引く。
『ヒッパーレ!ヒッパーレ!ヒッパーレ!』
『♪~~~~~~~~~~』
ビートを響かせ、トリガーを引く。
「おりゃあ!』
『メガスラッシュ!』
「ぐあああああああああああああ!」
スタークに命中してる今のうちに缶を取り出し振る。
『♪~~~~~~~~~~』
そしてベルトのボトルを外して缶のシールディングタブを引く。
炭酸飲料の開封音が鳴り響く。
「なんだそれ?」
龍斗に聞かれたので答える。
「スタークを倒すための切り札さ。」
そう言ってベルトにセットする。
『ラビットタンクスパークリング』
ハンドルを回してビルドマーク型のスナップライドビルダーを展開する。
『ARE YOU READY?』
「変身!」
前後から挟まれ、両腕を少し横に広げる。
すると、炭酸を彷彿とさせる水滴が散る。
『シュワッと弾ける! ラビットタンクスパークリング! イエイ!イエーイ!』
「いくぞ、スターク。これが今の全力だ!」
今度こそスタークを倒す!
次回、あの人が変身する。
またお会いしましょう。