迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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時間がなくなってきました。

最新が遅れると思われます。

ご了承ください。

それでは本編をどうぞ。


15.シュワッと弾ける

「ただいま、じいさん。昨日はすいませんでした。」

「良いんだよ。若い頃に同じような事をしたしね。」

 

おじいさんと龍斗の会話が始まった。

こいつにとっては本当のおじいちゃんそのものだろう。

 

「おっと、お客さんを待たせてしまったね。」

「いえ、自分達は龍斗を送り届けに来ただけなので。士さん達はどこに?」

「ああ、夏美と一緒に翠屋って所に行ったよ。君、この前うちで寝ていた子かい?」

「はい。あの時はどうもありがとうございました。」

「良いんだよ。士君も似たようなことになった事があるしね。」

 

ありがたい。このままここに居させてもらうことにしよう。

 

「すみません、4時頃に用事があるのでこの子を預かって貰えますか?」

「フェレットかい?いいよ、君も3時半位までくつろいでいくかい?」

 

願ってもない。

 

「お願いします。」

「わかったよ。」

 

光写真館の中に入る。昼食も食べていってくれと言われ、頂く事になった。

 

 

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「長生きしてみるもんだね。本当に魔法が存在しているなんて。」

「あまり知られていない方がいいのですが、龍斗の保護者ですからね。」

 

じいさんとユーノが話している。今、俺は倒れている。

魔力を使いすぎたらしい。そんな俺の周りを飛び回ってるドラゴン。

 

「お疲れ、そろそろ向かいに行ってくるよ。」

「おう、さっさと回復して姉弟子にあいさつしないとな。」

 

しかも、この姉弟子がどうやらこの世界の鍵になっているみたいだ。

 

「じゃ、迎えに行きます。」

「「「いってらっしゃい」」」

「さあ、ユーノくん。君の世界について教えてくれないかい?」

「わかりました!」

 

師匠、こっちの10代みたいになってるな。

 

「クローズ、仕上げていこうぜ!」

「♪~~~~~~~~~~」

 

立ち上がりクローズと共に練習を再開した。

 

 

 

 

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バイクを走らせる。フォン状態で場所の確認をしたら

メット内に道案内が出てきたのだ。それを使って私立聖祥大附属小学校へ向かっているのだ。

 

「っと」

 

ここを曲がってっと..。

 

「ここか......。」

 

無事に目的地に到着した。

 

「3時50分か。そろそろかな。」

 

邪魔にならない所にバイクを移動させ、校門で学校が終わるのを待った。

 

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「ねえ、あれって朝の....」

「戦兎さん、もう来てるの。」

 

早いわね。もう迎えに来てるなんて。

 

「バイクで来たみたいだね。」

「待たせたら悪いの。私はもう行くね。」

「バイバイ、なのはちゃん。」

「またね、なのは。」

「うん。また明日なの。」

 

なのはは走って行った。

 

 

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「おりゃ!」

「おっと、ガムシャラに振り回しても当たらないぞ?」

「わかってら!」

 

龍斗に追いついた。いよいよ使う時だ。

ハンドルを回す。

 

「龍斗、避けろ!」

「!わかった!」

 

『READY GO』『ボルテック・フィニッシュ』『YEAH!』

 

クローズがスタークから離れたのを確認しライトハーフボディの肩のライトを強く発光させる。

その内にオクトパスハーフボディのタコから墨を吐き出してドーム状にしスタークを拘束する。

そして龍斗に合図する。

 

「今だ!」

「おう!」

『スペシャルチューン』

 

ビートクローザーにロックフルボトルをセットしてグリップエンドを3回引く。

 

『ヒッパーレ!ヒッパーレ!ヒッパーレ!』

 

『♪~~~~~~~~~~』

 

ビートを響かせ、トリガーを引く。

 

「おりゃあ!』

『メガスラッシュ!』

 

「ぐあああああああああああああ!」

 

スタークに命中してる今のうちに缶を取り出し振る。

 

『♪~~~~~~~~~~』

 

そしてベルトのボトルを外して缶のシールディングタブを引く。

炭酸飲料の開封音が鳴り響く。

 

「なんだそれ?」

 

龍斗に聞かれたので答える。

 

「スタークを倒すための切り札さ。」

 

そう言ってベルトにセットする。

 

『ラビットタンクスパークリング』

 

ハンドルを回してビルドマーク型のスナップライドビルダーを展開する。

 

『ARE YOU READY?』

「変身!」

 

前後から挟まれ、両腕を少し横に広げる。

すると、炭酸を彷彿とさせる水滴が散る。

 

『シュワッと弾ける! ラビットタンクスパークリング! イエイ!イエーイ!』

「いくぞ、スターク。これが今の全力だ!」

 

今度こそスタークを倒す!




次回、あの人が変身する。

またお会いしましょう。

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