迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
戦兎は只々U-Dの行き先を追い続けた。そして、遂に見つけた。
「止まったのか?」
フェニックスロボで追ってきたので、止まっている彼女の周りをぐるりと回る。特に何もしてこないようだ。
「ミカ、アースラに通信をつないでくれ」
『了解』
通信が繋がり、クロノが顔を見せる。
『戦兎、勝手に出てったことは何も言わない。見つけたんだな』
「ああ。如何やら再起動しようとしてるみたいだ。送り込むなら今だ」
『了解だ。直ぐに行く』
通信が終了してから戦兎は一本のボトルを取り出す。
「『クラウス』フルボトルか....」
アミタはこのボトルを持っていた。つまり、エルトリアにエボルトが訪れたことは間違いないだろう。だが、まだその理由が解らない。
「戦兎~~!」
如何やらみんなが来たようだ。
周辺はアースラに乗った結界魔術師によって結界が張られたが、少し不安を感じる。
「!、U-Dが目を覚ましたぞ!」
沢山の思念体が現れて皆は戦闘を開始した。
そして、U-Dは戦兎の前に来た。
「貴方は......仮面ライダー....ビルド....」
「俺には桐生戦兎っていう名前があるんだけど....それは野暮か」
「何しに来たんですか?私に近づいたら、みんな壊れてしまうのに」
戦兎はアイツの残したライダーエボルボトルと壊れたコブラエボルボトルを握りながら言った。
「俺達は君を救いに来た。」
「救いなんて有りません______」
戦兎は彼女の言葉に重ねた。同じ様に破壊することしか出来なかったアイツの事を。
「___もっと強い私に変わります。もう、誰も私に触れられない様に。」
だから、戦兎は語った。
「俺の知り合いにも君のように破壊することしか出来ない子がいたんだ。」
エボルトの事を。
「君にはまだ、生きていける可能性がある。だから、俺はその未来を切り拓く!」
『マックスハザード・オン』
ハザードトリガーを起動させてベルトにセットし、フルフルフェニックスロボボトルを折り曲げてセットする。
「ビルドアップ」
『オーバーフロー』
『不死身のディスティニーソルジャー!』『ツインフェニックス』『ヤベーイ!』『マジヤベーイ!』
ハンドルを回してハザードへと姿を変えてエニグマで転移してきたアーマーを装着する。
「いくぞ!」
『フルボトルバスター!』
俺はその銃口を向けた。
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「があああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
U-Dにダメージを与えつつチャンスをうかがったが、彼女の色彩が変化した。
「魔力増大_____未知の魔力素を検出!」
変化と同時に辺り一面に魔力弾がまき散らされる。
「これが、エグザミアの力」
それを交わしていると、第二班が到着した。見慣れない顔もいるようだ。
『トーマ!ビルドだ!本物のビルドだ!』
「あれが英雄.....遠いなぁ......」
ユニゾンデバイスが相棒なのだろうか?にしては大きな剣だな。そんなことは置いておいてどうやって彼女を止めるか考える。
「私達が闘います!!!」
なのはの声を聞き戦兎は下がる。その手に握ったコブラエボルボトルがけたけたと笑っている事に気がつかなかった。
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なのはが戦っている間にさっきよりも増えた思念体の相手をする。だが、その中で一際やばい奴がいた。
「俺を呼び戻すとはな.....よう。戦兎」
「エボルト」
エボルドライバーを腰に巻き付けてフワフワと浮かぶエボルト。その体は一斗と同じものだ。
「俺はもう破壊しないつもりだったんだがな......」
何処か以前と違っている様に見えるエボルトに戦兎はフルボトルを投げ渡す。
「さっさと手伝え。その為に戻ってきたんだろ?」
「はっ、俺は破壊者だぜ?そんな事....」
「お前は破壊以外に答えを出した。それを教えてやるために来たんだろう?」
「はぁ......調子狂うな。まぁいい戦兎。今回はお前の隣で戦ってやるよ。」
戦兎の言葉に返せなくなったエボルトはキャップを正面に合わせてベルトにセットする。
『コブラ』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』
ハンドルを回して展開されたライドビルダーは禍々しいオーラを放っている。
『コブラ!』『コブラ!』『エボルコブラ!』『フッハッハッハッハッハ!』
「エボル、フェイズ1」
俺達は互いにHハンドルを回していく。
『『READY GO!』』
『ハザード・フィニッシュ!』『ツインフェニックス・フィニッシュ!』
『エボルテック・フィニッシュ!』
俺達が放ったキックはみんなが戦っていた思念体を次々と破壊、消滅させていく。
「王様、お願い!!!」
「わかっておるわ!もう泣くな.....貴様の絶望など_____
我が闇で打ち砕いてくれるわぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ディアーチェが放った一撃は、辺り一面を白く染めた。
彼女が無事なのか、U-Dが止まったのかすら確認が出来ない。
「やったの?」
「まだ何とも......」
「王様!U-D!」
はやて達が確認に行った。
「おっと、早いなぁ」
「....時間後れか」
エボルトの体は消え始めていた。
「.....お前に聞いておきたい事がある。エルトリアに何故この2本を?」
「ああ。あの世界の腐食毒はあのままだと俺の代わりに世界を破壊しかねなかったからな。俺が破壊した」
「お前って奴は....」
戦兎が変わらないと思っているのをわかっているのだろう。エボルトは笑いながら言った。
「そのボトルは俺にも使えなかった。だから、滅ぼしたついで置いてったんだよ。やるよ」
「..........」
あっという間に体は透けてきている。
「お前と最後に、一緒に戦えて良かった」
「.........チャオ♪」
その台詞には一体どんな意味が込められていたのだろうか。それは誰にも解らない。
最後のを描き切ったら、少し設定資料でも
書こうと思います。