迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
予定ではVivid Strikeまでは書こうと思っています。
この先、他作品とクロスオーバーする予定です。
56.誘い
あれからインターミドル・チャンピョンシップは無事に再開し、終了した。
既にミッドチルダを含めた全管理世界は平和になった。
一斗達の学院生活も新学期となり再開され、それぞれが日常に戻った。
で、我らが英雄はと言うと......
「学院祭?」
「うん」
息子からの学院祭の招待状を受け取っていた。
「この日なら仕事はないし、行けるよ」
「よし!」
嬉しそうにガッツポーズする一斗を見ながら戦兎は少し考えていた。
以前、遺跡調査で手に入れた2本のフルボトルを彼女達に渡すかどうかだ。一体どんな事になるか分からない以上、そう簡単に決められるものではない。
どうしようかなぁと戦兎が考える中、一本の連絡が入った。
『巧にぃ?今時間ある?』
「ああ、あるよ。どうかした?」
『そのな......今度一斗の学院でお祭りがあるのは知ってる?』
その質問を聞いた後、すぐさま一斗へと視線を向ける。
『デートでもしてよ』
彼の目はそう語っている。戦兎は要らない事をと思いながらも、はやてに返事をする。
「一斗についさっき招待状をもらってね。はやてちゃんが良ければ一緒に行かないかい?」
『勿論行くで!!!』
仮想スクリーン一杯に顔が映る。一体どんな状態で連絡してきたのだろう
「仕事はいいのかい?」
『....シグナム、よろしく』
『!待って下さい主!流石にもうこれ以上はむr』
そこで通信は途切れた。
「.......クロノに監視を付けさせるように頼もうかな....」
流石の英雄も自身の彼女のサボり癖には困り果てていた。
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「ああ我が主、エボルト様よ。何故仮面ライダーと呼ばれた者達に負けてしまったのです.....」
男は一つのボトルを崇めながら言う。それはコブラフルボトルだった。
「貴方が出来なかった事を、必ずや、私めが......」
そしてその手にはトランスチームガンが握られている。
「成し遂げて見せましょう!!!!!!!!」
『ミストマッチ!』
そう言ってトリガーを引いた。
『バット...バッ、バット....ファイヤー!』
「今度こそこの腐った世界を完全に破壊し、新たな世界を創造して頂くために!!!!」
男の手にはフルボトルとパネルがあった。セットされたコブラフルボトルはその色を変えた。
「貴方の忠実な僕、ナイトローグとして!!!!!!!」
これは始まりに過ぎない。
これは異星人の破壊者に狂わされた男と異星人の遺伝子を持った男の子の物語である。
さぁ、新章の始まりだ!!!!!!