迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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62.襲撃

ナイトローグは簡単に忍び込む事に成功した。

 

「ここに、あのベルトが....」

 

「お父さん、帰って来たんですか?」

 

ナイトローグはその声を聞いた瞬間に天井に飛び上がり壁にくっついた。

 

「あれ?誰もいない.....ムグッ!?」

 

すぐさま降りてきて部屋に入ってきた女の口を塞ぐ。

 

「ベルトはどこだ?」

 

「.......」

 

無言を通した翼。ネビュラを呼び出そうと試行錯誤する中で、ギアエンジンを落としてしまう。

 

「......まぁいい。」

 

ナイトローグはトランスチームガンを部屋にある金庫へと向け放つ。

 

壊れた金庫からは、残されたエボルドライバーが顔を覗かせた。

 

「このギアもついでに貰っていく」

 

ナイトローグは翼の首に手刀を叩き込む。急な打撃は翼の意識を失わせてきた。

 

「ま.....て.....」

 

翼は気絶した。ナイトローグは窓を開き、次の目標へ向けて動き出す為に羽を広げる。

 

「次は、学院だ」

__________

 

 

今日も変わらず日常が繰り返されるはずだった。

 

「皆さん!逃げてください!」

 

生徒達は逃げ回った。学院の校舎は次々にエネルギー弾を防いではいるものの、中にいる自分達に危険がないわけではないからだ。

 

一斗はベルトを装着して走った。今ここで戦えるのは自分だけだから。辿り着いたグラウンドにはナイトローグがおり、未だに攻撃を続けていた。

 

「ナイトローグ!!!」

 

「またお前か。まぁいい。聖王と覇王はどこだ。」

 

構えられたトランスチームガンは黒く光り、何時でもその銃弾を発射出来るように待機している。

 

「好きにはさせない!変身!」

 

レンチを押し下げてゼリーを潰す。だが、ファクトリーが展開されることはなかった。

 

「なんで?どうして!?」

 

何度も何度もレンチを押し下げる。だが、展開されることはなかった。

 

「お前の持っていたあの方の遺伝子を私が抜き取った。お前はもう変身出来ない。」

 

ナイトローグはそう言って一本のボトルを見せつける。それは赤く染まっていた。

 

「飽くまでここで白を切るのなら、お前にはここで消えてもらう。」

 

『スチームアタック!』『バット』

 

放たれた一撃は一斗へと飛んでいく。

 

「一斗さん!!!」

 

それをアインハルトは吹き飛ばした。

 

「くっ...大丈夫ですか!?」

 

「う、うん」

 

動揺しながらも一斗はそう返す。

 

「来たか、覇王。貴様の力、いただくぞ」

 

「やらせません、一斗さんも、クラウスも!」

 

アインハルトの拳はナイトローグに放たれた。

 

「確かに威力はあるが、当たらなければどうということはない」

 

だが、放った拳は交わされ続けた。

 

「覇王断空拳!」

 

それすらも、交わされた。

 

「くらえ」

 

『エレキスチーム』

 

スチームブレードのノズルを回してエレキスチームを発動させる。それをまとったブレードが当たらないように何とかアインハルトは交わし続ける。

 

「はぁ!!!」

 

「っく!」

 

そこにヴィヴィオが乱入する。

 

「一斗さん、こっちに!」

 

一斗はコロナとリオに連れられて校舎へと戻った。

 

「大丈夫ですか?」

 

「う、うん.....」

 

大丈夫な訳がない。急に変身できなくなったのだから。その事実を一斗は受け入れるしかなかった。





一斗はビルド本編の万丈の様に変身できなくなって貰いました。


評価、感想お待ちしています。

それではまた!
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