迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
ナイトローグは簡単に忍び込む事に成功した。
「ここに、あのベルトが....」
「お父さん、帰って来たんですか?」
ナイトローグはその声を聞いた瞬間に天井に飛び上がり壁にくっついた。
「あれ?誰もいない.....ムグッ!?」
すぐさま降りてきて部屋に入ってきた女の口を塞ぐ。
「ベルトはどこだ?」
「.......」
無言を通した翼。ネビュラを呼び出そうと試行錯誤する中で、ギアエンジンを落としてしまう。
「......まぁいい。」
ナイトローグはトランスチームガンを部屋にある金庫へと向け放つ。
壊れた金庫からは、残されたエボルドライバーが顔を覗かせた。
「このギアもついでに貰っていく」
ナイトローグは翼の首に手刀を叩き込む。急な打撃は翼の意識を失わせてきた。
「ま.....て.....」
翼は気絶した。ナイトローグは窓を開き、次の目標へ向けて動き出す為に羽を広げる。
「次は、学院だ」
__________
今日も変わらず日常が繰り返されるはずだった。
「皆さん!逃げてください!」
生徒達は逃げ回った。学院の校舎は次々にエネルギー弾を防いではいるものの、中にいる自分達に危険がないわけではないからだ。
一斗はベルトを装着して走った。今ここで戦えるのは自分だけだから。辿り着いたグラウンドにはナイトローグがおり、未だに攻撃を続けていた。
「ナイトローグ!!!」
「またお前か。まぁいい。聖王と覇王はどこだ。」
構えられたトランスチームガンは黒く光り、何時でもその銃弾を発射出来るように待機している。
「好きにはさせない!変身!」
レンチを押し下げてゼリーを潰す。だが、ファクトリーが展開されることはなかった。
「なんで?どうして!?」
何度も何度もレンチを押し下げる。だが、展開されることはなかった。
「お前の持っていたあの方の遺伝子を私が抜き取った。お前はもう変身出来ない。」
ナイトローグはそう言って一本のボトルを見せつける。それは赤く染まっていた。
「飽くまでここで白を切るのなら、お前にはここで消えてもらう。」
『スチームアタック!』『バット』
放たれた一撃は一斗へと飛んでいく。
「一斗さん!!!」
それをアインハルトは吹き飛ばした。
「くっ...大丈夫ですか!?」
「う、うん」
動揺しながらも一斗はそう返す。
「来たか、覇王。貴様の力、いただくぞ」
「やらせません、一斗さんも、クラウスも!」
アインハルトの拳はナイトローグに放たれた。
「確かに威力はあるが、当たらなければどうということはない」
だが、放った拳は交わされ続けた。
「覇王断空拳!」
それすらも、交わされた。
「くらえ」
『エレキスチーム』
スチームブレードのノズルを回してエレキスチームを発動させる。それをまとったブレードが当たらないように何とかアインハルトは交わし続ける。
「はぁ!!!」
「っく!」
そこにヴィヴィオが乱入する。
「一斗さん、こっちに!」
一斗はコロナとリオに連れられて校舎へと戻った。
「大丈夫ですか?」
「う、うん.....」
大丈夫な訳がない。急に変身できなくなったのだから。その事実を一斗は受け入れるしかなかった。
一斗はビルド本編の万丈の様に変身できなくなって貰いました。
評価、感想お待ちしています。
それではまた!