迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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やあ、未来編ばかり筆がすすむ作者だよ。

悪いとは思ってるんだけど、書きたかったから

仕方ないよね。

それでは本編をどうぞ。


17.カイザー

「よう、戦兎。いい事教えてやるよ。」

 

スタークとの戦いが終わり、龍斗を光写真館に送ってから

なのは達を家に送り届けたあと家に帰ってすぐにスタークから電話がきた。

 

「何のつもりだ?」

「最上魁星の事だ。」

 

願ってもない情報が流れ込んできた。

 

「最上は閉鎖されたトンネルに研究所を構えている。

あいつを倒してその先へ行け。」

「その情報は本当か?」

「さあな、信じるも信じないもお前の自由だ。チャオ♪」

「おい!」

 

いつも道理に電話してきたスターク。

アイツは何を狙っているんだ?

明日、光写真館に行って士さん達と行くことにしよう。

そう思いながら眠りについた。

 

___________________________

 

「おはようございます。」

「ああ、おはよう。戦兎くん。」

 

おじいさんと挨拶してから士さん達と昨日の電話の内容について話した。

 

「今からいこうと思っています。力を貸してください。」

「分かった。案内してくれ。」

「待ってくれ!俺も行く。」

「龍斗...」

「最後の、最後まで一緒に戦わせてください!」

「....好きにしろ...」

 

すぐに外へ出る。すると、

 

「待ってたぜ、士。」

「私達も行きます。」

 

夏美さんとユウスケさんがバイクに乗って待っていた。

 

「ったく、いくぞ。」

「ほら、龍斗。さっさと乗れ。」

「おっと、おう!」

 

龍斗にヘルメットを渡してバイクに乗り起動させる。

乗ったのを確認して先頭を走る。向かうは廃棄トンネル!

 

 

_______________

 

「ここか....」

「はい、ここにアイツがいるはずです。」

 

バイクから降りてトンネルの中を進む。

その先にエニグマがあった。

 

「何故この場所が分かったのか。聞いてもいいですか?」

「スタークに教えてもらったんだよ、最上魁星!」

「ほう、どうやら君は別世界の人間らしいな。依然取り込んだ私の記憶の中にいるようだ。

名は、佐野巧。16歳と言ったところか。」

「やっぱり、スタークのやつが言った通りか。」

 

士さん達には依然、最上については話してあるが、龍斗は余り理解できていない様子。

 

「まあいい。今から私はもう一つの平行世界へ行き、世界を破壊して我が物にする。

その邪魔だけはしないでくれ。」

「ふざ..「ふざけんじゃねえ!」

 

士さんに無言で止められる。龍斗は止まらない。

 

「お前なんかに世界を破壊されてたまるか!その世界にはな、俺の大切なダチの記憶があるかもしれないんだ。それをお前なんかには渡さない!」

「よく言った、龍斗。いくぞ、本当の破壊者の実力を見せてやる。」

 

士さんは既にベルトを装着していた。俺たちもビルドドライバーを装着する。

既に構えていたカードをセットする。クローズドラゴンをベルトに添えて一気にセットする。

ラビットタンクをセットして龍斗と共にハンドルを回す。

アークルを呼び出しベルトにそってサイドのスイッチに腕を添える。

 

『KAMEN RAIDE』

『クローズドラゴン』

『ラビット』『タンク』『ベストマッチ』

 

『変身!』

 

『DECADE』

『鋼のムーンサルト ラビットタンク』『YEAH!』

『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!』 『Yeah!』

『♪~~~~~~~~~~』

 

夏美さん以外の変身が完了する。

 

「一人除いて全員仮面ライダーか...この力を試すには丁度いい。」

『~~~~~』

 

聞き取れない音声と共にネビュラスチームガンにギアをセットする。

 

「.....」

 

無言のままトリガーを引く。

 

『ファンキーマッチ』『バイカイザー!』

「さあ、私の実験台になってくれ!」

 

戦いが始まった。

 

____________

 

 

____________

 

すぐにエニグマの破壊に向かった俺だが、バイカイザーに道を防がれてしまう。

 

「おおおおおおおおおお!」

「今だ!早くいけ!」

 

士さんと龍斗のお陰で前に進めるようになる。

 

「ありがとうございます!」

 

ドリルクラッシャーを呼び出し、ハリネズミフルボトルをセットする。

 

『READY GO!』『ボルテック・ブレイク』

「はああああ!」

 

エニグマを貫こうとするが、ガーディアンが沢山転移してきた。

おかげで攻撃は届かなかった。

 

「この、邪魔を、するな!」

 

余りの数でとても破壊するには時間がかかり過ぎる。そんな時だった。

 

「はあ!」

「おりゃあ!」

 

夏美さんことキバーラとクウガが助けに来てくれた。

 

「ここは私たちが道を作ります!」

「早く装置を破壊してくれ!」

「はい!」

 

道を駆け抜けていき、ハンドルを回す。

 

『READY GO!』『ボルテック・フィニッシュ』『YEAH!』

「おりゃああああ!!!!」

 

今度は無事にエニグマを貫通し、すぐさま離れる。

 

「皆さん!ここから脱出してください!崩壊します!」

 

「うああああ!」

 

クローズを拾いながら走る。トンネルから全員がでた事を確認しタンクの足で壁を蹴り壊す。

だが、やつはネビュラスチームガンを連射しながら出てきた。

 

「佐野巧。貴様だけは絶対に許さん!」

「俺もだ!」

 

反論をする中でディケイドのブッカーからブランクのカードが6枚出てきて

完成する。

 

「なるほど、どうやらこの為だったみたいだな。」

 

その中から2枚のカードを選びセットする。

 

『FINAL FORM RIDE C,C,C,CROSS-Z B,B,B,BUILD』

 

「ちょっとくすぐったいぞ。」

 

俺は、俺達は不思議な体験をすることになる。




大体予想できるんじゃないかな。

次の話。

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