迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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66.マッドな世界 前編

龍斗は移動する車の中で、一本のボトルを見つめていた。

 

「それは、エボルトの....」

 

「ああ、戦兎が俺にくれたんだよ」

 

少し前に戦兎は龍斗と翼にそれぞれのエボルボトルを渡したのだ。これが何かの役に立つかもしれないからと。

 

「そうですか.....!?」

 

見え始めた無限書庫から煙が上がっている。

 

「龍斗さん、僕より先に行ってください!」

 

「おう!」

 

『極熱筋肉!』『クローズマグマ!』

 

龍斗はマグマへと姿を変えすぐさま加速していく。その後を車でティーダは追いかけた。

 

 

__________

 

 

「やはり貴方でしたか、グランディアさん」

 

ユーノは戦兎がメンテナンスを終わらせたデバイスを構える。

 

「ユーノ司書長、私の目的はパンドラボックスです。そのありかさえ教えていただければ攻撃はしません。みんなも元仕事仲間ですから、手は出したくないんですよね」

 

そう言いながらもトランスチームガンを構える。スチームブレードはアイススチームを纏っており、既に警備員を凍らせてしまっている。

 

「残念ながら今の貴方の言葉は信じられません。それに僕は、パンドラボックスのありかは知りません!」

 

『バインド』

 

ミッド式とビルド式の魔法陣を展開し、同時にバインドを放つ。それは彼の動きを止めることに成功した。

 

「貴方はまだ若い。これからがあるというのに......」

 

虹色のオーラで全身を纏い出したグランディア。ユーノはそれを見た事があった。

 

「聖王の、鎧!?」

 

「はぁ!!!」

 

それはバインドを破壊しその余波でユーノは飛ばされていく。

 

「っと、大丈夫か師匠」

 

「龍斗!」

 

が、飛ばされた先にいたクローズに受け止められる。

 

「おや、龍王ですか....力を試すには丁度いい。」

 

『エボルドライバー!』

 

グランディアはそのまま浮かび上がりバットフルボトルとギアエンジンを取り出す。

 

「アイツは!」

 

『コウモリ』『発動機』『エボルマッチ!』

 

ハンドルを回すと、エボルドライバーから動脈と静脈に似たパイプが伸びていく。それは何処か不気味だった。

 

「変身!」

 

パイプはぐちゃぐちゃと集まりグランディアを包み込む。そして、アーマーが形成された。

 

『バットエンジン!』『フッハハハハハハハハハハ!』

 

「ハハハハハ!!!!!!!!」

 

「あの野郎!」

 

変身完了と共に無限書庫の更なる破壊をしようとする。

 

「てめぇなにもんだ!!!???」

 

クローズはそれを止めるために殴り掛かりながらそう言い放つ。

 

「私は、いや、俺は仮面ライダー....」

 

『デビルスチーム』

 

「マッドローグだぁぁぁ!!!!!!!!」

 

クローズの拳とブレードはぶつかった。

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