迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
ヴィヴィオ達に連れられてホテルへ返ってきた一斗は何処か上の空だった。
「何かあったのかな.....」
「一斗さん.....」
ヴィヴィオもアインハルトもその理由が知りたかった。その理由があの破壊者だとは気づくことはない。仮に気付いたとしても、彼女達に出来ることは限られているのだから。
『一斗、聞こえるか?』
「先輩?どうしましたか?」
念話で龍斗から連絡が来たので意識を戻した一斗を見て彼女達は安心する。
『今、戦兎の病室に来ててな。目が覚めたぞ』
「すぐ行きます!」
『『♪~~~~~~』』
一斗は椅子に掛けてあったベストを取りながら相棒達と共に部屋の外へ出ていった。
「ま、待ってよ~!」
「置いて行かないでください!」
その後をヴィヴィオとアインハルトが追っていった。部屋には
『『♪~~~~』』
ラビットアーマー、フェニックスアーマー、タンクアーマー達が残された。
一斗達が病院へ向かっている頃、エルフナインが可能性を見出した石、クリスが名付けた愚者の石探しが行なわれていた。そんな中でもカリオストロとプレラーティはその調査中に襲撃してきた。
それを一斗達が知らされる事はなかった。
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「よお、戦兎。久しぶりだな」
「エボルトなのか?」
ここは戦兎の夢の中。当の本人は気づくことはない。
「俺はもういない。過去で完全に消えたんだからよ」
「そうだよな....」
戦兎はため息をつく。いくら何でも世界を破壊しようとする者との戦いが多過ぎるからと、エボルトがひょっこり顔を出しただけだと思ったのだ。
「安心しているところ悪いが朗報だ。まず、俺はエボルトじゃない。パンドラボックスって言ったらわかるか?」
「ああ。俺達に協力してくれたのはお前だろ」
すると、一斗が笑う時と同じ様に笑ってみせた。
「正解だ!俺は何度も世界が滅びるのを観てきた。そんな中でもお前たちが一番あいつと戦えたからな」
パンドラボックスはその手を開きとある石を見せてくる。
「これは?」
「ん~、あいつらが言うには『愚者の石』ってところだな。こいつはエルフナインが持っているはずだ。必ず手に入れろ」
「どうして?」
こちら側の世界の物を持って帰る訳には行かない。それくらいは理解していると戦兎言おうとした。だが、その言葉はパンドラボックスの言葉で声に出されることはなかった。
「別世界のエボルトがこの世界にやって来た」
そう、戦兎にはそれだけで十分だったのだ。
「ヒントはお前の持ってるエンプティボトルだ。チャオ♪」
その言葉を最後にパンドラボックスの姿は薄くなっていく。そして、戦兎は病室で目を覚ました。
「『愚者の石』か.....」
迫りくる別世界のアイツとの戦いに備える為に。
とある音声を発動する為にはこれが必要だと判断し、シンフォギア装者達の物語はかなり削り取っていきます。