迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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23.創造 VS 破壊 後編

「これで俺は、更なる進化を遂げる!!!!!!!!」

 

神の力は人間に宿る事はない。だが、エボルトは人間ではない。更には、人間の様な感情が存在していないのだ。起こった強大な風は響達を吹き飛ばした。

 

「何者だ!?」

 

「ん?アダムだったか.....お前が言った様に俺も言わなきゃな」

 

アダムの顔は完全に壊れてしまっている。

 

「お陰で俺は更に進化できた。ありがとう」

 

アダムはティキを破壊して立ち上がる。シンフォギア装者達は、この状況を理解できていない。

 

「君だけは殺す。絶対に!!!」

 

アダムはその姿を変えていく。だが、エボルトは待ってはくれなかった。

 

『READY GO!』

 

「お前はもう用済みだ』

 

『ブラックホール・フィニッシュ!』

 

「何!?」

 

瞬間移動によってエボルトは変化しようとするアダムに蹴りを食らわせた。

 

「あ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ.....」

 

アダムの体は、キックにより破壊されるのではなく、粒子となっていく。

 

「最後の仕上げだ」

 

エボルトはその粒子を胸部のブラックホールで吸い込んでいく。

 

「なんだこれ.....要らない物が多過ぎる。」

 

エボルトはその一部を取り出して拳で破壊した。

 

 

「さて、シンフォギア装者だったか。俺はエボルト。全てを破壊するものだ」

 

 

ギアが解除された彼女達はその闇に恐怖した。が

 

「エボルト!!!!!!!!!」

 

「ハハハハハ!お前は何処までも変わらないなぁ!!!!戦兎ぉ!!!!!!!!!」

 

ビルド・ジーニアスフォームが攻撃を仕掛けた。

 

___________

 

 

戦兎はエボルトが近づいてきたことをミカから伝えられた。

 

「一斗、あれを....実行するぞ!」

 

「ああ!」

 

一斗は転移した。そして、ジーニアスボトルを起動させる。

 

「変身!」

 

戦兎は駆け出し、その姿をビルドへと変える。

 

「エボルト!!!!!!!!!!!!」

 

「ハハハハハ!お前は何処までも変わらないなぁ!!!!!戦兎ぉ!!!!!!!!」

 

放った攻撃は、エボルトに防がれる。そして、拳がぶつかり合う。

 

「俺は進化し続ける!!!お前に追いつけるかぁ!!!???」

 

「追いつけなくたって何度だってお前を止める!!!!」

 

『ワンサイド!』

 

ハンドルを回して、生命体の成分が込められたボトル達が発行する。

 

「おりゃああああああああ!!!!!!!!」

 

『ジーニアス・アタック!』

 

エネルギーの籠った右拳がエボルトをとらえた。

 

「.......残念だ」

 

「何!?」

 

だが、右手で防がれてしまう。

 

「お前には期待していたのにな....」

 

『READY GO!』

 

『ブラックホール・フィニッシュ!』

 

エボルトが放った蹴りはビルドを捉える。

 

「が.......はっ........」

 

『チャオ』

 

「お前じゃ俺には勝てない」

 

ビルドは倒れて行く。

 

「戦兎さああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!」

 

クリスの声が戦場に響いた。

 

 

 


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