迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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何かが起こるのを待つだけでは決して起こることはない。

そう、何か起こせばそれは必ず何かが起こる。

それは奇跡も同じ事。

だからこそ、彼らは行動し続けた。


奇跡が起こると信じて。






25.奇跡は起きるものじゃない、起こすものだ!

「一斗、君?」

 

「大丈夫ですか、響さん」

 

一斗はラビットドラゴンへと変身した。だがその姿は以前の金と銀のアーマーではなく、ラビットラビットのアーマーを装着したハーフボディと、クローズ専用のハーフボディが合わさっている。

 

「これを」

 

「へ?」

 

一斗から渡されたフルボトルから成分が抜け出てきて響を包み込んでいく。そのギアが金色に輝き始める。

 

「行けますか?」

 

「うん、行ける!」

 

二人は飛び上がる。一斗はエボルトの向こう側に飛びハンドルを回していく。

 

『READY GO!』

 

「来い!」

 

エボルトも同じ様にハンドルを回す。

 

『ボルテック・フィニッシュ!』

 

『ブラックホール・フィニッシュ!』

 

「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

響は腕部ハンマーパーツのギミックを用いた連続パンチを叩き込んだ。一斗も同じ様に連続パンチを叩き込んでいく。

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「おりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

一斗と響の攻撃に挟まれたエボルトは攻撃に耐えようとするが、ダメージを受け止め切れなくなっていく。

 

「こんな....ところでえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

「「おりゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」」

 

『『TESTAMENT』』

 

二人が放った両腕を揃えた一撃はエボルトを貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「負け、られるかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

だが、それすらもエボルトは進化に利用しようとした。

 

その姿を悪魔の様な姿に変えていく。本来ならばアダムの真の姿のはずだが、それすらもエボルトは進化に利用した。

 

だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、ここでお前は終わりだ。エボルト!!!!」

 

『ファイナルマッチで~す!』

 

 

ビルドがフルボトルバスターを構えて、響が落としたボトルを使ってエネルギーを収束していた。

 

「皆の力を今ここに一つに!!!!!!!!!!」

 

『ラストマッチで~す!』

 

更にフルフルラビットタンクボトルをセットした。

 

「私達のギアの力が、流れていっているのか!?」

 

「戦兎さん!」

 

「決めてくれ!!!!!!!!!!」

 

完全にギアが解除されるが、そのエネルギーは充填されていく。ローグもそのエネルギーに更に上乗せしていく。それを見た一斗と響はエボルトの動きを止める。

 

 

「離せええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「「絶対に、離すものかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

 

二人は最後の力を振り絞り、エボルトの動きを完全に止めた。

 

『ワンサイド!』

 

ビルドはハンドルを回していく。

 

『逆サイド!』

 

「まだだ!こんなところでえええええええ!!!!!!!!!!!!!!」

 

エボルトはもがき続ける。だが、二人が動くことはない。

 

『オールサイド!』

 

「くらえエボルトぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ビルドは、戦兎は引き金を引いた。

 

『ジーニアス・フィニッシュ!』

 

『ラストマッチ・ブレイク!!!!!!!!!!!!』

 

放たれた一撃がエボルトを襲った。

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

「「ぐうううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

 

放ち終わった戦兎はバスターキャノンを投げ捨てて飛び上がる。

 

『ワンサイド!』『逆サイド!』『オールサイド!』

 

「終わりだああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

『READY GO!』

 

戦兎が放った最後の一撃は、

 

『ジーニアス・フィニッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ああ、これが、■か........フフフ、ハハハハハハグアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

エボルトを完全に消滅させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大爆発の中、戦兎は響と一斗を抱えて出て来た。

 

 

「____________」

 

 

 

何かを呟いた後、戦兎はジーニアスボトルをベルトにセットしたまま変身が解除され倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに、全ての世界のエボルトは消滅した。そして『Be The One』は戦場に響き渡った。




BAD ENDルートで生き残ったエボルトも遂に消滅し、全てのルートが本当の意味で完結しました。


残るは、ビルド本編に登場するエボルトのみ。


この章が終わり次第、vivid strike編に入ります。




ビルドの映画がDVD、Blu-rayに成ったら番外編としてやろうと思っています。




ここまでお付き合いいただきありがとうございました!



それではまた!



___________

次回、『エピローグ』



一斗は自分の中の自分を受け入れる。

そして戦兎達は、最後の大仕事に出た。

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