迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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甲子園スマッシュが去った...

だが、一週間など待てぬ!

早く、ビルド本編を、かずみんの覚悟を見せろぉ!

※作者はテストとビルド本編の放送休止、大量の宿題により気がどうかしています。気にしないでください。


29.きっと

戦兎は魔法陣を展開して、家からビルドフォンを召喚する。

 

「ミカ。起きてくれミカ」

 

『先生!目覚めたんですね!』

 

「ああ。早速だが、フェイクドールを使いたい。いけるか?」

 

『はい』

 

ミカと共に小さな魔法陣を展開する。やることはいたって簡単。ニンジャフルボトルの成分を応用した実体があって意識のある分身の術を再現する。

 

「ふう....」

 

『うまくいったようですね』

 

さっきまで戦兎が寝ていたベットの上には、スヤスヤと眠る戦兎の分身の姿があった。

 

「行くか、ミカ。アリシアの元へ」

 

『話は追々ということですね』

 

物分かりの良いデバイスは好きだよと言いながら窓を開く。日中は暖かいとはいえ今は12月。深夜である今はとても冷え込んでいた。

 

「さむっ」

 

戦兎の一言は誰にも届く事なく、バイクの走る音だけが深夜のミッドチルダに響いていた。

 

______________

 

 

 

「きっと、ここにいるはず」

 

戦兎は流石に寒さに負けて、暖かいコートとマフラーをミカに転移してもらい今着ている。

 

『居ました』

 

「やっぱりか」

 

ミカが軽くサーチャーを飛ばしてくれた為、直ぐにそこにアリシアがいるかどうかを簡単に確認できる。戦兎はそれを使って既に4か所以上探し回っている。

 

ミカをユニゾンさせ、戦兎はビルドドライバーを装着する。その理由は、エボルトからもう一つ頼まれていたからだ。

 

戦兎は必要なビルドドライバーとハザードトリガー、ジーニアスボトルを家から転移させている。この時点で、はやてが動き出しているのだが、本人がそれを知ることはない。

 

『マックスハザード・オン』

 

「やるぞ、ミカ」

 

『はい、マスター』

 

戦兎がエボルトから聞いた話には続きがある。それはアリシアの未熟さに有った。元々はエボルドライバーの試作品を使うだけの実験体だったアリシアが、エボルトの力を最大限に使用すると、ハザードレベルが少しずつ上がってしまうのだ。それを、ジーニアスで中和しアリシア自身を安心させるのが戦兎の役目である。

 

ハザードトリガーをベルトにセットして、アリシアの元に辿り着く。フワフワと辺りを舞う粒子を見ながらも、寝ているアリシアの手を握る。

 

「....戦、兎?」

 

「ああ、俺だ」

 

戦兎にあるのは、ただ願うことだけだった。

 

「ごめんな、アリシア。謝っても意味がないのは分かってる。だから、俺の息子(お前の兄)の事を頼む」

 

「わか、てるよ」

 

戦兎はドーム型の結界を張る。防寒の為少しずつだが、結界内が温かくなっていく。

 

戦兎には、どれだけ時間がたったか分からなくなってきていた。既に少しずつ太陽が昇り始めているのか、薄っすらと空が色を赤く染めていく。

 

「うっ!」

 

『来ました!』

 

『グレート!』『オールイェイ!』

 

戦兎はジーニアスボトルを起動させ、すぐさま変身する。少し身体が悲鳴を上げているのが分かるが、戦兎はそれを気にしなかった。

 

『ワンサイド!』『逆サイド!』『オールサイド!』

 

『READY GO!』

 

『ハザード・フィニッシュ!』『ジーニアス・フィニッシュ!』

 

ビルド自身を形成している成分も合わせた粒子をアリシアに流し込む。粒子に変わり始めていた所に粒子が集まり、アリシアの身体は元に戻っていく。そして、戦兎はそこで気が付いた。

 

アリシアの隣に、粒子が集まって人型になろうとしていた所を。

 

「ミカ。このまま送り続けよう」

 

『了解です』

 

戦兎は、目を閉じて流し続けた。自分自身の魔力も一緒に。

 

____________

 

 

はやてが動き始めた頃、主が心配だったヴィータ達は夜中の病院の警護にあたっていた。一斗が居なくなった上に更に戦兎までもが居なくなれば、はやては悲しむだけでなく、自分自身を責めてしまうだろう。それをして欲しくないために彼らは進んで警護に当たっていたのだ。だが

 

『ヴィータ!聞こえる!?』

 

「! どうしたはやて?何かあったか!?」

 

急な連絡がヴィータのもとに入った。それははやてが預かっていたベルトが転移されたこと。それを受けてもう一人であるシグナムが病室を見に行った。だが、そこには戦兎の姿があった。しかし、シグナムはその病室から違和感を感じていた。それは窓が開いている事である。一応シグナムはヴィータにもその話をしておいた。

 

「おかしいな。戦兎の奴は窓を開けたまま寝ることはなかったはずだぜ」

 

「そうだ。更に今は冬だ。明らかに可笑しい」

 

シグナムが外の警備を部屋の中でヴィータが待機することになった。暫くして、戦兎に変化が有った。

 

「なっ!?戦兎!?」

 

ヴィータが驚愕するのも無理はない。突然粒子になって消滅したのだ。当時、本物の戦兎はジーニアスの力をアリシアに流し続けた為に魔法が維持できなくなっていたのだ。その結果、戦兎が突然消滅するというホラー現象ができ上がってしまった。

 

「う、うわぁぁぁあああああ!!!!!」

 

流石のヴィータも目の前での消滅に声を上げることになった。その声を聞きつけてシグナムが部屋に来たが、そこで目にしたのはベットに向けてアイゼンを構え顔を青くしたまま何かをブツブツと呟き続けるヴィータだったという。




映画が、みたい....

何故ベルトに2本フルボトルを渡せるのか知りたい....

劇場版編、描きたい.....

でも映画見れない....

なら...予告だけで物語を作れば.....


皆様、作者が予告を見て考えた劇場版編『Be The One』

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