迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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伊能が語った言葉。その真の意味が、判明する。


攻略方法

『完全無欠のボトルヤロー!』『ビルドジーニアス!』『スゲーイ!』『モノスゲーイ!』

 

戦兎はブラッドへ対して拳を放った。だが、それは軽々しく防がれてしまう。

 

「龍斗を、返せ!」

 

「我々の計画には、どうしても新たなエボルトが必要だった。だが、パンドラボックスが意識を持ってしまい、桐生一斗はエボルトの遺伝子を失った。だが、一番エボルトに近い男が他に居たのだ。」

 

「それが龍斗か!」

 

「その通りだ!」

 

民衆が見守る中、ビルドは攻撃を続けた。だが、まともなダメージを与えることは出来ない。猛攻を続けるも、ブラッドは変化することはなかった。

 

「貴様では、今の私ですら倒すことはできない。ここで消えておけ!」

 

「がっ!?」

 

地面に叩きつけられ、ビルの壁へと吹き飛ばされる。変身が解除された戦兎はブラッドに首を絞められそうになっていた。

 

今回(・・)は奴はいない。礼を言うよ。君たちのお陰で私達の計画がエボルトに邪魔されなかったのだからな」

 

戦兎は目を閉じる。走馬灯の様に今迄の想い出が蘇っていく。

 

「ごめん、はやてちゃん....」

 

だが、いつまで経っても苦しみが戦兎を襲うことはなかった。

 

「....オイオイ、いきなりピンチだな」

 

「何故貴様がここに!?」

 

聞いたことのある声が聞こえた。

 

「え?」

 

「話はあとだ。離脱するぞ!」

 

戦兎は何者かに抱えられて、その場から離脱した。

 

 

____________

 

 

 

「ふぅ....ここでいいか」

 

「いてっ!」

 

「あ、悪い」

 

ブラッドの前から離脱した戦兎は衝撃と共に目を覚ました。

 

「大丈夫か?」

 

「あ、ああ。助けてk!?」

 

戦兎が止まるのも無理はない。何故なら戦兎の目の前に居たのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、この世界の俺」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド本編の桐生戦兎(・・・・)だったのだから。

 

「........」

 

戦兎の口は空いたまま閉じる様子はない。

 

「あまり時間がない。黙って聞いてくれ」

 

本編の世界から来た戦兎は話し出した。

 

自分が白いパンドラパネルを研究をしていたところ、突然平行世界への入り口が開きその先で、以前倒したはずの伊能(ブラッド)の姿があったこと。

 

この世界について軽く調べていた際に、この世界の戦兎が倒されそうになっていたために助けに入ったこと。

 

「....先ずはお礼かな。ありがとう。俺と仲間まで助けて貰って」

 

「いいってことよ。どうやらこの世界の俺も、ラブ&ピースの為に戦ってるみたいだしね」

 

ここまで心強い味方がいるだろうか。戦兎の心は事件開始とは異なり、かなり軽くなっていた。

 

「そういえば、一斗達は?」

 

「ああ。全員無事さ。既に目を覚ましているぞ。ほら」

 

指を刺した先には、一斗にくっついたアインハルトと、翼と話すティーダ、フェイトと話すはやての姿があった。

 

「俺がこの世界に来た時に会ってな。頼んでここに来て貰った」

 

さて、と言って戦兎は椅子に座る。

 

「俺が知っている限りの、ブラッド攻略法を教えてやる」

 

戦兎によると、ブラッドはその身に融合した者の数でその強さが変化するらしい。つまり、融合している龍斗を分離できればそれだけで弱体化を狙えるのだ。

 

だがそれは本編の世界での彼らであって、この世界の彼らが同じことをするとは思えなかった戦兎はこれ以上融合させない方法を考える。そんな中、戦兎は更に情報を追加する。

 

「もう一つ。伊能達3人は、どうやら俺の世界からこちら側に来たみたいだ。」

 

戦兎達がエニグマを使用するたびに発生していたバグ。それが元になって、ワープホールを創り、死にかけの

伊能達は逃げ込んだらしい。

 

この世界にいた自分達と火星で融合し記憶を共有したのだが、エボルトとパンドラボックスが行方不明になった為に計画を遅らせていたが、エボルトの消滅、パンドラボックスの覚醒で、全てが平行世界で進んでいた事を知った彼らは、最後の力でこの世界に転移したらしい。

 

目的は、自分の世界と同じ様にパンドラボックスの力を使って、世界を地から破壊することだろうと。

 

これで、伊能が言っていた意味の深い言葉の理由も分かったのだが、戦兎には引っかかっていることがあった。

 

「なぁ、俺。一体誰にそんなことを教えてもらったんだ?」

 

「......お前もよく知る人物にだ。」

 

それだけ話すと、本編世界の戦兎の体は少しずつ粒子へと変わり始める。

 

「どうやら時間切れらしい。最後にヒントだ。ビルドドライバーに何故ボトルが二本セットできるのかを考えてみろ」

 

「分かった....ありがとう」

 

「じゃあな」

 

本編の戦兎は元の世界へ戻っていった。残された戦兎は少し悩んだ末、今いるメンバーを集めて明日の作戦を話す事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この話はもしかしたら、書き直すかも知れません。
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