迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
G.O.D編に続く物語
桐生戦兎がエボルトと共に消滅してから4年が経った。
一斗達は戦兎が残した技術とその意思を引き継ぎながら日々を送っていた。
『ツイン・ブレイク!』
「がはっ!?」
グリスはフクをツインブレイカーから取り外す。
『♪~!』
「おう、お疲れさん」
吹き飛ばした犯罪者をバインドで拘束し、管理局の他の魔術師が来るのを待つ。やって来た魔術師が見覚えがあったために変身が解除する。
「久しぶりです、先輩」
「おう、久しぶり。再会を喜ぶ前にそいつをどうにかしなきゃな」
龍斗はしっかりとしたスーツで身を包みながらも、マシンビルダーで現場へとやって来た。
『お久しぶりです、一斗様』
「ミカさんも久しぶりです。ほら、お前らも挨拶」
『『♪~~~~~!!!』』
『ええお久し振りです。あなた達も成長しましたね』
フクとフォレスは久しぶりに会ったミカに今迄どんな戦いをしてきたのかを夢中で話している。ミカはそれを聞きつつも龍斗の動きをしっかりと録画している。
「これで良しっと」
「お疲れ様です。すいません、後処理を任せてしまって」
「いいっていいって。でも、俺達からしてみればお前が犯罪者に関わる事が多過ぎて心配なんだぞ?」
「ハハハハハ....」
笑い事じゃないぞと龍斗に額を指で押され念を押される一斗。
デバイス達は見慣れたやりとりを見ながらも転移魔法陣を展開して犯罪者を本部へと送る。
「さて、そろそろ戻らないとフェイトに会えそうにないからな」
「フェイトさん、また出張だったんですか?」
「ああ、今回も管理世界に残されたスカリエッティの研究所の一か所の調査だってよ。特に収穫もないみたいだからな。あ、ヤベ。ミカ、このまま本部まで行けるか?」
『問題ありません。さぁ行きましょう』
龍斗はすぐさまマシンビルダーに乗りヘルメットを着用する。
「じゃあまたな、桐生一斗
「はい、今度家にお邪魔しますね」
龍斗はその場を去っていく。フクが左肩に泊まったのを確認すると、フォレスをカバンの中へ戻しその場を後にする。
桐生一斗は12歳になり相棒達と共に行く先々で犯罪者達を捕まえ、管理局に認められて特別管理局員になった。
「今日は何がいいかな」
学校指定の鞄を担ぎながら今日の夕飯のメニューを考える。
彼は今なのはとユーノ、ヴィヴィオと共に暮らしている。
「一兄~!」
「ん? ヴィヴィおべらぁ!?」
そして今日も妹の突撃を背中で受け止める
「今日は肉じゃががいい!」
「うぐ...了解。それよりいいのか?コロナたちを置いてきても。」
そしてミウラを含めたナカジマジムメンバーを纏める副リーダーである。
「待ってよ~!」
「あ、一斗さんだ!」
これが彼の日常である。
まだ始まったばかり...次回はあのヒロインが登場しますよ。
さて、今度はその話を書いていこうか