迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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因縁はどこまでも

世界を越えてさえ続く。


終わりのない戦い

「えっと....」

 

よく辺りを見渡せばここはどこかの船の中らしい。でもアースラとかよりも小さい気がする。

 

「ねぇ、聞いてるの?」

 

「ああ、ごめん。俺は桐生戦兎」

 

しまった、内部を見渡してしまった。

 

「戦兎ね。ようこそラタトスクへ、歓迎するわ」

 

その言葉と表情からは一切歓迎しているようには思えなかった。明らかに話を聞かせろという顔をしている。

 

「情報交換と行こうぜ、ミカ」

 

『はい、マスター』

 

ユニゾンを解除する。走り続けたせいか疲労が一気に襲ってきてしまい、俺はバランスを崩してしまう。

 

「大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ」

 

ミカがいきなり人型になったものだからラタトスクの皆が驚いてしまっている。

 

「...まぁいいわ。さっさと話を聞かせなさい。」

 

「その前に名前を教えてくれ」

 

「五河琴理」

 

俺は自分が異世界から来た事と琴理の兄である士道の体を乗っ取った者に付いて話した。

 

________

 

「エボルト、ね....」

 

「ああ。この世界には居ないと思っていたんだがな...」

 

ある程度話し終わった頃に、斬撃がフラクシナスに当たり揺れる。

 

「まずいわね...どうにかしてそのフルボトルを転移させられないの?」

 

「...誰かが霊力を持っていれば、可能かもしれない。でも、それには沢山の霊力がいる。精霊の様な強大なものが...」

 

俺はエニグマを組み合わせた簡易転移装置を創り上げたが、それを起動させるにはどうしても霊力が必要だと言う。

 

「....精霊程の霊力が必要なのね?それで士道を救えるのね?」

 

「ああ。でも...」

 

「わかったわ。私が(・・)どうにかする」

 

そう言って琴理は席から立ち上がりすぐさま炎に包まれる。

 

「言ってなかったわね。私も精霊なの」

 

「.....この際それについては聞かないぞ。頼んだぞ」

 

琴理が精霊なのには幾つかの理由があるだろうが、それを今聞いている場合ではない。既に結界も崩壊寸前、フラクシナスのバリアも突破される事もあるくらいだ。

 

「________!」

 

ゲートが開いたのを見た俺はそこに腕を突っ込む。ボトルがある事を確認すると、取れるだけ回収する。

 

「は、早くしなさい!あまり長くは耐たないわよ!」

 

琴理の声を聴きながらも最後のボトルに手を伸ばす。

 

「もう、限界よ!」

 

すぐさま手をゲートから引き抜く。それと同時にゲートも閉じた。

 

「これで戦える。ありがとう、琴理。」

 

「良いからそれで士道を救ってきなさい」

 

肩で息をする琴理に礼をいい、俺はボトルを持って転送装置へと走る。

 

「転移をお願いします!」

 

到着と同時に空中へ投げ出された俺はジーニアスボトルを起動させる。

 

『グレイト!』『オールイェイ!』

 

『ジーニアス』

 

装着したままだったベルトにセットし、ハンドルを回す。

 

プラントライドビルダーGNが展開されるが、そのまま空中で制止する。

 

『イェイ!』『イェイ!』

 

60本のエンプティボトルが空中を舞う。それはライドビルダーが展開したリフトに乗ってそのまま落下している俺の周りを囲む。

 

『ARE YOU READY?』

 

「変身!」

 

白いボディに身を包み、すぐさまボトルが全身にセットされる。

 

『完全無欠のボトルヤロー!』『ビルドジーニアス!』

 

『フルボトルバスター』

 

「おりゃあアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

召喚したバスターで士道(エボルト)へ攻撃を仕掛けるが、大剣で防がれてしまう。

 

「待っていたぞ...俺のものに、なれぇェェェ!!!!!!!!!!!」

 

そのまま弾き飛ばされバスターを落としてしまうが、そんなことを気にしている時間をくれる相手でもない。俺はすぐさま右羽と左ウィングを展開してその場を離れる。

 

「タカとジェットの羽が同時に使えてよかった...」

 

ミカが仮説を立てていたことが成功して良かった。もしできなかったら俺だけでは飛べるエボルトの相手をするのは厳しかっただろう。

 

「!あぶねっ!」

 

飛んできた斬撃を交わし、そのまま急降下して地面に突き刺さったフルボトルバスターへと手を伸ばす。

 

「俺以外に興味を持つなぁぁぁ!!!!!!」

 

でもそれをエボルトは複数の斬撃で邪魔してくる。流石にこの量を初めての飛行で交わしきれるわけがなく俺は斬撃を受けて落下してしまう。

 

「がはっ!!!」

 

「...なぁ、何で俺の事を知っているんだ?この世界には仮面ライダーはいないはずだろぅ?」

 

エボルトがそんなことを聞いてくる。そンなことは俺が聞きたいくらいだというのに。

 

「はぁ...はぁ...それじゃあお前は...ぐっ...なんでこの世界にいるんだ?」

 

立ち上がりながら左腕が使い物にならない事を確認する。幸い痛みはないが...このエボルトに勝てるかどうかが心配になってきた。

 

「...俺はこいつの勝手な事でこの体に入れられた。出てくることもできず、只々俺は眠っていた。だが、お前が来てからだ。俺は目が覚めた。この身体を乗っ取れた。そしてお前は、俺を知っていた。だから俺は...お前を一つになりたい(吸収したい)

 

「......」

 

狂っている。それだけはわかった。このエボルトが何者か知らないが、こいつは生かしては置けない。必ず、この世界を破壊する。それだけは確信できた。

 

「...もう、耐えられない...お前を、吸収させろぉぉおぉぉ!!!!!!!!!!!」

 

巨大なブラックホールを起こしたエボルト。俺はフルボトルバスターを右肩に担ぎながら言い放つ。

 

「さぁ、実験(デート)を始めようか?」

 




女の子になったエボルトさんは、

きっとヤンデレになると思うんだ。

しかも相手も吸収して永遠に別れのない存在になろうとすると思うんだ。

で、生まれたのがこれね。


エボルト「お前が欲しい」

戦兎「ええー」


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