迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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37.マッドな世界 前編

「あれ?どうかしましたか、グランディアさん」

 

「いえ、少し気になっていることがありましてね。ユーノ司書長に聞いたらわかるのではと思いまして」

 

グランディアは普段通りの仕事をしながら無限書庫を眺める。今日は大切な日だというのに、イレギュラーとして仮面ライダー(ティーダ・ランスター)ブロス(桐生翼)が無限書庫を訪れているという状態だった。何とかあの方が来るまでには彼らの目を欺いて計画を進めなければとその足をユーノへと進めた。

 

「この本で「開かずの箱」というものが記されていて、パンドラボックスかも知れないと思ったので比べてみたいのですが...」

 

「肝心の箱の保管場所が分からなかった、と」

 

普段通り仕事熱心な書庫員を演じる。彼の心は愛する妻を失った時から一切揺るぐことはない。この世界の在り方を変える。その為だけに今までを生き抜いてきた。

場所は教えられないが比べることは出来るとユーノは言い、グランディアはその本を渡す。本には開いたものの意識を奪う様に細工が施されている。

 

「あ...れ?」

 

「...貴方は後に計画の邪魔になりますからね。一応私の上司ですから、消さないでおいてあげますよ」

 

転移魔法で気絶したユーノを拠点へと転移させた後、グランディアはエボルトと連絡を取り合う。

 

「やはりここに例のものはあるようです。場所まではわかりませんでしたが」

 

『それだけで上出来だ。計画通りに進めろ』

 

「了解しました」

 

慣れた手つきで仮想スクリーンを操作する。エボルトの右手として動く彼ともう一人、左手(裏方)が存在している。その裏方が創り上げたウイルスプログラムを管理局のネットワークへと流し込む。

 

直ぐに管理局と無限書庫を繋ぐゲートは内側から破壊され、そのゲートは全く異なる場所へと繋がった。

 

「やれ」

 

グランディアのその一言でゲートから複数のハードガーディアンが進行を開始した。

 

____________

 

 

休暇を利用してティーダは翼の勉強の手伝いをしに来ていた。序に自らの仕事の資料もかき集めるつもりだったのだがそうも行かなくなっていた。

 

「何者だ」

 

問いかけても返事は帰ってくることはない。JIMのスキャンによって彼らが機械であることが分かってからの彼の行動は早かった。

 

『デンジャー!』

 

「変身!」

 

『クロコダイル in ローグ!』『オーラァ!!!』

 

ボトルとベルトを使いすぐさまローグへと姿を変え、武器を使って彼らの武装を切り落としていく。幸い一般人は居なかった為に、その殆どを魔導士達が相手をしているが、数に押され始めていた。

 

「翼、こいつらの事を知っているかい?」

 

「一応は。依然スカリエッティが作成していた量産型ガジェット、ガーデンズの上位互換。それが彼らハードガーディアンなのですが...」

 

翼は顔を少し俯ける。それは彼女のトラウマであるアイツ(・・・)が生きている可能性があるからのものだった。

 

「取り敢えず翼は負傷者を連れて病院へ。様子を見ながら戻って来て下さい!」

 

スチームブレードでアームを切り落とす。翼が飛行魔法を使い負傷者を運んでいくのを確認した後、ハードガーディアン達の進行してくる方向へと足を進めた。

 

だがそこには、招かねざる客が魔術師を戦闘不能にしていた。

 

「ん?ああ...お前たちはここにいたんだったな。まぁいい。久しぶりだなぁ、ティーダ。元気にしてたか?」

 





ジオウ第3話、またまた凄かったなぁ...

また唐突に登場するドライブライドウォッチ。早く持っている理由が知りたいなぁ...

そして明かされる衝撃の事実ぅ!!!

主人公、物理だけでなくゲームも苦手だった!!!

しかも今回、魔王よりも無敵(エグゼイド)の方が魔王してるんじゃないかなと思いました。


さてさて感想はここまでにしておいてっと

ではまた!

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