迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
今回の投稿以降、暫くの間最新が止まります。
作者のテストが終わり次第、最新を再開しようと思います。
本編をどうぞ!
戦兎が気絶したのを確認したエボルトは、パンドラボックスを開けた事で出現したトリガーのスイッチを押した。
「やはり使えないか...」
「それは、貴方が完全に元に戻っていないからですか?」
エボルトが持つエボルトリガーが起動しないのには二つの理由がある。一つはエボルトが完全でないこと。自身の遺伝子を持った一斗を取り込まない限り完全にはならない。そしてもう一つ、パンドラボックスの成分が完全でないということだった。古代ベルカにて、ベルナージュによってパンドラボックスの成分が一部バングルに封じられているのだ。勿論パンドラボックスのみ回収してベルナージュがそんな事をしていた事実をエボルトは知らない。
「グランディア、戦兎を連れて帰るぞ」
「はっ。桐生戦兎とユーノ・スクライアを使って呼び出すのですね」
「お前のそういう所、俺は本当に好きだぜ?」
エボルトが開いたゲートを戦兎を担いだグランディアが通って拠点へと戻っていく。エボルトは無限書庫・管理局を巻き込んで出来上がったパンドラタワーの内部を見渡す。
「先ずは一つ」
エボルトがゲートを通り過ぎてこの場を後にした頃には、あったはずの本棚や瓦礫の山は消滅しており、砂のみが存在していた。
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街に群がるハードガーディアンを龍斗達が倒しきった頃、ミッドチルダを含めた全管理世界に巨大な仮想スクリーンが展開された。
『なぁドクター、これもう繋がっているのか?』
『ああ。既に配信が始まっているよ』
「な、なんでだよ...」
龍斗は聞こえてきた声に驚いていた。忘れるわけがないその声の主が、今仮想スクリーンにでかでかと映し出されているのだから。
『全管理世界に告ぐ。俺はエボルト。お前たちには『ブラッドスターク』って言った方がわかりやすいか?』
今やその名前は管理世界中に伝わっている程の犯罪者。死んだはずの犯罪者が生きていて、再び世界に向けてスクリーンを使って何かを伝えようとしているのだ。
魔術師達は、デバイスを握り直すもその手は小刻みに震えている。
『仮面ライダー達に告ぐ。仮面ライダービルド、桐生戦兎は預かった。明日、ミッドチルダにある管理局へ来い。来なかった場合はわかっているよなぁ?』
スクリーンにはでかでかと十字架に縛りつけられた戦兎が映し出される。その首元にはグランディアがスチームブレードを当てている。
『さらに追加だ。明日もしも来なかったら...』
エボルトの言葉とともにスクリーンの画像が切り替わり一つの世界が映し出される。
『この世界を破壊する。なぁにお前たちが来れば俺達は何もしないさ。楽しみに待ってるぜ、万丈?』
行かなければ戦兎を、世界を破壊される...そんな事を言われた彼らに選択肢はなかった。
「エボルトォォォォ!!!!!!!!!!!」
日が傾き始め世界が赤く染まっていく中、
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「先輩...」
「俺達だけだ、今戦えるのは。俺は...お前を連れて行きたくない」
「でも!」
ハードガーディアンを殲滅しきった後、桐生家が消滅したために龍斗と一斗は教会を訪れていた。既に部屋を貸してもらい、今は病院で彼らは言い合っていた。
「でもじゃねぇ。お前が傷付いたら、戦兎は絶対に後悔して自分を責めちまう」
「...だからって、先輩一人をエボルトの下に行かせるわけにはいきません」
「...勝手にしろ」
その言葉を最後に龍斗は病院を出ていった。一斗は今一度病室に入る。
「ティーダさん...翼姉さん...」
二つのベットにそれぞれ寝ていた。先程ようやく眠ったティーダは、先程まで何度も一斗達に誤っていたのだ。自分がエボルトを止められていればと。翼に関しては爆発した自宅から発見されたのだ。幸いネビュラが結界を張っていたものの、衝撃波により翼の脳は激しく揺れ未だに目を覚ましていない。ネビュラも限界まで動いた為に自動修復でも完全に修復できないほどのダメージを追ってしまった。
「必ず、ユーノさんも、父さんも取り戻すから...」
今回の事件で負傷者は無数に出たものの死人は出ていない。だが、一人だけ行方不明な者がいる。それがユーノだ。グランディアによって連れ去られているのだが、その事実を彼らが知るわけもなく、エースオブエースは今にも壊れそうになっているのだが、それを一斗達が知ることもない。
あのはやてでさえ、戦兎の事を後回しにしてこの世界を救うために動いている。一時的に復活した機動六課によってミッドチルダの被害は何とかなってはいるものの、管理局は崩壊。既に各世界で犯罪者が大量発生している始末だ。
結局、一斗は教会に戻ることなく病室で夜を明かした。
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朝一に龍斗は一人管理局へと続く一本道を歩いていた。既にこの街からは人の気配が消えてしまっている。隠し切れない怒りから自身の唇を嚙み締める。少し血が出てくるが彼は気にしなかった。進んでいけば、何度もテレビで繰り返し放送されて見慣れた姿が顔を出した。
「よぉ、結構早い到着だな。一斗はどうした?」
「あいつは置いてきた。お前には俺だけで十分だ。それに...」
『ボトルバーン!』
ナックルにボトルをセットしながら龍斗はエボルトへ向けて叫んだ。
「ヒーローは、俺だ!!!!!!」
「まぁいい」
ナックルをベルトにセットしハンドルを回してマグマライドビルダーを展開する。
『ARE YOU READY?』
「変身!」
「お前を壊して、あいつを引きずり出すだけだ」
さてさて、前書きで書かせて頂いた通り最新を一時的にストップします。
ジオウ本編を見ながら、日常を謳歌しながら何処かでこの小説の事を覚えていて頂けると幸いです。
では、次の投稿まで...
「チャオ♪」
あ、ちょっとエボルトさん!?
人のセリフ取らないで貰えます!?
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エボルトへ一人で闘いを挑んだ龍斗
「これは、俺の意識だ!!!」
そこへ
次回、『万丈龍斗の覚悟』