迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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41.アイツ

「あ、あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

武器を落とし、一斗の変身は解除される。衛星が破壊された為に起きた衝撃波は地上を襲った。

 

あの爆発のなかで龍斗が生き残っている可能性は低い。

一斗は理解してしまっていたのだ。エボルトを倒すため、自分を守るためにその身を犠牲にした大切な人(龍斗)を。

 

「あ.....」

 

一斗は先び続け、ふと叫ぶのを辞めると同時に気を失った。

 

 

____________

 

 

衝撃波によってミッドチルダの都市いや、民家も含めたその殆どが崩壊した。幸い怪我人は出たものの死人は一人もいなかった。

 

「確か、ここら辺度から...」

 

『はやてちゃん!見つけました!』

 

はやては一斗のデバイスであるフォレスからの連絡を受けて崩壊した街の中へ来ていた。リインフォースの働きにより、瓦礫に少しだけ埋もれた一斗を直ぐに発見する事が出来た。

 

「リイン、治癒魔法を頼めるか?」

 

『分かりました!』

 

一度リインフォースとのユニゾンを解き、一斗のいた位置から少し離れて辺りを見渡す。

 

「生命反応は...なし」

 

サーチャーを飛ばして巻き込まれた人がいないのを確認する。

 

「ん?あれって」

 

そんな中、見覚えがあるものが落ちていた事に気が付いた。

 

「マグマナックル?これがここに落ちているってことは...」

 

一斗の保護が完了するとそこから集まった魔術師達で瓦礫を全て動かしたが、ナックルの持ち主は見つかることはなかった。

 

 

_________

 

 

「んぁ....」

 

目が覚めると同時に全身に痛みが走る。今自身が置かれた状況を何とか理解した一斗はすぐさまベットから飛び降りる。

 

「...何処に行くんだい?」

 

「ティーダさん!?」

 

なんでと言いかけた一斗をティーダは己の言葉で被せる事で言わせない。

 

「君がここ(病院)に運ばれてから今日で1週間経ったんだ。今じゃ僕も、翼も目を覚ましている。それで、目が覚めたばっかりの君に聞かなくちゃいけないことがある」

 

「...あの爆発のことですか?」

 

「その通りさ。あの日、何があったんだい?」

 

一斗は口を開くことが出来なかった。1週間も眠っていたとはいえあの日のことは鮮明に憶えている。

 

「....」

 

「...エボルトが現れなくなったところを見るに...」

 

「それ以上は言わないでください。きっと、ティーダさんの考えていることで合っているはずですから」

 

一斗はその身をベットへと戻して、布団を被った。病室の扉が開いてティーダが去っていく足音が聞こえなくなるまで一斗はそのその身を動かすことはなかった。

 

「僕が、もっと早く、先輩の所へ行けていれば....」

 

流した涙は枕を濡らした。

 

___________

 

 

「そんな...」

 

ティーダは目が覚めた一斗と話して得た答えを機動六課のメンバーに伝えた。

フェイトははやてが回収したナックルを強く握りしめる。

 

「やっぱり兄さんは...」

 

「う...う...」

 

「認められる訳がないじゃない...」

 

皆がその答えから感情を露わにする中病院の廊下に聞こえないはずの声が響いた。

 

「よぉ」

 

「っ、龍斗!!!」

 

その声の主はボロボロの服を着たままフラフラと近づいてきたフェイトを抱き止めた。

 

「悪い、エボルトを倒した後に気を失っちまったみたいでさ。ここまで来るのにこんなにも掛かっちまった。」

 

「良かった...本当に良かった...」

 

感動の再会、他人にはそう見えていただろう。だが、この場にいる一人だけ病院にやって来た龍斗の事を疑っていた。

 

「龍斗さん、少し動かないでくれますか?」

 

「ん?どうした?」

 

ティーダは龍斗の背中に周りJIMを突きつける。

 

「動くな。少し聞きたいことがある」

 

「兄さん!?」

 

「何やってるんや!?」

 

ティアナ達が止めようとしてくるがティーダはそのトリガーから指を外すことはなかった。

 

「お前はあの爆発の中でどうやって帰って来たんだ?」

 

「どうやったって普通に飛びながら戻ってきたんだぜ?」

 

「質問が悪かったな。龍斗さんの身体を奪って生き残ったんだろ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」

 

その言葉を聞いたのを最後に抱きついていたフェイトを龍斗は突き放す。慌ててなのはが受け止めるが龍斗はそんな事気にすることなく話し始める。

 

「相変わらずお前のそういうところは買ってるんだぜ?しっかりと信じた相手にしか本心を明かさないところとかな」

 

「やはり生きていたか、エボルト」

 

ティーダはJIMを更に押し付ける。

 

「オイオイ、今日は戦いに来たんじゃないんだ。話があってきたんだよ」

 

碌な事で無いことは今迄の行いから分かるがティーダはその話を聞いてみることにした。

 

「取引だよ。俺達が捉えている戦兎、ユーノ、万丈と桐生一斗の身を交換してやろうってんだ」

 

「!?」

 

破格の条件だった。明らかにエボルトは一斗の事を狙っている。それは話を聞いていた誰もが理解できた。

 

「はやてさん、直ぐに一斗の身の安全を確保して下さい!」

 

『デンジャー』

 

「やれやれ、折角の取引だったってのに...まぁ予想通りだけどな」

 

『エボルドライバー!』

 

ティーダははやてに一斗の事を頼み、ベルトとボトルをすぐさま起動させる。エボルトもベルトを装着するとボトルを振る。

 

『クロコダイル』

 

『ドラゴン』『ライダーシステム』『エヴォリューション!』

 

「「変身」!」

 

ティーダのリベンジマッチが始まった。




今日のジオウも楽しみですね!

でもどうやってライドウォッチを渡していくんだろう?
龍騎アーマーはスーツが存在しないし...

このままだと平成二期のライダーアーマーは全てスーツが造られるって感じになるのかな?


さて、考察はここまで。

ではまた!
_________


龍斗がその身を投げ出してまで倒そうとしていたエボルトは

「お前じゃ相手にならないんだよ」

生きていた!?

「僕が行けば、父さん達を返してくれるんだね?」

そして、一斗は取引に応じようとする。

次回、『心火(進化)に終わりはない』
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