迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
テストが...テストがぁぁぁあぁああああ___
「何しに来やがった」
「ああ、少し面倒なことになってな。ここまで来るのにも結構時間がかかったぜ」
一斗はベルトを装着し、フォレスを構える。
「お前の言葉が信じられるとでも?」
「まぁ聞け。今、スカリエッティの奴が万丈のドラゴンを使って世界を変えようとしている」
「...お前がそこまでやられているってことは」
「大体有ってると思うぜ。スカリエッティの力は俺の想像以上だった。だからこそ提案だ」
病室の壁に手を当てながらしゃがみ込んでエボルトは仮想スクリーンを展開する。
「俺が奪った
「...交換条件だ。もう世界を破壊しないと誓え」
一斗はエボルトを睨みつけながらフォレスを構え続ける。
「良いだろう。正直この世界を滅ぼす必要も無くなったんだ。これで交渉成立だな」
あのエボルトが負傷する程の力を手に入れたスカリエッティを倒すために、本来ならば有り得ない者達が手を取り合うことになった。
「お前の言っていた「お前たちの記憶」って何のことだ?」
「そいつは戦兎の病室に着いたら話してやるよ。まぁ、話す必要もないかもな」
エボルトは楽しそうに話した。
___________
「おはようさん、ようやくお目覚めか?」
「...何故俺から奪った記憶を返した?」
目が覚めた戦兎が放った言葉は直ぐに返されることになった。
「ちょいと面倒なことになったからな。詳しい話は一斗や万丈から聞いてくれ。俺は...少し...寝る...」
戦兎は目の前で意識を失っていくエボルトの姿から様子がおかしいことに気が付いた。直ぐにベッドから飛び起きれば、見覚えのある者達が自身の事を見ていた。
「もう...いつも遅いんやから...」
「ごめん...そしてただいま、かな」
ここに、桐生戦兎は復活した。だが失っていた記憶を取り戻したのは戦兎だけではない。
「...わりぃ、少し外に出てくる」
「あ、私も_」
「一人で大丈夫だ。それよりもエボルトの監視を頼む」
「...分かった。でも早く帰ってきてね」
「ああ」
戦兎よりも先に記憶を取り戻した龍斗は病院から出てすぐにある岩に拳をぶつけた。
「...スカリエッティは、必ず俺が倒す。あいつだけは絶対に。」
龍斗は思い出したのだ。自身の居た世界の事を。士達と旅に出る前に、一体何があったのかを。
「...この
きっと真実を伝えたら、自分は動けなくなってしまうだろう。それだけは絶対にダメなのだ。龍斗は師匠から貰ったデバイスで通信を始める。
『...貴方ですか』
「今の状況と、スカリエッティが力を手に入れてから
お待たせ。
ここの所、卒業式やらパーティーやらでうまく時間が作れない上にテストまで近づいているという作者に執筆させない気を感じ始めた。
癒しというニチアサも駅伝に奪われた。ちくしょう、二週間も待てるか!
と言いながらTwitterでやってきたリプでユーリの性別が男であることを知ってしまいました。
...可愛いは正義、だよね(男の娘)