迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
あ、この世界にはパンドラボックスはありません。
(完全に無いとは言ってない)
パネルはアタッシュケースの中にあるのであしからず。
それでは本編をどうぞ。
まだ試してないのはスマホウルフか...
あれから沢山の時間が過ぎたがまだスタークとの特訓が続いていた。
『ウルフ』『スマホ』『ベストマッチ』
「変身!」
『繋がる一匹狼 スマホウルフ』『YEAH!』
ハンドルを回して変身する。ここ数日でどれだけのフルボトルを変えたのだろう。気絶して起き上がる度に身体が軽くなっているんだ?
「いいな、この戦いでお前のハザードレベルは4.5になるだろう。それなら新しくアタッシュケースを開けられるはずだ。」
「ああ、だからこそ勝つ!」
「熱いのは嫌いじゃないぜ!」
右腕から銀色の光刃を発生させスタークに切りかかる。
『エレキスチーム』
「おらぁ!」
スタークに防がれた。何度も見慣れた光景に思わず苦笑いがこぼれてしまう。
「まだまだ!」
左腕のスマホ型も強化シールドで液晶が割れながらもスチームブレードを受け止める。
「があ!」
受け止めたスチームブレードをあらぬ方向へ投げてベルトのハンドルを回す。
「READY GO』『ボルテック・フィニッシュ』『YEAH!』
自分の周囲にアイコンを映写し、そこから狼型のエネルギー波を出現させてスタークにけしかける。
「おおっと、元気の良い犬が多いなぁ!!」
だがそのほとんどをスタークが叩き切ってしまう。
「まだだ!」
『カブトムシ』
『READY GO』『ボルテック・ブレイク』
「くらええええ!!!!!!!!」
「がぁぁぁぁ!!」
ドリルクラッシャーを呼び出してカブトムシフルボトルをセットし、ドリル部分にカブトムシ型のエネルギーをまとわせ殴りつける。狼達に気を取られて攻撃が当たる。
「....ふぅ...」
スタークの変身が解除されて煙の中から出てくる。
「最後の一撃は効いたぜ。ハザードレベルを確認してみろ。」
アタッシュケースに手を当てハザードレベルを確認する。すると4.5と出て新たなフルボトルが出て来た。
「あれ、フルボトルが4本足りない。スターク、知っているか?」
「いや、俺は知らないなぁ。....うぇ、まずい....」
またコーヒーを飲んでいるのは置いておき、フルボトルを確認する。56本か...やっぱり足りないなぁ。
「ま、ここまで来たら5.0までハザードレベルを上げるか?」
願ってもない誘いだ。受けない意味もないが、龍斗達が気になるな。
「悪いがここまでだ。龍斗達が気になるんでな。」
「そうかい。まだまだ強くなって俺を楽しませてくれよ?じゃ、チャオ♪」
そう言って煙の中に消えていったスターク。利用された気がするが、気にしないでおこう。今回は手を出さないらしいが警戒はしておこう。
「さて、俺も帰りますかね。」
ビルドフォンをバイクに変えてヘルメットを被る。久しぶりの我が家。龍斗はどうなったかな。
ベストマッチ確認しよう。
感想お待ちしております。
次回もよろしくお願いいたします。