迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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フルボトルが足りない....

あ、この世界にはパンドラボックスはありません。

(完全に無いとは言ってない)

パネルはアタッシュケースの中にあるのであしからず。

それでは本編をどうぞ。


30.ベストマッチバトル2

まだ試してないのはスマホウルフか...

 

あれから沢山の時間が過ぎたがまだスタークとの特訓が続いていた。

 

『ウルフ』『スマホ』『ベストマッチ』

 

「変身!」

 

『繋がる一匹狼 スマホウルフ』『YEAH!』

 

ハンドルを回して変身する。ここ数日でどれだけのフルボトルを変えたのだろう。気絶して起き上がる度に身体が軽くなっているんだ?

 

「いいな、この戦いでお前のハザードレベルは4.5になるだろう。それなら新しくアタッシュケースを開けられるはずだ。」

 

「ああ、だからこそ勝つ!」

 

「熱いのは嫌いじゃないぜ!」

 

右腕から銀色の光刃を発生させスタークに切りかかる。

 

『エレキスチーム』

 

「おらぁ!」

 

スタークに防がれた。何度も見慣れた光景に思わず苦笑いがこぼれてしまう。

 

「まだまだ!」

 

左腕のスマホ型も強化シールドで液晶が割れながらもスチームブレードを受け止める。

 

「があ!」

 

受け止めたスチームブレードをあらぬ方向へ投げてベルトのハンドルを回す。

 

「READY GO』『ボルテック・フィニッシュ』『YEAH!』

 

自分の周囲にアイコンを映写し、そこから狼型のエネルギー波を出現させてスタークにけしかける。

 

「おおっと、元気の良い犬が多いなぁ!!」

 

だがそのほとんどをスタークが叩き切ってしまう。

 

「まだだ!」

 

『カブトムシ』

 

『READY GO』『ボルテック・ブレイク』

 

「くらええええ!!!!!!!!」

 

「がぁぁぁぁ!!」

 

ドリルクラッシャーを呼び出してカブトムシフルボトルをセットし、ドリル部分にカブトムシ型のエネルギーをまとわせ殴りつける。狼達に気を取られて攻撃が当たる。

 

「....ふぅ...」

 

スタークの変身が解除されて煙の中から出てくる。

 

「最後の一撃は効いたぜ。ハザードレベルを確認してみろ。」

 

アタッシュケースに手を当てハザードレベルを確認する。すると4.5と出て新たなフルボトルが出て来た。

 

「あれ、フルボトルが4本足りない。スターク、知っているか?」

 

「いや、俺は知らないなぁ。....うぇ、まずい....」

 

またコーヒーを飲んでいるのは置いておき、フルボトルを確認する。56本か...やっぱり足りないなぁ。

 

「ま、ここまで来たら5.0までハザードレベルを上げるか?」

 

願ってもない誘いだ。受けない意味もないが、龍斗達が気になるな。

 

「悪いがここまでだ。龍斗達が気になるんでな。」

 

「そうかい。まだまだ強くなって俺を楽しませてくれよ?じゃ、チャオ♪」

 

そう言って煙の中に消えていったスターク。利用された気がするが、気にしないでおこう。今回は手を出さないらしいが警戒はしておこう。

 

「さて、俺も帰りますかね。」

 

ビルドフォンをバイクに変えてヘルメットを被る。久しぶりの我が家。龍斗はどうなったかな。

 




ベストマッチ確認しよう。

感想お待ちしております。

次回もよろしくお願いいたします。

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