迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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コブラロストスマッシュ

見た目はエボルト怪人体。
色が黒く変化している。
ベルトはビルドドライバー(ハザードトリガー有り)を装備しているが、ボトルやドラゴンは装着されていない。

設定上ブラッドよりも強く、初期からブラックホールを発生させることが可能。

しかし、ハザードトリガーの故障によりスペックは下がっている。


67.ローグと呼ばれた男 後編

エボルトが先陣を切りスチームブレードで切りかかる。戦兎は背後から近づいていく。

 

「貴様らが何をしようと、無駄無駄ァ!!!!!!!」

 

だがスチームブレードも、バスターすら受け止められてしまった。

 

「っ、エボルトォ!!」

 

「フン!!」

 

戦兎は直ぐにバスターから手を離し一旦引く。支えるものが居なくなり落下していくバスターをエボルトが片手で支えバスターに掛ける力を強める。

 

『相棒、早速だが無茶するぞ!』

 

「分かった!」

 

左腕で支えたバスターにスチームブレードを持ったままの右手で体重を掛けたのだ。普通の人間なら反応することすら難しい速度で動いた純一郎の体には、後に代償を払う事を強制してきた。

 

だが、無茶(犠牲)をしてもなおスカリエッティには及ばなかった。

 

「その攻撃を辞めなさい」

 

「無駄なことだ」

 

「吹き飛ばされるがいい!!!!!!」

 

そう、スカリエッティは一人ではない(・・・・・・)

 

「お前ら、意識を統合したん__」

 

「消えるがいい、エボルト」

 

バスターに体重を欠けていた為に、開かれたブラックホールに身体が吸い込まれそうになる。エボルトは武器を犠牲に脱出するつもりだったが、コブラロストスマッシュから伸びてきた毒針に刺されてしまう。

 

「ぐぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

『相棒!?直ぐに解毒してやる!!!!』

 

毒が注入され苦しみ始める純一郎。この世界(・・)に存在しない毒に侵され始め、エボルトは解毒を試みるが自身が知るものよりも遥かに濃度が高かったのだ。

 

「これでお前は終わりだ」

 

「ようやくね」

 

「次は桐生一斗を消さなければ」

 

一度も攻撃をしてこない一斗の方向へと視線を移したコブラロストスマッシュに____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フォートレス・フィニッシュ!』『レッツ・フィニッシュ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砲撃(・・)が降り注いだ。

 

 

_________

 

戦兎は一斗が砲撃を放った瞬間に加速し純一郎の身体を抱えて安全地帯へ移動する。

 

全てはこの攻撃のためだったが、その為に純一郎が犠牲になってしまった。

 

「父さん!」

 

『毒を注入されたが、解毒は可能だ』

 

「どれくらい時間がかかる!?」

 

『完全に毒が回り切るまでだ』

 

「エボルト、父さんを、頼んだぞ」

 

『ああ。あとスカリエッティについてだが______』

 

一時的に開いたゲートから純一郎の身体を転移させ戦兎は直ぐに一斗達の元へと戻る。だが

 

「がはっ」

 

「やはり危険だ」

 

「早急に消すべき」

 

「だが、その力は認めよう」

 

一部の装甲を失っただけのコブラロストスマッシュがグリスの首を片手で絞められていた。

 

「一斗を離せ!!」

 

戦兎はドリルクラッシャーを召喚し突きを放つが左手でドリルを捕まれ攻撃は入らなかった。

 

「...桐生戦兎かぁ、どうだぁ?折角立てた計画が無駄になったのはァ?」

 

「っ、お前、スカリエッティか」

 

その言葉に反応したのかスカリエッティは両腕を強く降る。結果戦兎はドリルクラッシャーを、一斗は自由になる事が出来た。

 

「何を言うかァ....私はァ、NEWスカリエッティだぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

戦兎は先程エボルトから聞かされた事を利用したのだ。スカリエッティの身体にはエボルトと同じ地球外生命体が3体も同時に融合しており、それぞれが個を持っているが、スカリエッティ自身の意識だけは完全に封じることは出来ないのだという事を。

 

「一斗!」

 

「、と、さん...」

 

長い間首を絞められたために呼吸は浅く、戦兎はその容態を確認するために一斗の変身を解除した。

 

「ミカ、一斗を頼む」

 

『了解しました、マスター」

 

ミカを呼び出し直ぐに自身はスカリエッティの元へと急ぐ。ミカはこの時、この場に居なくなった(・・・・・・)人物がいる事に気が付いた。

 

 

______________

 

 

「スカリエッティぃぃ!!!!!!」

 

「だから、私は、NEWスカリエッティだと言っているだろうがぁあああああ!!!!!!」

 

戦兎は投げ捨てられたドリルクラッシャーを拾い上げそれをスカリエッティへと投げた。真っ直ぐ飛ぶドリルクラッシャーはのけぞりながら名乗り続ける。スカリエッティの身体へと突き刺さった。

 

「ごばぁ!?」

 

戦兎はその一撃で怯んだのを見逃さずにベルトのハンドルを回す。

 

『READY GO!』

 

『ハザード・フィニッシュ!』『ラビットラビット・フィニッシュ!』

 

「いっけぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

 

放ったキックは身体をうまく動かせないスカリエッティへと進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやくだ。この瞬間、ジェイル・スカリエッティは消えた」

 

しかし、その一撃は防がれてしまった。スカリエッティから身体のコントロールを完全に剝奪した『ブラッド』によって。

 

「そして、ここまでだ」

 

戦兎のベルトからハザードトリガーを奪い取り、蹴りを入れて吹き飛ばす。

 

変身が解除されたもののラビットラビットアーマーだけが残っており、戦兎は何とか意識を保っていた。

 

 

「君を始末する」

 

「いや、絶対にさせない」

 

 

戦兎へと攻撃をしようとするコブラロストスマッシュの前に、ティーダが立ちはだかった。

 

腰にはビルドドライバーを装着して。

 

「僕は、犯罪者だ。お前の様にエボルトの下につき、目的のためだけに動いてきた」

 

独特なデザインのフルフルボトルを2つに2度折り曲げた。

 

『プライムローグ!』

 

ベルトへと装填しハンドルを回した。

 

『ガブッ!』『ガブッ!』『ガブッ!』『ガブッ!』『ガブッ!』

 

『ARE YOU READY?』

 

周囲に黄金のエングレービングが伸びていき、左右から巨大な鰐の顎が現れる。

 

「変身!」

 

 

 

 

 

 

『大義晩成!』『プライムローグ!』 『ドリャドリャドリャドリャ!』『ドリャー!』

 

エングレービングがティーダを包み込む様に小型ファクトリーが形成され、それを顎が噛み砕く。

 

その姿は普段のローグとは異なり今まであった白いヒビが黄金へと変化し、胸元にはライダーズクレストがあった。更には背中に純白のマントを纏っていた。

 

「僕には救うべき人がいる。守るべき世界がある」

 

プライムローグ(ティーダ・ランスター)は確りと視界にコブラロストスマッシュを捕らえる。

 

 

 

 

「大義の為の、犠牲と成れ!」




次回、『二人のローグ』
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