迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 作:Plusdriver
ごめんなさい、未だに理解できません!!
結局、過去と現在でアナザーライダーを倒せばいい、ということでいいんでしょうか?
まぁいいや。来週は最も大変なことになるし。
...この小説でも再登場させようかな
「何っ!?」
「何故動ける!?」
「バカなっ!?確かに貴様の心臓を止めたはずだ!!」
背中から羽交い締めされたブラッドは慌てふためいた。確実に
「すカリえっティなら気がついてイタダロうさ...私がニンゲンをやめていたことに!!!」
グランディアはスカリエッティに強化を頼んだ金色へと変色した二つのギアの成分を自身に注入していたのだ。
それはハザードレベルを急上昇させ、エボルトしか到達できない『フェイズ』の領域までグランディアを進めた。
マスクは内側から赤く染まり、両腕はブロスの様にギアで包み込まれた
「早くシロ!!長くはモタナイ!!!!」
「っ!、ああ!」
だがしかし、二人共限界を超えた。いや、
「離せ!!!」
「まだ
「目的を果たせていない!!!!」
ブラッドは拘束から抜け出す為に小さなエネルギー弾を背後のマッドローグに向けて放つ。それを交わすことなくグランディアは受け止め続ける。一弾、また一弾とマッドローグは攻撃を受ける。それでも、拘束を緩めることはなかった。
彼は覚悟を決めていたのだ。人間を辞めてまで、自身が死んでも、その目的を果たすと。
「テぃーだっ、ラんすターァ!!!!」
そして、その思いを誰かに託すと。
「う、うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
ティーダはベルトを破壊する勢いでハンドルを回した。痛みが何度も意識を遠のくのを痛みで意識を呼び戻すという荒技でハンドルを回しきった。
『READY GO!』
「大義の為の、犠牲となれぇェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!」
『プライムスクラップ・フィニッシュ!!!!!!!!!!』
両脚にエネルギーをまとわせワニの顎を形成させ、それで嚙み突き、かみ砕き続けた。
「いやだ!嫌だぁああああ!!!!」
「まだ、まだ何も」
「おのれぇええええええ!!!!!!」
マッドローグ
ティーダは吹き飛ばしたブラッドに目もくれずすぐさまグランディアの元へと駆け付ける。
「グランディア!!!」
「ウルさいでスヨ...まったく、ウゴけルなら動いてクダサイ...」
マッドローグの装甲は破壊され、所々肉が見えている。ティーダは直ぐに治癒魔法をかけようとするが、魔法陣を上手く展開することが出来なかった。
「なんでだよ!」
理由は簡単だった。今ティーダの身体を動かしているのはティーダ自身ではない。全てバックアップへと回ったJIMのおかげだったのだ。今治癒魔法を使った場合、グランディアだけでなくティーダにも危機が訪れる事になりかねないのだ。
「きみニ、頼みガアリマス...私の代わりに______」
「ああ、分かった!でも、それは貴方がやらなくては意味がn」
「「「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
ティーダが言葉をつなげようとした所で、倒れていたブラッドが立ち上がろうともがき始めていた。その様子は
その声を聞いたグランディアは、ベルトからギアを取り外す。
「コレヲ...ヤツに撃ち込んで...」
「.....撃ち込めば、いいんですね」
グランディアから
『ギアリモコン』
「これで終わりだ、スカリエッティ」
ギアをセットし、狙いを定めてトリガーを引いた。
ブラッドは音もなく消滅した。グランディアが拘束時に流し込んでいたギアエンジンの成分とティーダが撃ち込んだギアリモコンの成分によって
その様子は何処かあっけなく、ティーダは
「必ず貴方の願いを、叶えて見せます」
グランディアが横たわっていた場所に血痕はなく、少しずつ粒子へと姿を変えるもう一つのギアをセットしたままのエボルドライバーのみが残っていた。
ブラッド編、完結!
しかし、グランディアは最後にティーダに自身の目的を伝えた。
それを知った戦兎達。そして動き出した。
次回、『ラブ&ピースの世界へ』
いつだって、この世界は等価交換を望む。
世界を変えるためにも、その代償は変わらない。