迷い込んだのはリリカルな世界 By Build   作:Plusdriver

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遂に最終決戦!

彼らを見届けて下さい!

あと活動報告にて
今後について話しています。


71.ビルドが創る明日 前編

静かに砂が踏みしめられる。波の音が響く中で向かい合った二人は武器を構えた。

 

「うおぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

 

戦兎の攻撃から始まった戦いはエボルトが優勢のまま進んでいく。

 

「どうしたどうした!!お前の力はそんなものか!?」

 

「黙ってろ!」

 

バスターを振り回すツインフェニックスを楽々停めてしまうエボルト。手首を捻らせることで武器を落とさせた後、そのまま開いた腹部へ向けて蹴りを放つ。

 

「がっ!」

 

「お前がそんなんじゃ万丈は無駄死にだな」

 

「っ」

 

海岸で転がり変身が解除された戦兎は砂を握り締めた。

 

「お前が、龍斗を語るなぁああああ!!!!」

 

「威勢がいいのは好きだが、今のままじゃ俺は倒せないぞ」

 

戦兎は理解していた。今の自分では勝てないと。立ち上がりながら戦兎はあるものを取り出し起動させようとする。

 

「っ!?何で起動しない!?完璧に仕上げたはず...」

 

「ハァ...心底がっかりだ。消えろ」

 

『コブラ』

 

エボルトはコブラボトルをトランスチームガンにセットし戦兎へと狙いを定める。

 

「チャオ」

 

『スチームアタック!』『コブラ』

 

戦兎は逃げることもせず、只々近づいてくる弾丸とコブラを見ている事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『グレイシャル・ナックル!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それをグリス(一斗)が受け止めるまでは。

 

 

 

「か、一斗」

 

「何やってるの、父さん」

 

「俺は、もう...」

 

 

諦めた戦兎を見ていた一斗は左手で戦兎の頬を叩いた。それに戦兎は驚いた。

 

 

「俺が、俺達が憧れた桐生戦兎(父さん)は、誰かのために戦ってきたんだ!!!今の父さんは、一体誰の為に戦っているの?」

 

「!」

 

そう言って一斗は戦兎を立ち上がらせるとエボルトへと向き合った。

 

「父さんが戦えないなら、俺がエボルトを倒す」

 

「お前とは久しぶりに闘うな」

 

戦兎はグリスとエボルの戦いを見ていた。

いつだってどこだって、今の今まで何をしてきたのか。

戦兎は理解できた。設計上だけで出来上がった力を誰かのために使えるわけがないのだから。

 

 

「...最悪だ」

 

だからこそ、父さん(純一郎)を助けるために、世界を救うために

 

「まさか自分の息子に気づかされちゃうなんてな。」

 

戦兎は、ジーニアスフルボトル(・・・・・・・・・・)を起動させた。

 

 

『グレイト!』『オールイェイ!』

 

 

 

 

「さぁ、実験を始めようか?」

 

『ジーニアス』

 

今まで出会ってきた人達を思い出しながらハンドルを回す。展開していくジーニアスライドビルダーは戦兎の身体を少し上げ、その周りに60本ものエンプティボトルが運ばれてくる。

 

 

 

 

「変身!」

 

 

 

 

『完全無欠のボトルヤロー!』

 

 

全身を白いスーツで覆われ

 

 

『ビルドジーニアス!』

 

 

全身にボトルを複数装着した仮面ライダー

 

 

『スゲーイ!』『モノスゲーイ!』

 

 

 

 

「自分の為じゃない、いつだって誰かのために闘うんだ。その為にこの力を使う」

 

 

 

 

ここに、我らが仮面ライダービルド(桐生戦兎)は復活した。




投稿が遅れた理由は
活動報告にて


いやはや、最後の投稿から早いものですね。

また時間を見つけたら書きますね。


______

ズルい、ディケイドアーマーカッコイイ(時すでに遅し

ウォズ、君は何者なんだ?

それでいてここからストーリーをどうするつもりなんだ?

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